教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

未来の教育とは

2024-10-07 | 教育事情(国内・脳科学・心理)
昨夜は、フォレスト大楽の公開トークセッションが行われました。テーマは、『教育の未来を考える』でした。当ブログでも、このてのテーマについては、何度か投稿していますが、ここでも再び解説したいと思います。教育の未来について語られるとき、現状の問題点の分析や制度改革、政策などがテーマになることが多いのですが、制度・政策について語る前に哲学が必要だと思っています。それは、『学びの主役』と『本人を取り巻く環境 . . . 本文を読む

麹町中学校の変革

2018-10-16 | 教育事情(国内・脳科学・心理)
千代田区立麹町中学校の数々の変革については、工藤校長の記事がいろいろと出てきています。こちらの記事にシリーズで連載が掲載されています。▼連載『公立中学が挑む教育改革』(ウェッジ)   学校改革というと、民間校長によるものとか、私立学校が特徴として打ち出すといったものが多い中、久々に、公立の中学がその権限の範囲でできることを進めているというところにも特徴があります。詳細については上記リ . . . 本文を読む

教員研修見直しの必要性

2015-04-08 | 教育事情(国内・脳科学・心理)
2015年4月7日のニュースで、以下のような記事がありました。 首相 研修見直し教員の指導力向上を(NHKニュース) **** ここから引用 *************** 安倍総理大臣は政府の教育再生実行会議で、将来、社会の大きな変化が予想されるなか、子どもたちが主体的に課題を見つけ解決に導く力を身につけるためには、研修の内容を見直すなどして教員の指導力を向上させることが必要だという認識を示 . . . 本文を読む

探求学舎 宝槻氏が考える学びのモチベーションとは

2014-11-26 | 教育事情(国内・脳科学・心理)
高校生と社会人が授業を考えるワークショップに参加してきました。 このとき、ゲストとして話をしてくださったのが、探求学舎という私塾をされている宝槻泰伸さんでした。 宝槻さんは、最近の著書”強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話”を出版し、大学入学までのエピソードや人生観を語っています。 さて、ゲストスピーチでは、実際に探求学舎で行っているような授業スタイルで、参加 . . . 本文を読む

新学習指導要領にアクティブラーニングか・・・

2014-11-12 | 教育事情(国内・脳科学・心理)
本日のNHKニュースによると、学習指導要領改訂で「アクティブラーニング」に関して、下村文部科学大臣は来週、全面的な改訂を中教審=中央教育審議会に諮問する方針で、「アクティブ・ラーニング」と呼ばれる新たな学習方法や評価の在り方についても検討を求めることが分かりました。 生徒の主体的・能動的な学びは、これからの日本でますます必要な学習方法であり、その象徴とも言えるアクティブラーニングが指導要領の文言 . . . 本文を読む

iPad生みの親、ジョブズ氏が子供にiPadを与えない記事が波紋

2014-09-19 | 教育事情(国内・脳科学・心理)
iPadやiPhoneの生みの親、故スティーブ・ジョブズ氏が、子供たちにこうした製品の使用を制限していたという記事が話題になっています。 記事はこちらになります ⇒ 中高生のためのシンガポール短期留学 参照元の英文記事はこちらです ⇒  Steve Jobs Didn’t Let His Kids Use iPhones Or iPads: Here’s Why この記事では、以下のような記 . . . 本文を読む

NVC(非暴力コミュニケーション) 観察編

2014-07-18 | 教育事情(国内・脳科学・心理)
どんぐり教員セミナーの動画本数も100本に迫ろうとしています。 現在、共感教育の一環として、NVC(非暴力コミュニケーション)を取り上げています。 まだまだ世界で紛争が絶えない状況ですが、このNVCでは新しいコミュニケーション、相手への共感や信頼をベースにしたコミュニケーションを推奨しています。 今回は、その4つのステップ(観察、感情、必要としていること、要求)のうちの、最初の観察について述 . . . 本文を読む

これからの教員の仕事

2014-06-02 | 教育事情(国内・脳科学・心理)
アクティブラーニングや反転授業といった言葉が、”ようやく”新聞やテレビで大きく取り上げられるようになってきました。 このような授業を展開する場合、21世紀型スキルと関連して、教員の仕事は多様な能力が必要とされてきています。 従来のように教える(情報伝達)スキルだけではない、監督責任者・マネージャー・コーチ・メンター・カウンセラー・ファシリテーター・トレーナー・そしてティーチャー(知識伝達者として . . . 本文を読む

未来教育会議に参加

2014-05-26 | 教育事情(国内・脳科学・心理)
5月23日、未来教育会議の第2回のワークショップに参加してきました。 この教育未来会議とは何か。webサイトから・・・ 「未来の社会、未来の人、未来の教育のあり方を 多様なマルチステークホルダーで共に考え、 共に豊かな現実を創造していくためのプロジェクトです。 急速にパラダイムシフトする社会の中では、 「教育のあり方」と「社会のあり方」を同時に進化させることが大事です。 私たちが創る . . . 本文を読む

袖ヶ浦高校情報コミュニケーション科訪問

2014-01-27 | 教育事情(国内・脳科学・心理)
2014年1月24日 袖ヶ浦高校情報コミュニケーション科の公開授業に参加してきました。 当校は、iPadを使ったICT教育が高く評価され、2013年度の日本e-learning大賞を受賞しています。 〇内容としては、  ・校長先生の挨拶と情報コミュニケーション設立経緯や概要  ・公開授業(情報コミュニケーション 1年生)  ・永野先生(学科長)から、情報コミュニケーション科のICT利用について . . . 本文を読む

求められている、エバンジェリスト型教師

2014-01-21 | 教育事情(国内・脳科学・心理)
年々、複雑で量も多くなる教育コンテンツ。これをうまく伝える教育のエバンジェリスト的教師が求められているのだと思います。 大学受験などでは、物理や数学の公式も、最終形の美しい形を覚えているかどうかより、何が問題の本質で、どういうアプローチをするとその公式が出てくるかが重要です。たとえば、生徒に、「結局、微分するっていうのはどういうこと?」とたずねて、「えっとX^2乗の微分は2Xです」という答えを機 . . . 本文を読む

反転授業・MOOCsは役立つかという議論について

2014-01-15 | 教育事情(国内・脳科学・心理)
反転授業にしても、MOOCsにしても、学び手のニーズならびに、学びを提供する側のデザインが何か、意図が何かということなのでしょうね。 学習効率や面白さといったものもファクターなのでしょうが、誰が何を意図してどう使うかを、直面した個人が考える時代ということは確実に言えると思います。だから、そこからどう選択していくかということ・・・ 一刀両断で切り捨てるのは、もったいないと思っています。 また、ひと . . . 本文を読む

iPadと反転授業の導入レポート ~12/16近畿大学付属高校ICTオープンスクール~

2013-12-18 | 教育事情(国内・脳科学・心理)
2013年12月16日。 近畿大学付属高校ICTオープンスクールに参加してきました。 今回のオープンスクールの主な日程は、 10:45-11:25 公開授業Ⅰ(数学、英語、総合学習)、業者ブース(サイバーキャンパス、wifi関連、電子黒板による教材作成) 11:40-12:20 公開授業Ⅱ(英語、現代社会、生物)、業者ブース(〃) 13:10-14:30 全体会(タブレット導入までの経緯や準備 . . . 本文を読む

なぜ塾は必要とされ続けているのか?

2013-10-28 | 教育事情(国内・脳科学・心理)
学びのイノベーションフォーラムへ向けてのプレミーティングが10/22に政策大学院大学で行われました。 その際、教育全体をシステムとしてとらえて問題を解決していこうというシステム思考、およびシステム思考で使うツールであるシステム図のレクチャーをさせていただきました。 前半は、個人ワークで、システム図の描き方演習を行いました。 後半ではグループワークにし、教育に関する問題提起を各グループ(4~5人 . . . 本文を読む

学校と地域の連携はなぜ進まないのか(システム図)

2013-10-28 | 教育事情(国内・脳科学・心理)
学びのイノベーションフォーラムへ向けてのプレミーティングが10/22に政策大学院大学で行われました。 その際、教育全体をシステムとしてとらえて問題を解決していこうというシステム思考、およびシステム思考で使うツールであるシステム図のレクチャーをさせていただきました。 前半は、個人ワークで、システム図の描き方演習を行いました。 後半ではグループワークにし、教育に関する問題提起を各グループ(4~5人 . . . 本文を読む