先週の木曜日、閉幕前ぎりぎりの駆け込みだったのですが、友人から無料券をもらったので「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」展に行ってきました。
「フェルメール展」と抱き合わせの上野です。
マルセル・デュシャンも同時開催でしたが、そちらには行きませんでした。
京都の大報恩寺は1220年、義空上人によって発願された真言宗智山派の寺院で、2020年には開創800年を迎えるという、古いお寺です。京都では「千本釈迦堂」の名で親しまれているそうで、それは秘仏本尊「釈迦如来坐像」が祀られる本堂が、貴族から庶民まで幅広い信仰を集めた釈迦信仰の中心地であり、近くに京都を南北に縦断する千本通があるから、なんだそうです。本堂は応仁の乱をはじめとする幾多の戦火を潜り抜け、洛中(京都市内)最古の木造建築として国宝に指定されています。また天皇からお墨付きを頂いたご願寺でもある、由緒正しいお寺です。
本尊は
快慶の一番弟子、行快が制作した釈迦如来像。
そしてこの釈迦如来に侍り経つのは、あまたの釈迦の弟子から選りすぐられた10人の弟子。
この十大弟子立像は、快慶の最晩年の作品として知られています。
普段はこの本堂にいらっしゃる仏さまたちが、初めてお寺を飛び出して、東京くんだりまでやってきての展示会となりました。
またもう1つの目玉として
運慶の晩年の弟子、肥後定慶による「六観音菩薩像」が揃ってお目見えしていました。
写真:http://daihoonji.com/
最後の「聖観音」のみ撮影が可能でした。
10月28日までは光背が背中についていましたが、30日から別々に展示されているため、お背中もじっくり拝見できます。
背中の丸みがちょっとセクシーです。
会場もそれほど広くなく、あっという間に見学が済み、「フェルメール展」の入場時間まで時間があったので、売店を冷やかしたのですが、ちょっと驚きなものが。
それは御朱印です。
私も御朱印は集めているのですが…これをここで買う気にはなれませんでした。
なんだろなぁ…
まぁ、あくまでもこれは私の個人的な感想ですが、ブームなのは分かります、でも本来の意義からは外れているようでなりませんでした。この件とは少々異なりますが、先日もある神社に行った時、御朱印集めの目的だけで来たような、ろくにお参りもせずに社務所を訪れていた女性二人組を見ましたが、御朱印集めはスタンプラリーではないこと、私も含めて再認識しないといけないですね。
この特別展は巡回し、2019年4月23日より九州国立博物館で開催されるそうです。
https://artexhibition.jp/kaikei-jokei2018/
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