野の花 庭の花

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白の八重の装飾花がゴージャスなスノーフレーク(紫陽花シリーズ28)

2019年07月30日 10時19分53秒 | 

スノーフレークはカシワバアジサイの園芸種である。ふつうのカシワバアジサイとは異なり、白の八重の装飾花がゴージャスな感じを与える。昨日のプレジオサの上に咲いていたのも、スノーフレークだ。スズランに似たスノーフレークとは大違いのどっしりとした豪奢な花である。

(2019-06 東京都 神代植物公園) 

 

カシワバアジサイ
科名 ユキノシタ(アジサイ)科
学名 Hydrangea quercifolia
原産地 北アメリカ東部
大きさ 1.5m~2m
主な開花期6月~7月
耐寒性 つよい


北アメリカ東部原産のアジサイです。葉は大きくて深い切れ込みが入り、その姿がカシワの葉のように見えるところからこの名前があります。

6月から7月に白い一重の装飾花を円すい形にまとめて咲かせます。花房は自重で枝ごとうつむくこともあります。特に八重咲きの品種は雨で水を含むとかなり重そうにぐにゃりと枝を曲げます。花は咲いてから時が経過して古くなるとピンク色に変わります。紅葉も楽しめるアジサイで、晩秋になると葉は深みのある赤色に色づきます。

園芸品種には八重咲きで花房にボリュームのある「スノーフレーク」や巨大な花房の「ハーモニー」、一重咲きの「スノークイーン」などがあり、鉢花や苗として出回ります。


はっきりとした紅色で一目で見分けられるヒメヒオウギズイセン

2019年07月30日 05時42分08秒 | 

藪の中で咲いていても、そのはっきりとした紅色で一目で分かるのが、ヒメヒオウギズイセンだ。園芸種だが、今では野生化して、どこでもみかけるようになった。葉が ヒオウギに似ていて、花が スイセンに似ていて、小型なのでヒメと呼ばれるようになったらしい。
(2019-06 川崎市 路傍) 

 

ヒメヒオウギズイセン(モントブレチア) [姫檜扇水仙]

分布 フランスで交配によって作出された園芸品種
交配親は檜扇水仙(ヒオウギズイセン)と姫唐菖蒲(ヒメトウショウブ)で、どちらも南アフリカが原産地
日本へは明治時代の中期に渡来
現在は野生化
生育地 庭植え 草地
植物のタイプ 多年草
大きさ・高さ 50~80センチ
分類 アヤメ科 ヒメトウショウブ属
学名 Crocosmia x crocosmiiflora
花の特徴 花茎から3~5個の穂状花序を出し、それぞれにたくさんの花をつける。
花の色は朱赤色で、下のほうから順に咲き上がる。
花びら(花被片)は6枚で、内側と外側に3枚ずつあり、根元のほうでくっついている。
雄しべは3本、花柱(雌しべ)が1本ある。
花柱の先は3つに裂けている。
葉の特徴 葉は先のとがった線形で2列に並んで立ち、互い違いに生える(互生)。
葉の中央に縦の筋がある。
実の特徴 結実はせず、球根で増える。
その他 英名をモントブレチア(montbretia)という。
クロコスミアと呼ばれることもある。