今日も日差しは真夏、そのものに思えますが、今日は風があって、
家の中にいると、風が吹き抜けて涼しいです。
2年前、富山県の八尾町の風の盆を初めて見に行きました。
哀愁を帯びた二胡の音色と踊りをどうしても見たくて。
「おわら風の盆」由来 おわら風の盆行事運営委員会パンフレット記事より
八尾町が全国に誇る民謡「おわら風の盆」は3百年の歴史を持ち情緒豊かで気品高く、
綿々としてつきぬ哀調の中に優雅さを失わぬ詩的な歌と踊りです。
起源については古文献をひもといてもはっきりしませんが、口伝には、
八尾町の開祖米や小兵衛の子孫が保管していた町建に関する重要秘文書の返済を
得た喜びの祝いとして、三日間、歌・舞・音曲は言うに及ばす、
その他いかなる賑い事でもとがめないから面白く町内を練り廻れというおふれを
町役所よりだし、俗謡、浄瑠璃、その他思い思いの催しをなし、
三味線、胡弓、太鼓、尺八などの鳴り物に和して昼夜の別なく町内を練り廻ったのに始まり、
この祭日三日が盂蘭盆三日に変わりやがて二百十日厄日に豊穣を祈る風の盆に変わったと
言われています。
日本の道100選に選ばれてるこの通りが町流しの場所になります。
始まりの7時には身動きできないほどの人でいっぱいになります。
早い時間から場所取りが始まります。
諏訪町公民館で有料の演舞
町流しの踊りこさん。指先、着物の色、隠れて見えない表情など
ドキッとします。
三味線と太鼓と胡弓の音が哀愁を帯びた「風の盆」
300年も続く伝統をしっかりと若い人たちが受け継いで
人口は2万人余りのこの八尾(やつお)の町が3日間で20万人の
観光客でいっぱいになるそうです。
男踊りと女踊りがあって、顔は編み笠で隠してます。
隠れた表情は指先にでるそうです。
着物は羽二重でできてると長年見に来てるおじ様が話してました。
雨に着物と楽器が濡れるとダメなのでその時は中止になるようです。
1日、2日と雨だったようで、3日目に晴れて良かった。
富山県で宿泊して、翌日は信州へと旅はつづきます。