小学生の夏休み40日が、あっという間に終わってしまうように、私のバカンスも間もなく終わり、間もなく日本に帰ります。
まぁ、それにしたって「長い!」と言われそうですけど…
最終章に入って、というより今年は本当に天気が悪く、イタリアに戻って来た4月10日から全然気温も変わらず、更にこの数日は雨。水不足と言われている日本とは正反対。
金・土と最後の遠出でヴェネツィアに行っていたのですが、金曜の夜から季節外れのアクアアルタが発生。今日も1メートルを超えたそうです。
さて、もう色々調べなくてはいけない記事は日本に戻ってからというとこで、今日は日本でも最近ちょくちょく話題になっている、あの有名人の絵をヴェネツィアで見たお話です。
バンクシーと思われるこの絵、実はこの絵を偶然見つけたのは5月10日。
ヴェネツィアではビエンナーレが開幕しました。
私はビエンナーレがあまり好きではない(古い美術の方が圧倒的に興味がある)ので、そんなことすっかり忘れていたのですが、それに合わせて9日の夜から10日に描かれたものではないか、と言われています。
だから出来立てほやほやで、誰一人足を止めている人はいませんでした。
私も、「ん?似てるけど…まさかねぇ」と思いながら、とりあえず写真撮っておく?というミーハーな気持ちで写真を撮っておきました。
日本で散々話題になっていなかったら、見てもピンと来なかったかもしれません。
くどいようですが、現代アートには興味ありませんので。
すると数日後、にわかにイタリアのネット上がざわざわし始めました。
「ヴェネツィアにバンクシー!?」
ある人は本物といい、ある人は違うといい、というのは日本にあると言われる作品同様確証はありません。
本人からコメントはもちろんなし。
ただ、この場所に描くためには舟を出さなくてはいけないため、誰が絶対手を貸しているはず…この辺りは謎です。
少年は救護服の身に着け、足は水に浸かっている事から(この日は足出てるけど)、移民問題を示唆している事は明らかで、その辺りを含め、混沌としている欧州の政治に対して、舵を取るのは子供(松明をかかげる)、つまり未来の事をよく考えよ、という暗黙のメッセージを含んでいるのでは、とコメントしているイタリア人がいました。
まぁ、作品の意図するところも描いた本人以外に知る人はいませんから、いかようにも解釈できますが。
ビエンナーレの開幕に合わせたのは、現代アートの世界にも一石を投じたかったのでは?とか
多くの人が集まる時期に合わせた、とか色々な意見は有るみたいですが、どれもこれも描いた本人にしか分からないし、だいたい真作かどうかも分からないですしね。
そして昨日大雨の中、ここを通った時は、いましたいましたイタリア人たち、と言っても10人もいないけど。
みんな口々に「本物か違うかどうかは分からないけど、とりあえず写真撮っておこう!」って。
もしかして、水位が上がって見られなくなったりして…
私も全然興味ないけど、ただのミーハー気分でこうして記事にしてるしね。
ヴェネツィアもっともっと気になるものが有りますよ。
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バンクシー本人のインスタで昨日の夜、ビエンナーレについての動画が載っていましたよ。
こちらも本物ではないでしょうか☺︎
初めまして、コメント&情報ありがとうございます。
丁度こちらにも記事が出ていました。
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/19862