長崎ネタからちょっと離れますが、先日録画しておいた先週の「日曜美術館」を見ました。
テーマが大好きなアンリ・ルソーだったので。
そして冒頭でびっくり!
昨年9月5日の朝のNHKニュース内の1コーナである、「世界のニュースザッピング」(こんな感じの名前。6時45分くらいに毎日世界中の面白いニュースを紹介している)で「アンリ・ルソーの作品発見⁉」ニュースを流していました。
この動画、これに関するNHKの記事はみつからなかったのですが、ニュースはこんな感じ。
アンリ・ルソーの生まれた北西部の町の美術館に1つの小包が届きました。
その中身がなんとルソーの絵!
ルソーの作品は全部で200数点と決して多い方ではないので、これが真作なら世紀の大発見だ!!
小包の中にはルソーが描いたことを証明する鑑定書まで入っていたというから美術館の職員は大騒ぎ。
作品名は「釣り人のいる風景」。
寄贈者はこの美術館はルソーの生誕地にあるのに、作品がないことを残念に思い、この絵を寄贈することにしたと。
美術館は専門家に鑑定を依頼。本物なら数億円の価値がある。
実はこの美術館、かつてルソーの贋作を展示していたこともあったらしいので、学芸員たちは特に慎重になっているという。
来観客が寄付した仏画家アンリ・ルソーの作品「釣り人のいる風景」。仏ラバルの美術館「Museum of Naive Art and Singular Arts」で(2017年8月29日撮影)。(c)AFP/JEAN-FRANCOIS MONIER
英語の記事はこちら。
はてさて、真相はいかに???
この写真からはわからないけど、寄贈するつもりなら何で小包で?
直接美術館にもって来たって良くないか?と思うのは私だけ???
番組ではこれ、さらっと流して後はゲストを交えたおしゃべり。
そちらの方は、ゲストで出ていたミュージシャンのクローバー氏がどれだけルソーが好きか、ということがよく分かったくらい。
ただ1つ驚いたのは日本には30点以上もルソーの作品があるという!!
一番多い9点の作品を所蔵しているのは、昨年私も行った、長野県諏訪市のハーモ美術館。(その時の記事)
この美術館は良いわ~ホント。もう1度行ってもいいわ。
番組でも言ってたけど、「独学で学んだ画家の作品をメインに収集している」んですと。
そういえば先日損保ジャパン日本興和ビルに「ターナー」を見に行った時に、グランマ・モーゼスの作品を見ました。
損保ジャパン東郷青児美術館は彼女の作品を多数所蔵しています。
アメリカ人なら知らない人はいない(本当かな?)というモーゼスおばあちゃん(本名:アンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス)は70代で絵を描き始め、80歳で初の個展を開いたという超遅咲きの花だけどとても温かみのある作品を描きました。
1969年アメリカの切手になった作品。
損保ジャパン東郷青児美術館では子供用ですが、簡単なガイドブックがあったので、買ってみました。
とても分かりやすい(子供用だから当たり前だけどね)
ハーモ美術館には刺繍も飾られていました。
って、なんの話をしていたんでしたっけ?
そうそう、日本には30点ものルソーの作品があるって話でしたね。
番組に世田谷美術館の学芸員さんが参加していたのですが、世田谷美術館にも4点ほどルソーがあるそうです。
こちらはうちから近いわけではないですが、日帰りで可能なので、4点見られることを確認したら見に行きたいと思います。
他にも、箱根のポーラ美術館。
あれ?ここは8点も有る。(参考:http://www.polamuseum.or.jp/collection/artist/アンリ・ルソー)
他にも大原美術館の
「パリ近郊の眺め、バニュー村」
東京国立近代美術館の「第22回アンデパンダン展に参加するよう芸術家達を導く自由の女神」
って私この「東京国立近代美術館」の存在知りませんでした。(http://www.momat.go.jp/)
あとはブリヂストン美術館に「イヴリー河岸」ともう1点
山形美術館 に「工場のある町」
サントリーミュージアム天保山 に「パッシィの歩道橋」と「オステルリッツ駅から左側を見た風景」
ひろしま美術館に「要塞の眺め」
メナード美術館 「工場のある風景」
こんな感じで約30点ですかね?
とりあえず日本に有るものはすべて見てみたいものですが、なかなか常設してないところ多いでしょね。
ちなみに東京会場は昨日で閉展してしまった「プーシキン展」にもルソーの作品が来ていました。
「馬を襲うジャガー」
ジャングルもジャガーも見たことがないルソーが描いた不思議な作品。
この作品の詳しい解説がこちらで見られます。(今日はなぜかリンクが貼れないんですよ~)
https://www.youtube.com/watch?v=rH-IgSdThg4
大阪では7月21日から10月14日まで開催です。(プーシキン展)
やはり日本人には根強い人気が有るな、と改めて感じました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます