ユネスコのブラックリスト

今日は珍しく夜のスケジュールが詰まっているので、出かける前に。
ここ数日このネタを載せよう載せようと思っていたのですが・・・
今朝のニュースでまた改めて取り上げられていたので、今度こそ忘れる前に書いてしまおう。

先日新たにメディチのお屋敷がユネスコの世界遺産に登録されたことはご報告しましたが、実は今度はその逆、近々世界遺産リストからポンペイが外されるのでは？という話。
世界遺産に登録されるのも難しいことですが、その”タイトル”を保持して行くこともまた大変。
ポンペイは数年前から荒廃が激しく何度建物が崩れたことか。
管理不行き届きが指摘され、それも政府が補助金を切ったからだ、募金を集めろなどなど色々策は講じてきた(つもり？)わけですが、ここのところ発掘作業をする人、修復する人たちがストライキを起こしています。
問題は・・・やはり南特有のお金の流れ。
最近読んだこの本に、そのあたりは簡単で分かりやすく説明されていました。

タイトルはちょっと強烈だけど・・・まぁどちらもおばかさんなんですよ。
在日20年のイタリア人が語る真のイタリア。
実際イタリアに住んでいても見えない部分(特に前首相のモンティ氏の件は興味深かった)が簡単にかつ簡潔に説明されていてとても面白かった。
イタリアに興味のある人は是非読んでみると良いかと。
これが偽りのない、今の(いやもしかしたら現在はもっと悪化しているかも)イタリアかと。

そして皮肉なことに現在イギリスの大英博物館で行われているポンペイ展は大英博物館で行われた過去の展覧会の中でも3番目、というくらいの大人気、人が入っているそうです。

世界中の注目を集める”世界遺産”
既に世界遺産剥奪のブラックリストに載っているというポンペイ
その未来を握っているのは、さて誰なのでしょう・・・