4月9日は、豊洲文化センターで、世界で一番高いピアノといわれるFAZIOLI(ファツィオリ)を初めて弾きました。
日本の公共のホールには、どこでもフルコン(コンサート用の最も大きいサイズ)の
最高級のピアノ(2000万円くらい)が当たり前のように置いてあります。
こんな国は、多分どこにもないでしょう。本当に凄いことです。
もっとも多いのは、スタンウェイとヤマハ。
FAZIOLIはイタリアの比較的新しいメーカーですが、日本でも公共のホールでは、ほとんど置いてありません。
男性的な骨太の音がするので、私には乗りこなしが難しいかなと思っていましたが、
思ったより馴染みました。ボディがガッチリという印象。
不思議なS音(私には子音のように聞こえます)が混ざるので、
和音になると、音の立体間を出すのが、慣れないと難しい気がしました。
ピアニストは、いつも現場で初対面のピアノを弾くわけですから、
他の楽器奏者とは随分違います。
また、メーカーによってピアノのキャラクターは全く違うので、
演奏の調整が難しい面もあります。
でも、自分では絶対買えない名器を弾ける幸運を頂いているわけなんです。
いつも、当たり前のように、スタンウェイやヤマハのフルコンを弾いてるけど、
それって日本だからできることです。本当に恵まれてるなあ、より一層大事に弾かなきゃと、昨日、改めて思いました。
演奏終了後、黒色すみれの、ゆかちゃんと。
こちらhttps://www.instagram.com/p/BEAXmaThhf-/?taken-by=yukatin17