本来なら今頃羽田に到着している時刻です。
それなのに、私はまだフィレンツェに居ます。
空港そばのホテルで、この記事を書いています。
なぜなら昨日イタリア全土の空港で、大規模なストライキ(Sciopero)が行われ、まんまとそれに巻き込まれました。
こちらで生活していた10年以上、数回様々なタイプのストライキの被害を受けたことはありますが、今回は久々に痛かったですね。
なぜよりによって、おとといでなく、今日でもなく昨日だったんだ…
と思うところは有りますが、これも運、仕方がないことです。
8時から10時、18時から20時の数便だけは飛んだらしく、イタリア全土の空港で85%の飛行機が欠航したのだから。
前日からアリタリア航空のストライキが行われることは知っていたのです。
しかしまさか空港職員の多くが所属する労働組合までストをするとは…
朝、なんとなく嫌な予感がして空港のサイトを見たんです。
すると私が乗る予定の16:50ルフトハンザのミュンヘン行
cancellato
つまりキャンセルです。
で、まずやったのは、このチケットANAのサイトから直接買ったものなので、とりあえずANAに電話。
すると「こちらのチケットはルフトハンザ航空の方で手配済みですので、そちらにお問い合わせください。」と。
こうなると、仕方がない、なんとかなっているみたいだから空港に出来るだけ早く行こう!!
ということで、荷物をまとめて、借りていた部屋の掃除や大家さんへの挨拶を終え、空港に到着したのが12時くらい。
あれ?思ったより人いない。と思ったのですが、カウンターにも人がいない。
仕方がないので、とりあえずルフトハンザのカウンターに並ぶことに。
4番目くらいでした。
ちょっとしたら係の女性がやってきました。おお、ラッキー
前のドイツ人が途中で抜け、3番目になった私、15分くらいで順番が来ました。
さて、どう出るか…
「明日、フィレンツェ20:50-パリ22:15、パリ23:25ー羽田18:25(翌日)です。」と。
念のため、「他の便はないんですよね?」と聞いてみたのですが、
「この状態で、みんな明日に振り替えているので…」と。
それでも一応探してくれたんですけど、やはりなかったです。
で、「ホテルは必要ですか?」と聞かれたので、実は大家に事情を話して、もしかしたら戻って来るかもと言っておいたのですが、無料だということを確認して頼みました。
こういう場合、大抵空港のそばの4つ星くらいのホテルを用意してくれるはず。
今回もそうでした。夕食朝食も込。
結局空港に居たのはトータル30分くらい。運が良かったと思います。
日本人の団体の姿も見かけましたが、添乗員さん大変だ…
このあとエールフランスのカウンターに行ったんです。
席を通路側に予約しておきたかったので。
すると、こちらのカウンターはひどい。
「(チケットの手配ができる)係員がいないので、しばらく待っていて下さい」の一点張り。ひ~
しかし、私の方は、席を確認してくれて、更にチケットも出してくれた。
いやいや、ルフトハンザ、すごい!やっぱり運良かったなぁ、とホテルに移動。
ただ、もしかしたらホテルへのタクシーがぼられたかも…
だって今中心街までは一律23€かな?25€かなで、スーツケースの料金がプラスされ、昨日も27€払ったのですが、空港から3キロ弱のここで18€???
そんなもんかな???
そして驚き。
今丁度これを書いていたら電話がかかって来て、今日はホテルから空港まで送迎が有るそうです。
それも航空会社側から!!
そう、昨日もかつて便が変更になった時はいつも送迎有ったなぁと思っていたのですが、やっぱり!!
昔、知り合いがフィレンツェから帰る時、天候不良で飛行機が飛ばず、彼は直接JALに電話してJALに手配を頼んだところ、宿泊先の手配などはなかったと言っていました。
確かにANAのサイトを見た時も、自分持ちと書かれています。(こちら)
その時も思ったのが、やはり空港に行って、任せる事。
後は、休暇の短い日本人には酷ですが、翌日から仕事、なんてキチキチの予定を立てないことですね。
ただ、便の変更、ホテルの用意などなどで非常に無駄なのに、なんでストライキなんかするんだよ~!!
とどうしても思ってしまいます。
いったい誰に何を訴えたいんだよ!
これだけ外国人に迷惑かけて、国際的対面とか考えてよ~!!
まぁ、そんなこと考えても無駄ですけどね。
さて、まぁ受けた被害でやられてしまいより、これは神様が「もっと楽しんで良いんだよ!」と与えてくれた時間なんだ、とポジティブに解釈して、今回出来なかったことをやろう、とホテルに落ち着き、荷物を置いたあと、また中心街に戻りました。
丁度朝は雨模様だったのに、青空が出てきて暑くなってきました。
今回天気が良い日が少なくて、行く機会がなかったこちらへ。
薔薇がまだ少しだけ残っていました。
途中偶然知り合いに出会い、今日の話をしたら褒められました。
「さすがFontanaさん、普通ストライキだったら動揺するのに、全然大丈夫ですね」と。
まぁ、長いイタリア生活で、大抵のことには動揺しなくなりましたね。
ストライキがなかったら、この景色を見ることもなかったのだ、と何事もポジティブのに捕らえましょう。
ホテルの部屋にはバスタブが付いていて、久しぶりにお湯を張って、ゆっくりすることが出来ました。
ただ、よく見たらパリ、シャルルドゴール空港での乗り換えが1時間強しかない⁉
ははは、もしかすると今日も乗れないかも?
一体いつ日本に帰れるのかなぁ…こうご期待!
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