マフィアがらみなのか？？？

今晩は、Notte dei Musei(夜の博物館)というイベントがあるので、明日早いのに出かけようと思っていたら、急遽このイベント、イタリア全国で中止になった。

日本でも一部報道されているようだが、今朝、専門学校の前に仕掛けられた爆弾が爆発。
16歳の少女が死亡、数名が重態。
この事件の為、イタリア全体が全てのイベントを自粛、半旗が掲げられている。

日本の報道では「マフィアがらみ？」と言われているようだが、実際何も分かっていない。
ただ、何の罪もない学生、学校を狙ったと言うことはこちらでも大きく報道されていて、
「イタリア中の親が、子供を学校に朝送り出して、帰ってこないなんてこと想像できるはずがない」と保護者は憤りを隠せない。
本当に報道を見ながら涙が出てきた・・・

イタリアの歴史を紐解いてみれば、テロ、マフィアとの紛争は根深く、未だに完全になくなったわけではない。
その中でも非常に有名なシチリアの検事Giovanni Falcone,Paolo Borsellino
実はそのGiovanni Falconeがマフィアの殺害されたのが調度20年前、1992年の5月23日、来週に当たる。
20年ということで、テレビでも特番が組まれたり、サッカーの記念試合が行われたりすのだが・・・

ブリンディジ市はマフィアの影響力が強く、この日は、２０年前にマフィア摘発の先頭に立っていた検事夫妻がシチリアで爆殺されたのにちなみ、マフィア反対のデモ行進が予定されていた。専門学校には、暗殺された検事の妻の名前が付けられていた。（毎日jpより)

誰が、何の目的でつみもない若い命を狙ったのか？
犠牲者の冥福を祈ると共に、一刻も早い犯人の発見を望むばかりだ。

ということで、私は明日の朝マドリッドへ発ちます。
準備は万端のつもりだけど・・・悪評高いライアンエアーが心配だわ。
お天気悪いみたいだしなぁ。(Firenzeも明日からしばらく天気は悪いようです。)
まぁとにかく楽しんできま～す。