
もう気になっちゃって
いろいろ集めて
暇さえあれば読んで読んで。
麻雀やってみたいくらい 笑
いねむり先生こと色川武大。
突然睡魔に襲われる持病の他に
おそらく統合失調症なんかの持病もあったみたいで
幻視 幻覚 幻聴 に日々襲われて…
そんな時の体験が
重たい割にさらっと出てきます。
猿に首をしめられそうになって大変、とか。
歩いていると、汽車がこっちに向かってくるので必死で逃げる、とか。

サイケデリックというのとは
また違う感じです。
志村後ろ 後ろ、みたいな状態に
急にほうりこまれる。
これだけ自分の事、客観視できるのって
凄いことです。
他にも尖端(富士山恐怖症!) 高所 丸いもの恐怖症
あれだけ怖い物が沢山あるなか
ずっと最後まで生ききった事に
とても興味が湧くんです。
普通の人なら…
行きて行けないんじゃないかな。
沢山の恐怖も、どうやら受け入れている。

世の中に闘病記は沢山あるかもしれないけど
色川武大の、病いとの付き合い方の方は
とっても大きな励ましになる。
坂口恭平さんとか割と近いのかな。どうだろう。
普通にみたら負の状態も
ギャンブルで鍛えた勘や
バランス感覚で、乗り切ったのかな。
いや、どうやって乗り切ったのか
猛烈に気になる。
知りたい。

私も子供の頃から高所が怖いし
10年くらい前から尖端が怖い。
性格的に、何かにいつも追いつめられている
感覚がぬけない。
難しい重い話も多いんですけど
食べ物のエッセイとか
いーい感じの交友録とか。(井上陽水に殿山泰治!)
会ったらチャーミング、なんですって。
惹かれる。
一度、30分でいいから
お会いしたかった。
生ききった人に興味がある。