大晦日

写真は自宅近く

今年も残り５時間余りとなりました。風も凪いで穏やかな大晦日ですね。

今年の一番は、思いがけない様々な再会があったことでした。
数えてみたら６０人程の友人知人と　心通う交流ができました。
中には３０年ぶりの再会も・・本当に思いがけない、心に沁みる再会ばかりでした。

これまで音楽を通じて、沢山の方達に支えられて、
人生の景色が豊かに広がっきたことを再確認し、
沢山の大きな「ありがとう」や、
小さいけれど確かな誇りが心をいっぱいにしてくれた年でした。

そして、沢山の新しい出会いや共演もエクサイティングでした！

人と人の小さなハーモニが沢山集まっていく歓び。

新しい年、全ての人に暖かな陽光が差しますように。

皆様。今年もありがとうございました！

どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

ネルソン・マンデラ

南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領の訃報に際し
心から哀悼の意を表します。

彼の言葉の一つ。
「自由と正義への行進は　後戻りしない」

日本では、今日、偶然、皮肉にも
「自由と正義への行進を　後戻りさせる」法案が成立しました。

あまりにもタイミングが合っています。

壮絶な苦労で勝ち取った　南アフリカの自由と正義。

それとは対照的な　日本の自由と正義。

マンデラ氏の言葉が、深く沁みました。

下野竜也による 指揮マスターコース（上野学園）

11月30日～12月1日、公開講座「下野竜也による指揮マスターコース」を聴講しました。
実に濃密な質の高いレッスンの3日間で、存分に心身が音楽の本質に浸れた充実の時間でした。
本当に感謝です。

指揮者を目指している人、実際に指揮者として活動している人、
その他音楽に携わっている様々な人々が全国から受講していました。
毎日10時～18時まで、みっちり「ブラームス交響曲4番」のレッスンでしたが、
聴講だけの私も　全く集中が途切れず、あっという間の8時間でした。

下野竜也さんは棒だけでなく、言葉の表現力、身体の表現力も見事で、
溢れ返るような表現で、受講生を別人のように変化させていきます。

目だけでも、指の動きだけでも、全てを伝える凄さ。
その様は、まるで魔法のようでした。

ブラームスに浸った質の高い時間。
楽譜の熟知、分析に裏づけされたエッセンス。
それらを浴びて、身体に流れる音楽の世界が一気に濃くなりました。
そして、ピアノを弾くモチベーションが明らかに変わっていました。

レッスンの全ての言葉が、心奥深く残りましたが、最も印象に残った言葉がありました。
「私は、相手がN響でも幼稚園生でも、音楽の質は変えない。
皆さんも、教えるとき相手が子供だからと奢ってはいけない。
子供達に　本当の『音楽』を提供してください」(実際の言葉とは少し異なりますが、内容要約です)


この公開講座は、年2回行われています。

上野学園　下野竜也指揮マスターコース
http://www.uenogakuen.ac.jp/university/news/info/2013/000503.html