昨日は別の朝刊にも興味深い記事が出ていた。
知らなかった、メキシコにも26聖人殉教図があるなんて。
図が分かりにくいので
写真はWikipediaから拝借しました。
メキシコにこの壁画があるのは、殉教したうちの一人にメキシコ出身のフェリペ・デ・ヘススがいたからだろう。
この壁画は1939年の改修作業中に壁を覆っていた漆喰の下から発見された。
壁画は400 m² に渡って教会の礼拝空間の両側の壁を覆っていて、フェリペ・デ・ヘススと宣教者たちの日本への到着とその殉教を伝えている。壁画はおそらく17世紀中頃、1627年にフランシスコ会の宣教師が列福されたのちに描かれと考えられ、初期フレスコ画の手法で描かれている。
この壁画を誰が描いたのか、どのような政治的背景によって作成されたかはほとんどわかっていないが、ルイス・イスラ・ガルシア (Luis Islas Garcia) というこの修道院に住み先住民たちを助けたアジア人の学者がその作者だとされている。(参照:Wikipedia)
思ったより詳しくWikipediaに出ているので興味がある方は是非そちらをご参照ください。
メキシコかぁ…遠いな。
でも是非肉眼で見てみたいフレスコ画の1つです。
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ジャック・カロ[ナンシー, 1592年 - ナンシー, 1635年]の版画もあるようです(URLは上野の西洋美術館)。
ただ、日本二十三聖人の殉教になってんですね。フランシスコ会の人だけ認めてイエズズ会の3人は認めないという党派争いが覗われます。この版画については昔の芸術新潮で、パリで版画を買った人の「三人たりない殉教者 / 坂本満」1969
てのがありまして、記憶しております。
また、当時の宣教師が、日本人の奴隷貿易やってたんで秀吉の激怒をかったので、まあ当時のキリスト教弾圧には色々闇の部分、善し悪しの部分はあったようです。
本当にいつもいつも興味深い情報をありがとうございます。
この版画は非常に興味深いですね。フランシスコ会は所謂伝統的は正統派、イエズス会は新興宗教ですからねぇ…根深いですね。
そうなんですよね、私も以前は全面的に秀吉が悪い(?)と思っていましたが、もし禁教してなかったら、日本もスペインの支配下だったのかも?という可能性も有ったことを知ると、見方が変わります。