昨日、下野竜也指揮、読売交響楽団の演奏会に行きました。
下野竜也氏は(恐れ多いのですが)私の母校鹿児島大学オーケストラの後輩にあたります。
大学での楽器専攻はトランペット。彼の指揮法の最初の師匠は石井教授、私のバイオリンの師匠でもあります。
彼の音楽は宇宙の完璧な秩序を基盤にしていて、圧倒的な求心力を持っていました。
最初の曲から、心掴まれました。最後のブラームス1番4楽章では、
楽団員、観客のひとりひとりがグイグイグイと引き込まれ、最後の一音ではもう
会場が一体になっていました!
生きていると、こんな日があるんだ!なんて素晴らしい!と思わせてくれました。
「楽譜に忠実に」が下野氏のセオリーですが、結果としては下野竜也の体を通して出てきた音楽は、
彼の中の宇宙そのものでした。
演奏終了後、楽屋を訪ねました。
初対面でしたが、大学オケのOBだと言うと「どうぞ」と中に入れて
後輩として?気さくにお話してくださいました。
ステージでも、自分はセンターに出ず、観客からの拍手を全て団員やソリストにもらう。
その謙虚さは、彼ならではの誠実さです。誰も真似ができない自然な振る舞い。
その精神性が壮大な音楽を溢れ出す源なのだと思いました。
まさに小さな巨人でした。
http://yomikyo.or.jp/cat8/#news-topics-1746
下野竜也氏は(恐れ多いのですが)私の母校鹿児島大学オーケストラの後輩にあたります。
大学での楽器専攻はトランペット。彼の指揮法の最初の師匠は石井教授、私のバイオリンの師匠でもあります。
彼の音楽は宇宙の完璧な秩序を基盤にしていて、圧倒的な求心力を持っていました。
最初の曲から、心掴まれました。最後のブラームス1番4楽章では、
楽団員、観客のひとりひとりがグイグイグイと引き込まれ、最後の一音ではもう
会場が一体になっていました!
生きていると、こんな日があるんだ!なんて素晴らしい!と思わせてくれました。
「楽譜に忠実に」が下野氏のセオリーですが、結果としては下野竜也の体を通して出てきた音楽は、
彼の中の宇宙そのものでした。
演奏終了後、楽屋を訪ねました。
初対面でしたが、大学オケのOBだと言うと「どうぞ」と中に入れて
後輩として?気さくにお話してくださいました。
ステージでも、自分はセンターに出ず、観客からの拍手を全て団員やソリストにもらう。
その謙虚さは、彼ならではの誠実さです。誰も真似ができない自然な振る舞い。
その精神性が壮大な音楽を溢れ出す源なのだと思いました。
まさに小さな巨人でした。
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