ジャズとボサノヴァの日々

Days of Jazz and Bossa Nova

Mas Que Nada performed by Jorge Ben, Sérgio Mendes and Gilberto Gil

2015-02-14 20:00:00 | Mas Que Nada
Mas Que Nadaは作曲者であるジョルジュ・ベンJorge Benによるフォーキーかつファンキーなオリジナル曲と、アメリカ市場を意識してスイング感を前面に押し出したセルジオ・メンデスSérgio Mendesによるアレンジ曲の二通りの楽しみ方が出来る傑作であり、この曲をカバーするアーティストもフォーキーか、スインギー(ダンサブルと言っても良い)のいずれかのアレンジでこの名作の素晴らしさを世に伝えてきたと思う。




この曲が世に出て50年以上経った今でも誰かがレコーディングしているはずだ。そして私は見知らぬアーティストの手になるMas Que Nadaにめぐり合えると、果たしてカバーしたアーティストはジョルジュとセルジオのどちらの曲調を踏襲したのだろう、と胸が高鳴ってしまうのだ。

今日紹介する映像は1970年代後期にジョルジュ・ベンとセルジオ・メンデスがテレビ番組でMas Que Nadaを競演したもので、世界的に人気の高いジルベルト・ジルGilberto Gilもギターとコーラスで参加している。

きっとこの番組を制作したテレビ局のプロデューサーもオリジネーターとアレンジャーを競演させたらどうなるか、ワクワクしながらキャスティングしたのではなかろうか。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする