既に一週間経ってしまった。
大当たりした天気予報で急に肌寒くなった。
既に北では昨日初雪が降ったとか。
先週の天気に感謝。
前ふりを見た人から、「おいしいもの食べて来たんだねぇ」と言われたまま放置していたネタを少しずつ出して行かねば!
出来ればその時着いた(その前から着いていた)脂肪も出せるといいんだけどなぁ
食欲の秋全開です。
ということで今回はまずこちら
イタリア2大Prosiuttoの1つ、San Daniele(サン・ダニエーレ)を現地で食べる!!
というのが今回の旅の目標、欲張りだからいっぱいあるんだけど、その1つ
San DanieleはFriuli Venezia Giulia(フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州)というオーストリア、スロベニアに隣接するイタリアの東の端。
イタリアの生ハムといえば世界三大生ハムの一つとされるプロシュット・ディ・パルマの方が有名だが、値段の点から言えばサン・ダニエーレの方が高く、別格として扱われている。
とWikipediaには出ていた。
8世紀から18世紀くらいの間、税金がこの生ハムによって払われていたというから驚きである。
以前はフリウリ地域の黒豚(maiali neri)の腿肉だけが使われていたが、この種類の豚の絶滅によって現在ではロンバルディア州の豚(suino)も用いられている。(maialeとsuinoの差って?)
マッサージをしてよく塩をもみこんで大体8ヶ月くらい寝かせると絶品生ハムSan Danieleが出来るそうです。
San DanieleはUdine(ウーディネ)からバスで1時間弱。
調度私が乗ったバス(13:25発)は、学校帰りの学生でいっぱいだった。
しかし、いったい何語で話ているの?イタリア語のような、イタリア語じゃない言葉があちこちから聞こえる。
そこはイタリア特有の丘の上の小さな街。
何の変哲もない・・・と思いきや初っ端から驚いた。
Prosciutteria,生ハム屋さんがいっぱい。
なんだか看板見ただけで心が躍る!
2時を回っていたので、まず閉まっているかなぁ、と思いながらもインフォメーションを探す。
なんと開いていた。
北だからかな?それとも一応観光地だからかな?こんなに小さな街なのに、と感心。
ここで地図をもらい、「良さそうなレストランを教えて下さい」と尋ねると、生ハム以外のものが食べられるところはCentroには2軒しかないという。
今回の旅の目的は”食”でもあったので、そのうちの1つに行ってみるが・・・地図の場所にレストランは存在しなかった。
仕方がない。
イタリアでは良くあることだから・・・
ということで、さっき良さそうだなぁと思っていたProsiutteriaに
食いっぱぐれたら、もとうこうもないので・・・
Duomo広場のわき道を少し入ったところ。
ちなみに多くのProscitteriaがお昼休みなしで開いていました。
中は席がなく、こちらの外のテーブルにて
まずはなんと言ってもSan Daniele
そしてこの地域はビールもおいしいと聞いていたので、暑さで喉も渇いていたのでビールを注文
これが甘いのなんの。
パンも北特有の表面パリパリ中が柔らかい私の好きな・・・名前は忘れた。
後日fiorentino(フィレンツェ人)のうちの大家と話していたら彼も
「このあたりでProsciutto dolce(甘めの生ハム)を頼んでもsalato(しょっぱい)んだよね。
多分おいしいのは地元の人が全部食べちゃうんだ!」と言っていた。
全部食べちゃうかは分からないけど、きっと輸送の関係などでそうなってしまうんじゃないのかな?
とにかく、こんなの甘い生ハム、食べたことありません!!
実はこれ、普通の生ハムなんですが、これとあわせてよそでは食べられないArrosto(ローストした)生ハムがあるんです。
こっちも食べたかったけど、まぁUdineにも有るかな?ということでここでは食べなかったことがこのたび一番の後悔。
お客さんは私しかいなかったので、店主の許可を得て写真撮影。
「この店は世界中で有名だよ」とのこと。
定番のおしゃべりスタート・・・
どこから来たの、何でそんなにイタリア語話せるの・・・から日本食の話しまで。
店主のValentino(バレンティーノ)さん曰く、こちらのお店はクリスマスもお正月も年中無休。
(但し彼は木曜日しかこちらにはいないそうです)
しかし、雪降ったら大変だろうなぁ・・・
Enoteca La Trappola
ん?trappolaって・・・罠?確かに私もはまった感じ。
via Cairoli 2、San Daniele
0432 942090
更にUdineにもお店を持っています。
via Gorizia 74,Udine
0432 471444
皆さんも是非罠にはまってみてくださいね。
あっ、ちなみに
このマーク(中の生ハムの塊にSDと書いてあるもの)が本物のSan Daniele証、品質保証マークです。
このマークがついていないのは偽物。
最近Parmiggiano(パルミジャーノ)にしろ、Proscitto di Parma(パルマの生ハム)にしろ、偽者が出回っております。
(イタリア国内でも)
以前も書いたと思いますが、イタリアにはDOPという厳しい規制があります。
デノミナツィオーネ・ディ・オリージネ・プロテッタ(イタリア語:Denominazione di Origine Protetta)は、イタリアにおける原産地名称保護制度。 DOP、D.O.P.と略表記される(ディ・オ・ピーと読まれる)。イタリアワイン、チーズなどの伝統的食材に対し、品質管理と産品保護のため地域を指定した上、基準をみたすものにのみ特定原産地の名称を付して販売することを許可する制度。(Wikipediaより)
くれぐれもご注意を。
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