Date: 7 FEB 2009
Pitch: Japanese Association
Weather: Fair
Line-up:
GK:クニミ DF: ウエ・カトウ・カズトモ(助っ人)・スズ MF: サトウ・タカ(助っ人)・ケンタロウ・ヨシ・ユウキ FW: ショージ(助っ人)
サブ:シゲ・ヤス・タカハシ・アンディ・ワカ・トオヤマ・ナカガワ
Game Report: ハマダ (怪我にて観戦)
Final Score: 3-5
前半
2009年に入り勝ち点がない。元Sリーガー2名を含む助っ人3名をスタメンに並べて勝ち星を狙ったFC NIPPONだったが、試合開始数分のところでSWISSのサイドからのクロスから頭で合わされて先制を許してしまう。その後もボール支配率では上回るものの、決定機を作れないまま、SWISSのシンプルなクロスからの攻撃に三度頭で合わされ、前半のうちに4失点。
後半
後半早々から、フォーメーションを4-4-2に変更、シゲ、ワカ、アンディ、ヤス、タカハシと交代カードを切り、流れを変えようとするFC NIPPON。圧巻は、怪我から復帰のヤス。絶妙のタイミングで裏に抜けるプレーを続け約20分の間にハットトリックを達成、スコアも1点差まで詰め寄る。その後も、シゲ・ヤス両名の裏にいいボールが配給され、惜しい場面を迎えるもののあと1点がとれず、終了間際に逆に1点を追加されたところで、タイムアップ。
総評:
ディフェンスについては、これまでもチーム内で繰り返されて来た通り、カバーリングの意識が圧倒的に足りない事が顕著だったと思います。失点のシーンでもありましたが、サイドバックがかわされた後のセンターバック(あるいはボランチ)のカバーリング、DFラインからのハイボールやセンタリングに一人が競った後ろのカバーリング等。特に最終ラインはカバーがないと思うと、どうしても相手との距離があきすぎてしまい、相手は自由な状態で次のプレーに移る事が出来る、そして全てが後手後手に。一例ですが、この日で言えば、スズ、ワカ、ウエさんの鋭い読みとタイミングのいいインターセプトを最大限に活かす為に、サイドバックが思い切ってボールサイドに勝負出来る状況(精神状態)を作ってあげないといけない。サイドバックが「相手の前」で勝負出来る為には、センターバックとボランチのカバーの意識が不可欠なはず。これはセンターラインでも同じ事で、特にハイボールに思い切って競りに行く為には、万が一自分を越えても、後ろで誰かが拾ってくれる確信が必要です。個人的な見解ですが、FC NIPPONの失点パターンの8割は、カバーが足りない事に起因するのではないでしょうか?あくまでも、一つの案ですが、カバーの役割をはっきりさせる為にもスイーパーをおいてみるというのも手かと思います。
攻撃については、前半は、前節同様、ボール支配率では相手を上回っていたものの相手から見て怖い場面はほとんど作れていなかった気がします。一言で言うと、「縦への動きがない」という事でしょうか。パスでもドリブルでも縦に勝負する場面が少なく、ハーフタイムにヤスも言っていた通り、「ここで行こう」というタイミングを皆が見出せないでいる様に見えました。ゆーきのドリブルやマサヤからのスルーパス等、チームとして意識を合わせやすい(「読める」)確度の高いプレーがFC NIPPONにはあります。ロングボールを多用してくる相手に合わせない為にも縦に急ぎすぎたくない事もありますが、平行のパス3本に対して1回くらいのペースで縦に勝負するプレーを絡めていくべきでは。一転して、後半は、ヤスとシゲが入った事で、上記の縦へのスピード感が圧倒的に増したと思います。ヤスの3点と幻の4点目は全て縦の動きから裏に抜けての得点だったかと。もちろん新しく入った二人の持ち味が出された事に間違いはないのですが、フォーメーションを4-4-2に変更した事が功を奏した様に見えました。何でもフォーメーションに起因させるのは良くないとは思うのですが、外から見ていて感じた事は、前半に比べて、中盤より前にスペースが出来て「動きやすそう」だった事があります。後半でより疲れているにも関わらず。前半はヨシとユーキの二人が両サイドに張る場面が多く、折角ボールが収まる二人にあまりボールが渡らない時間が長かった様に思えます。私見ですが、攻撃的な中盤に3名が横に並ぶ形だと、どうしてもプレーヤー同士が入れ替わる場面が少なく、ボールは動くが、人が動かないサッカーになりがちなのかと。繰り返しになりますが、フォーメーション如何に関わらず、流動的にスペースを作る動きは必須だとは思うのですが、チーム意識が自然と統一されるまで、上記のスイーパー議論同様、「分かりやすい」フォーメーションで臨むのもいいのかもしれません。
Pitch: Japanese Association
Weather: Fair
Line-up:
GK:クニミ DF: ウエ・カトウ・カズトモ(助っ人)・スズ MF: サトウ・タカ(助っ人)・ケンタロウ・ヨシ・ユウキ FW: ショージ(助っ人)
サブ:シゲ・ヤス・タカハシ・アンディ・ワカ・トオヤマ・ナカガワ
Game Report: ハマダ (怪我にて観戦)
Final Score: 3-5
前半
2009年に入り勝ち点がない。元Sリーガー2名を含む助っ人3名をスタメンに並べて勝ち星を狙ったFC NIPPONだったが、試合開始数分のところでSWISSのサイドからのクロスから頭で合わされて先制を許してしまう。その後もボール支配率では上回るものの、決定機を作れないまま、SWISSのシンプルなクロスからの攻撃に三度頭で合わされ、前半のうちに4失点。
後半
後半早々から、フォーメーションを4-4-2に変更、シゲ、ワカ、アンディ、ヤス、タカハシと交代カードを切り、流れを変えようとするFC NIPPON。圧巻は、怪我から復帰のヤス。絶妙のタイミングで裏に抜けるプレーを続け約20分の間にハットトリックを達成、スコアも1点差まで詰め寄る。その後も、シゲ・ヤス両名の裏にいいボールが配給され、惜しい場面を迎えるもののあと1点がとれず、終了間際に逆に1点を追加されたところで、タイムアップ。
総評:
ディフェンスについては、これまでもチーム内で繰り返されて来た通り、カバーリングの意識が圧倒的に足りない事が顕著だったと思います。失点のシーンでもありましたが、サイドバックがかわされた後のセンターバック(あるいはボランチ)のカバーリング、DFラインからのハイボールやセンタリングに一人が競った後ろのカバーリング等。特に最終ラインはカバーがないと思うと、どうしても相手との距離があきすぎてしまい、相手は自由な状態で次のプレーに移る事が出来る、そして全てが後手後手に。一例ですが、この日で言えば、スズ、ワカ、ウエさんの鋭い読みとタイミングのいいインターセプトを最大限に活かす為に、サイドバックが思い切ってボールサイドに勝負出来る状況(精神状態)を作ってあげないといけない。サイドバックが「相手の前」で勝負出来る為には、センターバックとボランチのカバーの意識が不可欠なはず。これはセンターラインでも同じ事で、特にハイボールに思い切って競りに行く為には、万が一自分を越えても、後ろで誰かが拾ってくれる確信が必要です。個人的な見解ですが、FC NIPPONの失点パターンの8割は、カバーが足りない事に起因するのではないでしょうか?あくまでも、一つの案ですが、カバーの役割をはっきりさせる為にもスイーパーをおいてみるというのも手かと思います。
攻撃については、前半は、前節同様、ボール支配率では相手を上回っていたものの相手から見て怖い場面はほとんど作れていなかった気がします。一言で言うと、「縦への動きがない」という事でしょうか。パスでもドリブルでも縦に勝負する場面が少なく、ハーフタイムにヤスも言っていた通り、「ここで行こう」というタイミングを皆が見出せないでいる様に見えました。ゆーきのドリブルやマサヤからのスルーパス等、チームとして意識を合わせやすい(「読める」)確度の高いプレーがFC NIPPONにはあります。ロングボールを多用してくる相手に合わせない為にも縦に急ぎすぎたくない事もありますが、平行のパス3本に対して1回くらいのペースで縦に勝負するプレーを絡めていくべきでは。一転して、後半は、ヤスとシゲが入った事で、上記の縦へのスピード感が圧倒的に増したと思います。ヤスの3点と幻の4点目は全て縦の動きから裏に抜けての得点だったかと。もちろん新しく入った二人の持ち味が出された事に間違いはないのですが、フォーメーションを4-4-2に変更した事が功を奏した様に見えました。何でもフォーメーションに起因させるのは良くないとは思うのですが、外から見ていて感じた事は、前半に比べて、中盤より前にスペースが出来て「動きやすそう」だった事があります。後半でより疲れているにも関わらず。前半はヨシとユーキの二人が両サイドに張る場面が多く、折角ボールが収まる二人にあまりボールが渡らない時間が長かった様に思えます。私見ですが、攻撃的な中盤に3名が横に並ぶ形だと、どうしてもプレーヤー同士が入れ替わる場面が少なく、ボールは動くが、人が動かないサッカーになりがちなのかと。繰り返しになりますが、フォーメーション如何に関わらず、流動的にスペースを作る動きは必須だとは思うのですが、チーム意識が自然と統一されるまで、上記のスイーパー議論同様、「分かりやすい」フォーメーションで臨むのもいいのかもしれません。