若い頃深夜何気なくTVをつけたらガールフレンドが歌を歌っててびっくりした。結局他人の空似だったんだけれど、それが「サルトルで眠れない」を歌ってた早瀬優香子さんだった。それ以来何十年たっても彼女はどこかその時の現実と思い込みの不思議な端境を思い出させてくれる。なんとなく新宿のタワレコで懐かしくて、ちょっと早いけれど自分へのクリスマスプレゼントに買った一枚。
思春期の一時期、一人の著者の著作を延々読んでいるとなんだかその内容が頭に入るというよりもむしろ肉体化される感覚が濃厚になって、それがその後の人の振舞いに大きな影響を与えるような気がする。それがぼくにとって大江健三郎とサルトル。早瀬優香子「サルトルで眠れない」はそんな意味でも忘れがたかったりする。
思春期の一時期、一人の著者の著作を延々読んでいるとなんだかその内容が頭に入るというよりもむしろ肉体化される感覚が濃厚になって、それがその後の人の振舞いに大きな影響を与えるような気がする。それがぼくにとって大江健三郎とサルトル。早瀬優香子「サルトルで眠れない」はそんな意味でも忘れがたかったりする。
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