マスクしないと罰金ーフィレンツェ

明日から東京を皮切りに配布が始まる”アベノマスク”
海外では、「マスクをしているのは感染者」というのが常識で、マスクをしている人を街で見かけることはほぼない。
そんな中、フィレンツェでは既に配布された、と友達がFBで言っていたので調べてみた。

イタリアの場合、マスクの配布は各州でそれぞれ行っているらしい。
当初の予定では、トスカーナ州全土で1人当たり3枚が支給されることに決まったらしい。
1家庭2枚の布マスクというこの国とは大違い！
戸籍登録されている家庭189000軒、741000枚のマスクが配布されたらしいが、住民登録はしているけど戸籍登録していないけど人たちからの2000軒余りの要望が届き、こちらにも配布することになったらしい。
このマイク配布にはprotezione civile（災害救助隊）や1000人におよぶボランティア、400人以上の警察官が動員されている。

なんでこんなにしてまでマスクを？と思っていたら、フィレンツェでは18日からマスク無しで外出した場合は罰金を取られることになったらしい。
友人は「ゴミ出しでもマスク忘れたら罰金？罰金が怖くて外に出られないよ」と。
見張っている人いないじゃん、と考えそうだが、なんとドローンなどで監視しているらしい…
ちなみに、トスカ―ナではないが、「いいなづけ（I Promessi sposi)」の舞台で、状況がイタリアでも特に深刻な北部の街Lecco(レッコ）では、マスクを着けづ外出した女性が280€、3万円以上の罰金を取られたらしい。（参考）

ここまでしているのに収束を見せないイタリアを見ていると、日本の甘さがそら恐ろしい。

参考・写真：http://www.nove.firenze.it/
https://www.firenzetoday.it/