先ほどテレビでスカラ座のコンサートの中継があった。
何の?と言いますと、Papa(教皇)がミラノを訪れているんですが、趣旨はこれ
l'Incontro mondiale delle famiglie.
まぁ「世界中の家族と会見」というなんともいいがたい理由ですが、先日からの震災の為
震災で被害に合った家族を見舞う・・・というような趣旨が新たに盛り込まれた。
コンサートには被害に合った家族から、パレスチナ人、イスラエル人など(なぜか私には非常にタイムリー)
所謂Solidarieta',キリスト教の団結と相互援助を目標としている。
キリスト教徒でない私から見るとちょっと怖い。
だって所詮は決起集会みたいなものでしょう・・・ってちょっと勉強しすぎかな???
コンサートはDaniel Barenboim(ダニエル・バレンボイム)の指揮で、ベートーベンの第九が演奏された。
ユダヤ人で、国籍はイスラエル・・・彼を指揮者に選んだことは偶然ではないだろう。
中継があることは全然知らず、たまたまチャンネル回したら(古いな~今は回さないよね。)Papaが入って来たところだったので、最初から最後までしっかり聞きました。
あれ?私第九を通して聞くの初めてかな???
うちのおんぼろテレビでもすごく良かったので、本物はすごかっただろうなぁ。
ってなんとなく年末モードになっている私。
演奏が終わり、当然Papaの挨拶が有ったのですが、なんとここがイタリア。
お話の途中で「私たちはこの辺で・・・」と放送が打ち切られたんです。
それも変な時間。(9時15分くらい)その後どんだけ大事な番組があるって言うんだか・・・
笑わずにはいられなかった。
Papaはスカラ座は敗戦後真っ先にコンサートが行われた場所で、ミラノの人たちにとってスカラ座の再建はまさにイタリアの復興の証だった・・・とドイツ訛りの聞き取りにくいイタリア語でご挨拶。
テレビに映っているとは夢にも思っていない後ろのバイオリン奏者の女性は大あくび。
あとで恥ずかしい思いをするだろうなぁ・・・
とここまではよかったのだが、その番組を見た後、友人がFBにシェアした記事を見て、複雑な気持ちになった。
今回のPapa,ミラノ訪問で1300万の費用がかかっているとか。
警備や会場設営などなど・・・
その費用、地震の被害にあっている人に寄付したら?
って思わずにはいられないですわ。
ただ、そうは言っても私たち日本人だって、被災地の人たちは天皇、皇后両陛下の訪問に癒されるもんなぁ。
Papaに関してもそうなのかもしれない。
ただ、被災地に行くわけではないからねぇ・・・ちょっと複雑な気持ちになりますわ。
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そうなんだ…という感じです。私もここのところの試験勉強のおかげ(?)で、パレスチナ人とイスラエル人の違いが分かったので、なんとなくすごいことなのでは?と思っていたのですが、それに加えてドイツ人のPapaですからねぇ…
ここには書き忘れたのですがMaggiordomoの不祥事から最近またヴァチカンはたたかれているので、そういう絡みがあったのでは?とはお気楽な日本人でも想像がつきますけどね。
宗教、お金…怖い話です。
Papa(今のPapaはドイツ人)が彼のコンサートを訪れたとしたら、それは昔の歴史を否定したいという考えからでしょう。
いずれもお金か名誉か何かが絡んだコンサートだったと思います。
しかし、パレスチナ人とイスラエル人が同じ場所に集まったとしたらすごい。ありえないかも知れない、、、。