野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

白の漏斗状の大きな花を咲かせる「琉球ツツジ」(ツツジシリーズ 23-01)

2023年04月29日 07時02分46秒 | 

白の漏斗状の大きな花を咲かせる「琉球ツツジ」。花の先端に淡い黄色の斑点が入る。一重なので、大きな雄蕊が目立つ。琉球経由で広まったらしい。

(2023年春 神代植物公園)

 

 

 

「琉球ツツジ」

リュウキュウツツジ [琉球躑躅]

花の色 白
開花時期 4月 、 5月
花言葉愛の喜び
花の特徴 花の色は白く大輪である。 そこから、白琉球(シロリュウキュウ)の別名がある。 花は径5~6センチの漏斗形で、先が5つに裂ける。 上の裂片に淡い黄色の斑点が入る。 雄しべは10本である。
葉の特徴 葉は倒披針形である。 両面に軟毛が生えるが、表面のものはやがて落ちる。 琉球躑躅(リュウキュウツツジ)の葉には春葉と夏葉がある。 春につき秋に落ちる葉を春葉という。 夏から秋にかけてつき越冬する葉を夏葉という。 春葉は先が尖り、夏葉は尖らない。 落葉をするが冬の間も葉があるということで、「半落葉」ないし「半常緑」という分類がされている。
実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、長さ1センチくらいの細長い卵形である。
その他 和名の由来は、琉球を経由して広まったことからきている。 園芸品種には赤紫色のものなどがある。
生育地 庭木
植物のタイプ 樹木
大きさ・高さ 1~2m
分布 園芸品種 江戸時代から栽培されており、岸躑躅(キシツツジ)と黐躑躅(モチツツジ)の交雑種とする説が有力
名前の読み りゅうきゅうつつじ
分類 ツツジ科 ツツジ属
学名 Rhododendron x mucronatum


白い大きな花弁がどっしりと咲く「イチリンソウ」(春の花シリーズ 23-56)

2023年04月29日 04時54分16秒 | 

白い大きな花弁がどっしりと咲く「イチリンソウ」。ニリンソウと似た花だが、はるかに大きく、ゆったりとした花弁だ。イチゲソウとも呼ばれ、キクザキイチゲなどの仲間だ。

(2023年春 高尾山)

 

2023年春の花シリーズ

「ジャイアント・スノードロップ」(春の花シリーズ 23-01)
「セツブンソウ」(春の花シリーズ 23-02)
「ユキワリイチゲ」(春の花シリーズ 23-03)
「福寿草」(春の花シリーズ 23-04)
「ミチノクフクジュソウ」(春の花シリーズ 23-05)
「福寿海」(春の花シリーズ 23-06)
「ロウバイ」(春の花シリーズ 23-07)
「シナマンサク」(春の花シリーズ 23-08)
「八重寒紅」(春の花シリーズ 23-09)
「カラスノエンドウ」(春の花シリーズ 23-10)
「クモマグサ」(春の花シリーズ 23-11)
「スイセン」(春の花シリーズ 23-12)
「ペーパー ホワイト 」(春の花シリーズ 23-13)
「キズイセン」(春の花シリーズ 23-14)
「スイートアリッサム」(春の花シリーズ 23-15)
「ヒマラヤユキノシタ」(春の花シリーズ 23-16)
「クロッカス」(春の花シリーズ 23-17)
「ツルニチニチソウ」(春の花シリーズ 23-18)
「ムスカリ」(春の花シリーズ 23-19)
「キルタンサス」(春の花シリーズ 23-20)
「サクラソウ」(春の花シリーズ 23-21)
「ジャノメエリカ」(春の花シリーズ 23-22)
「芝桜」(春の花シリーズ 23-23)
「ネモフィラ」(春の花シリーズ 23-24)
「カレンデュラ」(春の花シリーズ 23-25)
「ヒアシンス」(春の花シリーズ 23-26)
「菜の花」(春の花シリーズ 23-27)
「バラ咲きジュリアン」(春の花シリーズ 23-28)
「沈丁花」(春の花シリーズ 23-29)
「キュウリグサ」(春の花シリーズ 23-30)
「シデコブシ」(春の花シリーズ 23-31)
「カタクリ」(春の花シリーズ 23-32)
「コシノコバイモ」(春の花シリーズ 23-33)
「ミツマタ」(春の花シリーズ 23-34)
「紅ミツマタ」(春の花シリーズ 23-35)
「ショウジョウバカマ」(春の花シリーズ 23-36)
「シュンラン」(春の花シリーズ 23-37)
「雪割草」(春の花シリーズ 23-38)
「ダンコウバイ」(春の花シリーズ 23-39)
「バイモ」(春の花シリーズ 23-40)
「オカメ桜」(春の花シリーズ 23-41)
「馬酔木」(春の花シリーズ 23-42)
「ヒメウズ」(春の花シリーズ 23-43)
「ツルカノコソウ」(春の花シリーズ 23-44)
「チゴユリ」(春の花シリーズ 23-45)
「ヤブニンジン」(春の花シリーズ 23-46)
「タツナミソウ」(春の花シリーズ 23-47)
「シラユキゲシ」(春の花シリーズ 23-48)
「ムラサキケマン」(春の花シリーズ 23-49)
「ホウチャクソウ」(春の花シリーズ 23-50)
「セントウソウ」(春の花シリーズ 23-51)
「イカリソウ」(春の花シリーズ 23-52)
「セリバヒエンソウ」(春の花シリーズ 23-53)
「ユキザサ」(春の花シリーズ 23-54)
「ヒカゲツツジ」(春の花シリーズ 23-55)

「イチリンソウ」

イチリンソウの基本情報
学名:Anemone nikoensis
和名:イチリンソウ(一輪草)  その他の名前:イチゲソウ(一華草)

科名 / 属名:キンポウゲ科 / イチリンソウ属(アネモネ属)

特徴
イチリンソウは本州から九州の野山に生える代表的な「春植物」で、人里でも見られ、春に咲くかわいらしい白い花は多くの人に愛されています。木陰の草むらや林床に生え、地下には横走する根茎(地下茎)があり、先端に3枚の羽状複葉をつけて、次々と四方に株を広げていきます。早春になると、1本の花茎に3枚に分かれた羽状総苞葉を輪生させ、その先端に大きな白い5枚の萼花弁を開きます。花弁はなく、白い花弁のように見えるものは萼片です。花が咲いたあと、晩春ごろから葉が枯れ込み始め、初夏には地上部が枯れて、長い季節を地下部のみで過ごします。
大きさや姿・形は、地域により若干の変化が見られ、萼花弁の円いものや葉の中央脈の美しいもの、小型のもの、ウラベニイチゲとも呼ばれる萼花弁の裏に紅色を帯びるものなどが好んで増殖、栽培されています。イチリンソウは近縁の種類が多くあり、ニリンソウ、サンリンソウ、キクザキイチゲ、アズマイチゲ、ユキワリイチゲ、ヒメイチゲなども流通しています。

基本データ
園芸分類 山野草
形態 多年草 原産地 日本(本州~九州)
草丈/樹高 20~30cm 開花期 4月~5月上旬
花色 白
耐寒性 普通 耐暑性 普通
特性・用途 落葉性,日陰でも育つ