海外に住む、ということは、全然素敵なことじゃないし、いいことばかりじゃないんですよ。
大変なことがたくさ~ん。
じゃあなんで日本に帰らないんですかねぇ???
その中でも最悪なのが、Permesso di soggiorno、と呼ばれる滞在許可証の申請。
事務手続きがものすごく下手なイタリア人相手の手続きは、本当に気が重い。
ただ最近フランスに住んで人に話を聞いたら、フランスも大差ないと・・・
思わず喜んでしまった。「イタリアだけじゃないのね!」
いや、問題はそこではない。
不法な外国人を入れない、合法的な方法ならもちろん文句はない。
金払えっていうなら払ってやるよ~(急に過激に)
でもそうじゃないから腹が立つ!
理不尽なことが本当に多いんですよ・・・ほんとに
さて、興味がある人ない人も、今日は私の愚痴に付き合っていただきましょう。
現在イタリアでの滞在許可証の申請は、新規も継続も郵便局に書類を提出することになっている。
確か、書かなかったと思うけど、帰国前、書類をそろえて郵便局に持って行った。
すると郵便局員が「書類がないからよその郵便局に行って」と
「ん?何って言った?」
「書類がないんだよ」
「ん?書類はありますよ」
「それじゃなくて、こっちの、だからよそに行って」と
これだけで理解できた人は、よほどのイタリア痛・・・じゃなくて通
普通の日本人の感覚では理解できないので、どう説明したらうまく伝わるのかわかりませんが、とりあえずやってみます。
郵便局には、滞在許可証の窓口がある。(大きいところは専門の窓口)
こちらが準備すべき書類を出すと、受領書や手数料の領収書など、郵便局が私たちに書類を渡してくれる。
そのうちの何か、もしくは全部?がないというわけ。
例えば、日本で区役所に住民票を取りに言ったら「用紙がないから渡せない」といわれる、と考えれば分かりやすいかな?
ありえない!でもありえる話。
すごいでしょう?
恥の上塗りをするなら、この国(郵便局)は日本に荷物を送ろうと思って重い思いをして箱を持って行ったら
「書類(住所とか書くやつ)がないから送れないよ~」と悪びれることもなく言います。
冗談でしょう。ふざけてんの~と言ってやりたい。
まぁ、これもすべて運!
運が悪かった、と重い荷物をかかえて泣きながら(泣いてない、泣いてない)家路に着いたのは、いつものことだったかなぁ
「運が悪かった」で自分を納得させらるのがある意味すごいなぁ~と感心するよ。
ということでイタリアに戻って直ぐ書類を出しに郵便局へリベンジ。
ほっ、今度は有った・・・って当然だろ!あれから1ヶ月も経ってるじゃん!
そして、最近手続きが簡略化した、というか税金の無駄遣いだと分かったのだろう
以前は郵便でQuestura(警察署の移民局)に出頭する日を伝えてきたのに
今はその場で出頭日が分かる。(何で最初からそうしなかったのは疑問?)
で、その出頭日が今日だった。
以前はこの出頭日まで1年、半年・・・なんて時期もあったので、それよりは格段に短くなっているけどねぇ
今朝8:14のお約束・・・14分って何よ?
まぁもうここで早く行こうとか、もう考えないわけですよ、どうせ4、5時間は待たされるから。
ということで、ギリギリに行ったらいつもは行列が出来ているのに、それがなかった。
おっ、少しは良くなった?と期待して中に入ったら・・・145番。ははは
8時20分窓口が開いた。
すごい勢いで番号が表示される・・・そう、番号を振りなおしているわけです。
番号の振り分けがどうなっているのかは不明・・・でも1つだけ分かった。
中国人は中国人専用の窓口だ。
というのも偶然顔見知りの中国人に会った。
彼女に聞いたら彼女はB、私はHだった。
暇だったので、窓口を観察していたのよねぇ・・・あそこ中国人だけだ。
Firenzeのお隣Pratoにはイタリア最大の中国人地区がある。
その影響だけではないが、ここ数年中国人の数はものすごく増えている。
こんなことは言いたくないけど、得てして問題が多い、特に言葉の問題があるので、列が分けられたのだろう。
彼女曰く中国語が分かる警察官もいるらしい。
この、新たな振り分けの札をもらったのが9時半
そして最終的に呼ばれたのが11時半・・・正味4時間
わ~い、12時前に終わったよ
お昼過ぎるかと思っていたのでうれしかった・・・でもお腹すいた。
プラス思考、プラス思考!
で、手続き自体は3分で終わった。
実は今回ちょっと心配なことが有ったのですが(決して不法なことではないですよ)、何も言われず無事クリアー。
これでイタリア滞在期間が1年(たぶん)延びたようです。
友人は常々言っていますが
「残りたくても残れない人が多いのに、帰れと言われない(滞在許可書を出さないと言われない)んだから(イタリアに)いてもいいんじゃないの。」と、
そうなのかなぁ?そうかもねぇ・・・
幸か不幸か、なかなか縁が切れないですわ。
原本の受け取りは1ヵ月後。
あ~あ、その時また3時間は待つんだろうなぁ・・・
とにかく待て!
待って結果がよければいいですが、振り出しに戻る~なんてときもありますよ、この国は。
何でもポジティブ、ポジティブ・・・それがこの国、いやたぶんどの国でも同じく、生きていくコツでしょうね。
例え、3分の為に、4時間待たされても、3分で済んだことを喜ぼう
とりあえず最大の気がかりは過ぎたので、今日はもう
というわけにはまいりませんなぁ・・・
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本当にその通りです。堪忍袋の緒をものすごくゆる~く、いい意味で適当になること、ずるがしこくなることが必要です。一番自分の精神、健康ために良いですしね!忍耐強くなりますよ…
イタリアで暮らすには、我慢強くて、いい加減な人間にならないといけないようです。