イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

未来の文化の担い手たちへーla notte dei museiとSindaco Renzi

2011年05月15日 14時23分44秒 | イタリア・イベント

久々に朝からまとまった雨が降っている。
もともと今日は一日家にいて、片付け、勉強もろもろやらないと・・・と思っていたので問題はない。
いつもの悪い癖で、なんとなく試験前って掃除がしたくなりませんか?
てなことで最近積み重なっていた本など移動させてみたら・・・どうすんだろうこれ?
結局右から左に動かしただけ・・・

お昼地方のニュースを見ていたら、昨晩なぜ遅くまで外が騒がしかったのか分かった。
昨晩は
la Notte europea dei musei でヨーロッパ各地でイベントが行われていたとのこと。
こちらイタリアでも国立の美術館や博物館が夜中まで入場無料で開いていたり、コンサートが有ったりしたそうだ。
どおりでねぇ・・・安眠妨害はやめて下さい。
しかし最近よくあるなぁ・・・この手のイベント。
ということで、すべてについていけない現状です。
いや、ついていかなくていいか。
 
それともう1つ、どちらかというとこちらの方が気になったのが
昨日の午後Testro cumunaleで行われた子供向けのイベントでSindaco(市長)がRecitazione(朗読)をした、という話。
演目はプロコフィエフの「ピーターと狼」
この企画自体は第74回 Maggio Musicale Fiorentinoの中の初企画
指揮者は若干23歳のAndrea Battistoni、第1バイオリンはなんとこの日に16歳の誕生日を迎えたというLaura Bortolotto
入場料は大人10€、子供は5€という低価格。
観客には生後1ヶ月の赤ちゃんも
(記事はこちら)
若い人たちにもっと音楽に興味を持ってもらいたい、という企画ですね。

残念ながらYoutubeの動画ではよく分かりません。
TGRで見られるかも・・・

いや、このSindacoは本当に多才だし、どこにそんな時間が有るの?といつも思ってみています。
以前はマラソンにも参加していました。
まだまだ若干36歳、体力があるのは事実だけど、それにしてもすごいと思う。
今日明日はイタリア国内ではElezioni amministrativiという市長選、知事選などの行政選挙をしている都市もあり(Firenzeは関係ないですが)、Renzi氏もあちこち応援に行っていると聞いていた。
全く本当に色々やってるなぁ~と感心しますわ。

それにしても、ヨーロッパのいいところって、こうして本当に小さな頃から本物を見られることだと思う。
美術館に行っても、いつも大勢の子供が先生と一緒に、また家族で有名な絵を眺めている光景が見られる。
こうして血にも肉にもなっている知識には敵わないなぁといつも思ってしまう。

国の文化費に対する援助が減らされても、文化に対する興味だけは減らされないことを心より願う今日この頃です。
第74回 Festival del Maggio Musicale Fiorentino 2011の詳細はこちらから。



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