今朝、こちらは冬時間に。日本との時差が8時間になった。
こうなると日が暮れるのが早く、夜が長くなる。
この週末は連休。
明日は墓参りの日、Festa dei mortiだ。
しかし、この週末は天気が悪いようで、今日も朝から雨が降ったり止んだり。寒い!!
ということで溜まっていることを片付けないとね。
さて、先週水曜、木曜とCarraraを再訪していた。
すっかり第2の家族となった友人の旦那様のお宅へ
今回の目的は2つ
1つは前回果たせなかったLardo di Colonnataを食べること。
2つ目は栗拾い。
栗の季節がもう終わり、ということで、いきなり授業が休講になったことをいいこと(?)に行って参りました。
Colonnataと言えばLardo!
こんな小さな街が世にも(?)有名なのはこれ↑のおかげ。
以前肉嫌いな友人がこの街を訪れ、ここのLardoを食べたら、それはそれはおいしかったと聞いたときは街の名前をすっかり忘れていたが
前回、友人の旦那様から「必ず食べるように!」と言われ、街の名前を思い出した。
最近、恐ろしいほど記憶力が悪い・・・忘れダケ(悪いきのこ)でも食べたかな?
さて、Lardoとは?
豚の背中の脂身のこと。
脂・・・というだけで日本人にはちょっと抵抗が有りますが、ColonnataのLardoと言えば、イタリア人も喉を鳴らす絶品!
イタリアの食品でも生産、加工の製法が規定されるIGP(Indicazione geografica protetta、保護地域指定表示)がついた貴重品。
ここのlardoがなぜ特別なのか?といいますと
塩・コショウの他、ローズマリーなど様々なハーブと、私が一番印象的だったのはcannella(シナモン)。
これらをすり込んだ脂身の塊を、にんにくを塗った大理石の箱に漬けこむ。
お父さんが私のために、作業工程を見せて欲しいとお店の人に交渉してくれました。
Larderia・・・ラード屋さん、よ
昔は一枚岩をくりぬいて容器を作っていたらしいけど、今は技術が発展して、板を組み合わせた箱を使っている。
にんにくのせいで壁は黄色に変色。
びっしりと詰まったLardo↓
大理石によって一定の温度と温度が保たれ、6~10ヶ月すると要らない脂肪分が落ち、香りのよい、とろけるようなlardoに仕上がる、というわけ。
これ、大理石の採掘場で働く人たちが作り出した所謂"povero(貧しい)"食べ物だった。
これこそ厳しい重労働を強いられた、労働者たちのタンパク源、元気の元であった。
ここではPancetta(豚のばら肉)もつけられていた。(見た感じ、違いは分からん)
塩を落とし、洗って干されたのがこちら↓
ご両親のお勧めはこれを薄く薄~く切ってパンのうえに乗せて焼く。
今は日本で生活している息子(友人の旦那様)が、「薄く切るのが得意で・・・」と話すMammaの目には
うっすら涙が・・・日本は遠いです。
生で食べてももちろんおいしい・・・って実はまだ生で食べていないので、これから食べますわ。
よくantipasto mistoなどを頼むと生ハム類と一緒に出てくる。
普通のlardoはどちらかというと脂っこさが残るので私も苦手な方。
でもこれにはそれが無い、のが特徴・・・かな。
とにかくこの独特のにおい。文字では伝えられないのが残念です。
ほんと、なんとも言えませんわ・・・
キロ13.5ユーロだから他のものに比べてそれほど高くないかなぁ・・・でも貴重性を考えたら、ねぇ
特にわざわざ産地に来ているからこの値段なんだもんねぇ。
下界ではなかなかお目にかかれないのが現実です。
生を買い、「持って帰る!」と言ったら心「Sotto vuoto(真空パック)にしたら?」心配されたけど、Firenzeまでですから
日本へだったら・・・密輸?殺生だなぁ
今、うちの冷蔵庫に入っていますが、いつまでもあると思うな・・・ですね。
さて、このColonnnataという街は本当に小さい。人口350人!?
これで終わりって感じ。
猫が多いのは食べ物が多い証拠?
唯一の教会の前には、お父さんの友人が作った彫刻
こちらは大理石の採掘作業を模った彫刻
例えばこれ
まさにこれですこれ
トラックが大理石を積んで下りてくる。
牛に引かれた大理石。
リアルで結構面白い。
冬が厳しいので窓は小さい。
たわわに実がなった柿の木。
今回分かったことの1つにこの柿、イタリアでは2種類有るらしい。
1つはイタリア人好みのどろどろにやわらかくなる実がなる柿。
そしてもう1つは私たち日本人好みの硬い実がなる木。
こちらの方が少ないらしく、貴重で高いんですと。
そういえば、このご両親の嫁(つまり友人)がFirenzeに居たこの時期
私は当時Perugiaにいて、毎週どちらかがお互いの家を訪ねていたので、友人はPerugiaに彼がいると思われていた。
初めて冬時間になるのを経験した私たちは、基本的に3時が2時になるのだが、何か特別なことがあるのかも?と
その時間までおきてテレビを見ていた。(もちろん何もありませんでしたが)
あれから6年。
私は今Firenzeにいて、彼女のおかげでこうして彼女のSuoceri(舅、姑)にお世話になっている。
人生って、人との出会いって本当に不思議。
センチになってもお腹はすきます。
調度お昼の時間だよ!
Buon appetito!
もちろんlardoも食べるよ~!!
こうなると日が暮れるのが早く、夜が長くなる。
この週末は連休。
明日は墓参りの日、Festa dei mortiだ。
しかし、この週末は天気が悪いようで、今日も朝から雨が降ったり止んだり。寒い!!
ということで溜まっていることを片付けないとね。
さて、先週水曜、木曜とCarraraを再訪していた。
すっかり第2の家族となった友人の旦那様のお宅へ
今回の目的は2つ
1つは前回果たせなかったLardo di Colonnataを食べること。
2つ目は栗拾い。
栗の季節がもう終わり、ということで、いきなり授業が休講になったことをいいこと(?)に行って参りました。
Colonnataと言えばLardo!
こんな小さな街が世にも(?)有名なのはこれ↑のおかげ。
以前肉嫌いな友人がこの街を訪れ、ここのLardoを食べたら、それはそれはおいしかったと聞いたときは街の名前をすっかり忘れていたが
前回、友人の旦那様から「必ず食べるように!」と言われ、街の名前を思い出した。
最近、恐ろしいほど記憶力が悪い・・・忘れダケ(悪いきのこ)でも食べたかな?
さて、Lardoとは?
豚の背中の脂身のこと。
脂・・・というだけで日本人にはちょっと抵抗が有りますが、ColonnataのLardoと言えば、イタリア人も喉を鳴らす絶品!
イタリアの食品でも生産、加工の製法が規定されるIGP(Indicazione geografica protetta、保護地域指定表示)がついた貴重品。
ここのlardoがなぜ特別なのか?といいますと
塩・コショウの他、ローズマリーなど様々なハーブと、私が一番印象的だったのはcannella(シナモン)。
これらをすり込んだ脂身の塊を、にんにくを塗った大理石の箱に漬けこむ。
お父さんが私のために、作業工程を見せて欲しいとお店の人に交渉してくれました。
Larderia・・・ラード屋さん、よ
昔は一枚岩をくりぬいて容器を作っていたらしいけど、今は技術が発展して、板を組み合わせた箱を使っている。
にんにくのせいで壁は黄色に変色。
びっしりと詰まったLardo↓
大理石によって一定の温度と温度が保たれ、6~10ヶ月すると要らない脂肪分が落ち、香りのよい、とろけるようなlardoに仕上がる、というわけ。
これ、大理石の採掘場で働く人たちが作り出した所謂"povero(貧しい)"食べ物だった。
これこそ厳しい重労働を強いられた、労働者たちのタンパク源、元気の元であった。
ここではPancetta(豚のばら肉)もつけられていた。(見た感じ、違いは分からん)
塩を落とし、洗って干されたのがこちら↓
ご両親のお勧めはこれを薄く薄~く切ってパンのうえに乗せて焼く。
今は日本で生活している息子(友人の旦那様)が、「薄く切るのが得意で・・・」と話すMammaの目には
うっすら涙が・・・日本は遠いです。
生で食べてももちろんおいしい・・・って実はまだ生で食べていないので、これから食べますわ。
よくantipasto mistoなどを頼むと生ハム類と一緒に出てくる。
普通のlardoはどちらかというと脂っこさが残るので私も苦手な方。
でもこれにはそれが無い、のが特徴・・・かな。
とにかくこの独特のにおい。文字では伝えられないのが残念です。
ほんと、なんとも言えませんわ・・・
キロ13.5ユーロだから他のものに比べてそれほど高くないかなぁ・・・でも貴重性を考えたら、ねぇ
特にわざわざ産地に来ているからこの値段なんだもんねぇ。
下界ではなかなかお目にかかれないのが現実です。
生を買い、「持って帰る!」と言ったら心「Sotto vuoto(真空パック)にしたら?」心配されたけど、Firenzeまでですから
日本へだったら・・・密輸?殺生だなぁ
今、うちの冷蔵庫に入っていますが、いつまでもあると思うな・・・ですね。
さて、このColonnnataという街は本当に小さい。人口350人!?
これで終わりって感じ。
猫が多いのは食べ物が多い証拠?
唯一の教会の前には、お父さんの友人が作った彫刻
こちらは大理石の採掘作業を模った彫刻
例えばこれ
まさにこれですこれ
トラックが大理石を積んで下りてくる。
牛に引かれた大理石。
リアルで結構面白い。
冬が厳しいので窓は小さい。
たわわに実がなった柿の木。
今回分かったことの1つにこの柿、イタリアでは2種類有るらしい。
1つはイタリア人好みのどろどろにやわらかくなる実がなる柿。
そしてもう1つは私たち日本人好みの硬い実がなる木。
こちらの方が少ないらしく、貴重で高いんですと。
そういえば、このご両親の嫁(つまり友人)がFirenzeに居たこの時期
私は当時Perugiaにいて、毎週どちらかがお互いの家を訪ねていたので、友人はPerugiaに彼がいると思われていた。
初めて冬時間になるのを経験した私たちは、基本的に3時が2時になるのだが、何か特別なことがあるのかも?と
その時間までおきてテレビを見ていた。(もちろん何もありませんでしたが)
あれから6年。
私は今Firenzeにいて、彼女のおかげでこうして彼女のSuoceri(舅、姑)にお世話になっている。
人生って、人との出会いって本当に不思議。
センチになってもお腹はすきます。
調度お昼の時間だよ!
Buon appetito!
もちろんlardoも食べるよ~!!
楽しいブログをありがとうございます。
とても堪能しました。
今生で食べてみました。焼くと脂がにじみ出て、それもおいしいですが、生はやはり舌でとろける感じ・・・!イタリアにはまだまだ未知の食べ物がいっぱいです!!