イジュー·ホーロー

ミュージシャン。雑記。喫茶店と映画。古本屋。猫など。flexlife青木里枝

良いのろい。

2016年03月23日 | memo


大人になったら
からあげ屋さんと
ギターの先生と
絵描きさんになりたい
という5歳児は



今日6歳になりました。




それ3つとも
お仕事に出来るよーと
言う私。

「昼間はからあげ屋さんして
夜にギターの先生は?

それにさっき絵を描いたら
みんながほしいって言ってたね?
名前書いてプレゼントしてたね?
あれはもう絵描きさんなんだよ!」

実際いまからやったら
出来るとおもう。

おとといは
からあげ、最初から
作りたいから

晩ご飯、ぜんぶつくらないで
待ってて!と指令が。

揚げ物も
前はこわがってたけど
今回は
なかなか どうどうとしている。

生姜とニンニクと…入れるものも
覚えようとすらする。
具体的に動く子なので
ひととして素敵だなと思う。

私…からあげは熊本きてから
覚えたっていうのに。



飽きて夢がどんどん変わっても
いい。
やりたいことが色々あるなんて…
まぶしー!


私の場合
女は馬鹿だから、と
ずっと言われ続けてきたせいか

その意識がどうしても抜けない。
一種の のろい、なので
いまだに、ぼんやりしてる時に

「ばかだから」っことばが
ネオンのように点滅してしまう。

理性では、理由もなく自分を
ばかだと思うなんて
どうかしてると分かるのに

根っこから沸き上がるので
やっかいだ。
親から離れて20年はたつというのに。

人にこの話をすると
「誰かの声になって聞こえるの?」
と質問を受けもするけど笑

「なんだかラーメン食べたい」
とふと思い浮かぶ時と同じで

声も人格も特になく
ぱっと頭にうかぶだけ。

幻聴だったら
アーティストぽいのかもしれないけど。



何が言いたいのかと言うと笑
繰り返し聞かされる言葉に

とてつもない力があり
使い方に注意がいるなぁと。
そう思もわずにいられないから

せめて6歳の少年には
自信の持てる言葉をかけて

いらないハードルは
すっとばして

からあげとギターと
お絵描きと
まだみぬあれこれを
楽しんでほしい。



みうらじゅんさんが
おかあさんから
あんたは出来ると言われ続けた話が
好きなのも関係してるかもしれない。

こちらは良いのろい。