え~昨日の少々怖い話はさておき、続けてニースのお話を。
朝食の付いてない(有料)のホテルだったので、朝は評判のいいパン屋さんからスタート
何故か深いかごに入って出てきました。
今回もPain au chocolatの食べ比べ。ということでほぼ毎朝食、色々なパン屋さんで試してみましたが、ここは評判通りダントツに美味しかったです。
生地がサクサク、バターたっぷり、チョコはもう少し多めでも良いかな?
コーヒーはイタリアから出たら基本はアメリカン。
それにしても美味しくないなぁ…
それに、イタリア感覚で飲もうとしたらあちち。火傷した。
イタリアのアメリカンはぬるいからなぁ…
真冬でもテラスで食べるんだよなぁ
Chez Maitre Pierre
ニース、美味しいパンで検索すると大抵一番に出てくるようなお店ですが、思いのほか小さいお店でした。
ここからとりあえず海岸へ
やっぱり海はいいなぁ~
そしてこの時期イタリアはもんのすぐ~く寒かったのですが、こちらは暖かい。さすが南仏。冷たい風がないです。
海岸線をぶ~らぶら
色々なオブジェが有りますね。
その中でも
あれ?こんなところにも女神様
かなり小さいですが自由の女神がいました。
夏は席空かないだろうなぁ…それにしても長い。
こんなに穏やかな街なのに、なんであんな悲惨な事件が起きてしまったのか…
この奥に昨年の夏のテロの犠牲者の為に花などが手向けられていました。
今年はこんな悲惨な事件が起きず、少しでも世界が平和でありますよに。
海岸線から中に入ってみましょう。
このアーチを抜けると
普段はフラワーマッケットで有名な広場ですが、
月曜日はお花は出ておらず、骨董市になっていたので、思わずぶらぶら。
イタリアもそうですが、やはり最近の骨董市はもうガラクタ市ですね。
家の倉庫から持って来たようなものが多いなぁ…
という中でも気になってのがこれ
ネズミのろうそく立て
2個で6ユーロと安いけど…もちろん買いませんでした。
それよりももっと気になったのはこれ
これ何?
と思ってFBに載せたところ、フランスに詳しい友人が教えてくれました。
これは「ガレット・デ・ロワ(galette des Rois)」の中に入っているフェーヴというもの。
と言われても分からないので調べてみました、そしてものは試し、この時期にフランスに来ることはもうないと思うので、私もこのガレットを買ってみました。
袋もちゃんとガレット用。
これがガレット・デ・ロワ(galette des Rois)
これは伝統的なタイプで、サクサクのパイ生地に、アーモンドクリーム(frangipane)が詰まっています。
Roi(Roisは複数形)は王様のことなので、このガレットは「王様のケーキ」ということなんだそうです。
王様のケーキ?と言ってもフランス王の事ではなく東方三博士rois magesのことで、これEpifania(フランス語ではエピファニー)にちなんだお菓子なんだそうです。
古代ローマ人の新年の農耕のお祭りで、くじ引きで当たりを引いた者は奴隷でも王様になれた、とか。
フランスで1月1日から6日にかけて行っていたお祭りが、このローマ時代のお祭りに似ていたところから5世紀に1月6日がエピファニーと定められ、時代を経るにしたがって、ガレット・デ・ロワを食べて、お祝いすることになっていったようです。
今では、クリスマス後の2番目の日曜日を公現祭に当てているようです。
イタリアでは1月6日が公現祭ですが。
正式には1月8日に食べることになっていると書いている人もいますが、1月中は色々なイベントに登場するお菓子なんだそうです。
というのもこのケーキちょっとした縁起物
このガレット・デ・ロワの中には、小さなフェーヴ(fève、そら豆の意味)が入っています。
その名の通り、昔は乾燥したそら豆を入れたそうですが、今では陶器製や金属性の飾りがフェーヴとして使われています。
切り分けたガレットにそのフェーヴが入っていた人は、その日1日王様や女王様になる資格が与えられ、回りの人に命令ができます。
また、1年間その幸運が続くといういわれも有るそうです。
だからガレットを購入すると必須アイテムとして紙の王冠が付いてきます。
これはちょっと違うタイプ
色々有るしおしゃれだわ~
ここのもおいしそうだったなぁ。
オリジナルのファーヴかな?
とにかく色々。
有りました。
私が買ったガレットには2個フェーヴが入っていました。
1個かと思っていたので、ちょっと嬉しかったです。
このフェーヴやはりコレクターが多いようですね。
私もはまりそう…
この後また美味しそうなパン屋さんを発見
ここで2個目のPain du chiocorat
ここはサクサク感がいまいちだけど、中のチョコは多いなぁ。
良い天気
さてさて、そろそろマティス美術館へ行かないと。
ということで歩き始めると
ここのパン屋さんのガレットにはこのシリーズが入っているのね。
甘そうなお菓子がいっぱいでした。
ではでは次回はマティス美術館へ
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