ピアニスト藤木明美のブログ No.2

異色のピアニスト藤木明美が、音楽を通しての日々を綴ります。

堤俊作先生 お別れの会

2013-11-28 12:58:03 | コンサート


昨日、9月に難病で亡くなられた指揮者「堤俊作」先生(享年66歳)のお別れの会(紀尾井ホール)に行ってきました。
私はかつて鹿児島大学オーケストラでバイオリンを弾いていました。
私が大学1年のとき、ジュネーブ国際コンクールで最高位を獲得なさった堤先生を、
鹿大オーケストラが招き、19歳の私は、初めて一流のプロの指揮者の指導を受け、強烈な衝撃を受けました。
ピアノの世界しか知らなかった私。
ピアノの勉強では体得できない、交響曲の根幹(作曲家、楽譜の解釈・構成等)、
そして何より気迫と集中力を知り、世界が一変したのを覚えています。
それが、今の私の音楽の基礎になっていることは言うまでもありません。
卒業後も、俊友会オケで皇太子殿下とステージでご一緒させて頂きました。

一番印象に残っているのは、ベートベンの解釈。
ベートーベンにおいては、交互に繰り返されるf(フォルテ)とp(ピアノ)、
それは常にsubito(突然に)であること。ベートベンの8分音符の長さ。等々・・
これらの特徴を完璧に演奏しなければベートーベンにならない。
裏を返せば、これらを守りさえすればベートベンの音楽になる。
この解釈は、当時の私には衝撃でした。

楽譜に忠実な解釈が作り出す、完全な音楽。
至極当たり前のことだけど、完璧にしなければ完全な音楽にはならない。
その厳しさ。妥協は存在しない。そして完全になったときの美しさ。その意味。
その他、沢山のことを身体に染み込ませて頂きました。

演奏会後、九州から駆けつけたOB達と何十年ぶりかで集まりました。
指揮者「下野竜也」さんも同席して、先生に献杯しました。
大学の頃、先生と打ち上げで盛り上がったときのように。
心から哀悼の意を表します。長年のご指導ありがとうございました。

黒色すみれ

2013-11-27 12:42:06 | コンサート
「黒色すみれ」って?という方に、プチ解説です。
黒色すみれは、アリス・イン・ワンダーランドでお馴染みの映画監督「ティム・バートン」が彼女達の大ファンということで有名になりました。ゴシック・ローリータファッションと 大正ロマン風のオリジナル曲で独自の世界を作り出してるユニットです。国内よりむしろ海外の方がで熱狂的で、フランスでは6000人の観衆を魅了。

で、私の今回のヘアースタイルは、ティムバートンの「シザーハンズ」風?です^^ さらに「関定子」先生も、数ある被り物(黒色すみれが用意してくれた)の中から、一番ど派手なものをチョイス!とってもお気に入りのご様子。ナント 頭の上に金文字の『HAPPY』が載ってます!



巨匠関定子&黒色すみれ&藤木明美 新ユニット・ライブ

2013-11-24 22:36:10 | コンサート
昨日の渋谷サラヴァでのライブ写真です。

クラシック会の巨匠、関定子先生、ゴスロリ会のプリンセス黒色すみれ、
そして私藤木明美の超レアなライブでした。

関定子先生のエンターテイナーぶりは圧巻!

「愛の賛歌」で登場して観客の心を完全に掴み、
後半は段ボールギターを持って「オッス!」とバタやんの歌で登場。
会場は騒然?から爆笑の渦へ!
笑わせて泣かせて感動させる、ただ者ではない師匠巨匠関定子氏!

黒色すみれとのコラボも見事。
最後はお祭りマンボで、会場は大変な盛り上がりで幕となりました。
この新ユニットに参加させて頂いた私はなんて幸せなんでしょう。

ご来場の皆様ありがとうございました。
他にないユニットだと、第2弾のご要望をたくさん頂いてます。
見逃した方々、次回をお楽しみに!

なお、黒色すみれは、12月14日(土)18:00フジテレビ「ミュージックフェア」に出演します。
お見逃しなく!





関定子・黒色すみれ ライブのお知らせ

2013-11-17 15:07:04 | コンサート
日本を代表するクラシック声楽家、「関定子」先生と
ゴシックロリータ(ゴスロリ)の「黒色すみれ」と
藤木明美で、異色ライブをやります。

ちょっとビックリなレアなライブです。
どういう繋がり?!と思われると思いますが、
黒色すみれの佐藤由佳さんは、関定子先生の弟子なんです。
彼女は、クラシックの歌手としても実力があります。

今回、弟子のライブに師匠が特別出演。
師弟コラボが実現します。

私は伴奏ですが、ソロ曲(リベルタンゴ)も弾きます。

お時間ある方は、是非レアなライブに足をお運びください!
どんな盛り上がりをするか、私もとっても楽しみです!

詳しくは、こちら