すっかり寒くなりましたね。
日曜日、近所の神社に行きました。
毎年のように初詣に訪れる神社なのですが、初詣の時は人も多いのでじっくり見たことはありませんでした。
最近、神社の彫刻にはまっているので、よ~く見てみると
小さな神社なのに結構立派な彫刻がありました。
柱の柄なども素晴らしい。波かしら?
脇障子には
立派な龍が。
昇り龍ですかね?
片やこちらは降り龍。一対になっているようです。
あっ、もしかして間違えたかな?
上野の東照宮唐門にある昇り龍と降り龍。頭が下に向いているのが「昇り龍」と言われています。
それは偉大な人ほど頭を垂れるということから来ているそうですが、東照宮以外も同じなのでしょうか?
龍と神社の関係は古く、非常に強いものです。
特に神奈川県には関東2大龍伝説(江の島の五頭龍と箱根の九頭龍)があるなど、古来から龍とはゆかりのある土地柄です。
杉田八幡神社の歴史は古く、康平6年(1063)に源義家が創建したと伝えられています。同年には鎌倉の鶴岡八幡宮が義家の父頼義によって創建され、武蔵・相模国の両社において源家の武運を祈願したといわれています。江戸幕府による武蔵国の地誌『新編武蔵国風土記稿』には、「村の鎮守なり」、「社後の山上より眼下に梅林を臨み、花時其景尤美なり」などと記されている。
「杉田の梅」は今でも有名です。
そんな彫刻群も立派でしたが、一番気になったのがこちら
変な顔…
こちらは右側、口を開けた阿形
こちらは左側の口を閉じた吽形
実は「阿形」は獅子で、「吽形」は狛犬という別の生き物だと言われているそうですが、現在は二体まとめて「狛犬」と一括りされてしまったみたいです。
しかし、このちょっとおかしな顔じゃあ、悪いものが入ってこないように守ることできないんじゃない?
ところがこれ、横浜で一番古い和様狛犬で、元禄五年に奉納されたそうです。
元禄五年?1692年で326年前のもので、横浜市地域有形文化財に指定されていますね。
そして「和様」とは?「和様」というからには他に「何様」が有るのだ???
背中に銘が入っています。
近所の神社にこんな貴重なものが有るなんて全然知らなかった…とまた1つお勉強になった日曜日でした。
神社装飾にはまだまだ興味が尽きず、色々勉強せねばと思う今日この頃です。
杉田八幡宮
神奈川県横浜市磯子区杉田5-2-1
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