
図書館でなんとなく
選んだ
甘ったるい ノスタルジー
かと思ったら
とんでもなくて
キレッキレの 天才の側で
青春を過ごした「私」の
臨場感たっぷりの
60年代の回想録
…私自身が "新人俳優"の気持ちになって
あっという間に読んでしまった
自分の芝居のまずさに
一喜一憂し
渥美清のキレキレのアドリブに
ウットリしたり
緊張したり
この手の本で
こんなに感情移入するなんて
あまりないと思う
ドキドキしたり
はー、かっこいーなんて思ったり
頭の中が かなり忙しかった。

演劇だけでなく
音楽やってる人も
仕事をした事のあるすべての人が
自分の事として
読めるんじゃないかと思う
寅さんを あまり知らない人も
興味を持たざるえないような
私は名著だと思うなぁ
山田洋次に 辛辣な姿勢も
全部通して読むと
無理もないと感じさせる
秋野太作の癖の強さが
苦手だったけど
見る目が180度変わった
瞑想の達人でもあるらしい。
うーん。マスター秋野。
とりあえず 映画 男はつらいよ の
5作目をチェックしなくちゃ
という気持ちです
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