日本人の良さといえば
まじめさ、正確さ、親切心、おもてなし、和、奥ゆかしさ、ひたむきな努力、調和的、他文化共生、やり方がわかれば飲み込みが早い、器用、工夫 etc・・・
いろいろとあるのではないでしょうか。
私はこうした日本人の良さに加えて、弱点だと思う
多様性・柔軟性・論理的思考・思考停止
などの状況が改善されると鬼に金棒だと思っています。
キーは間違いなく教育だと思います。 . . . 本文を読む
例えばメール。
元はといえば、電話のように仕事を中断されず、いつでも気が向いた時間(あるいは仕事の空き時間)に返信することで、作業が効率化したり、仕事をする各自のペースでじっくり読んで返信することで正確性・言った言わないを明確にできるといったメリットがあったはずです。
しかし、何十、何百というメールを一日にこなすことになると、それはもはやデメリットの方が多くなってしまいます。
さらにメール処理が . . . 本文を読む
例えば、いまヒトという種族は原発400基や遺伝子操作などで地球環境に多大な影響を及ぼしています。このままいくと自滅する道をまっしぐらなのかもしれません。これは”ヒト”にとっても”他の生物”にとっても、単純に考えて良くないことと言えるでしょう。しかしながら、これをシステムとしてもっと全体俯瞰して捉えてしまうと”ヒトが自滅して消える”ことそのものが、将来の地球の生態系にとっては善ともいえてしまう。そう . . . 本文を読む
前回、「なぜ大学生は(昔より)失敗をおそれるのか?」の逆バージョンを考えてみました。
システムのループ図は、ふつう現状分析に使われますが、望ましい未来をイメージした仮想・仮定の話になります。
「もし失敗が許される教育が行われたら?・・・」を考えてみました。
人は、生まれながらにして高い能力を持っており、最良の学び方を手に入れれば、そして寛容な教育環境があれば、今よりもっと大きな望ましい未来が待 . . . 本文を読む
10/28 横浜国立大学教育人間科学部において、「今の大学・大学生を考える」というテーマで、システム思考ワークショップを行いました。
システム思考では、複雑な問題を全体のシステムとして俯瞰することが特徴です。
ワークショップでは、今の大学・大学生について、うまくいっていること、いっていないことを各自で付箋に書いてもらい、グループで共有。発表してもらいました。
そして、その発表の中で、私が耳を傾け . . . 本文を読む
新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくおねがいいたします。
私としては、2010年は、さまざまな勉強会・セミナーに出席した年でした。
社会は年々複雑化し、解決すべき問題も高度になってきている気がします。
一方で、では、不幸まっしぐらかというと、生活は豊かになり、様々な情報が手に入りやすくなったり、問題が浮き彫りにされる構造は進んできており、それぞれの人が本当にやりたいことを正直な気 . . . 本文を読む
大人としてふるまうとき、そこには社会の常識やけじめ、礼儀作法や先方への配慮、「こう考えてこう行動すべき」といった固定観念などがついついつきまとってきます。もちろん、こうしたことが悪いものといっているわけではなく、大人が大人としての常識人として行動するときには当然必要になってくるものであることでしょう。
しかし、その一方で常識にとらわれず、興味本位で探求したり、大胆に行動するという点では後退してい . . . 本文を読む
昔、学校の先生に、「努力すれば必ず夢はかなう」「時間をかけるほど成果が出る」などという発破をかけられたものですが・・・・ そのへんを今日はちょっと考えてみたいと思います。
「努力すれば必ず夢はかなう」というのは、精神論としては支持しないわけではないのですが、本当ではありませんよね。現実に誰もが一位は取れないし、オリンピックの金メダリストにはなれませんから。ただ、努力する姿勢がなければ、どこにもい . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。年末をいかがお過ごしでしょうか?
年末というと、アメ横のような繁華街をのぞいて、ちょっとひっそりした感じがしますよね。特に大晦日ともなると。個人商店はお休みのところも多くなり、帰省で田舎に帰られた人で都会は少しひっそりしてきますよね。
この静寂感が結構好きだったりするのですが、一年をゆっくり振り返るには、ちょうどよい感じです。今年は政権が実際に変わりました。身近でいうと、 . . . 本文を読む
最近、ファシリテーションに関する考え方(マインド)、技術(スキル)の書物を読んでいます。
未来型の授業デザインを考えるときに、このファシリテーションという考え方ははずせないなという気になってきています。これは、コーチングとも共通していますが、集団知、共有知の中からクリエイティブな何かを引き出しドライブしていく力があります。
単に暗記していたらいいとか、正解を知っていて答えられればいいという . . . 本文を読む
小さい頃に何かに夢中になった経験はありますか?
何かをつくるのにとても一生懸命な時期だったり、とにかく徹底的に収集しないと気がすまないとか、○○博士と友達に言われるくらいにある分野のことが詳しかったり・・・
こうした「好きになる」感性というものが、学びに与える影響は実は大きいのではないか そんな気がしています。 例えば、勉強がそつなくできる児童・生徒はいますが、その学問に惚れ込み、テストと . . . 本文を読む
勉強は苦痛でつまらないといった観念が大人も子供も多い国、日本。
PISA調査の学習に関するアンケート項目などにおいても、日本の子供達の勉強意欲や勉強時間の少なさが際だっていることが問題視されています。
このことに関しては、以下のような議論があります。
「教師がもっと面白いことを行い、生徒の興味をひきつけるような授業をすれば、もっと生徒も勉強をするようになるのではないか?」
この指摘はある面当た . . . 本文を読む
教育の未来構想ブレーンストーミングのうち、科学との連携についてのお話です。
ここでは、以下のブランチを記しました。
○発達心理学
○脳科学
○身体の発達・運動・栄養
現在は、何学年で何を教えるかというようなことがかなり細かく国の学習指導要領がさだめています。それに忠実に教科書会社や現場で教えるという慣習があります。
しかし、学問体系が非常に複雑高度化し、知るべき内容も多岐になってきましたし、そ . . . 本文を読む
北京オリンピックが終わり、金メダルをとった一流のアスリートをみてみると、何か共通した要素があるのではないかと思えてきました。
それは、結果はあとからついてくるものであって、あくまで自分のプレーにこだわることができるかというもの。今回のオリンピックではないですが、印象的だったのはフィギアスケートの荒川静香選手。他の選手の演技には目もくれず、自分の番が来るまで音楽を聴きながら、頭の中で滑りをイメー . . . 本文を読む
景気回復の策として兆円オーダーの補正予算が検討されているようです。兆というと、もはや”補正”という枠組みではなく本予算と同等に扱うべきものと思うのですが・・・
さて、予算の使い方で、今、実質的な国際競争力が高いと言われている北欧諸国が取った政策はまず教育に力をいれて大規模な予算投入をしたということです。雇用問題が深刻な場面において、付け焼き刃的な発想ではなく、長期的視点に立って、これからを担う . . . 本文を読む