朝の雨は昼過ぎには上がった。
結局今日は傘を開かずに済んだ!
夕方用事があって出かけて、帰りに最近よく寄っているkm0のお店にワインを買いに行った。
あっ、そういえば土曜日、ここでりんごを買ったとき、新ワインの話をしていたら、店主のお兄さんに
「今出ている所謂Vino nuovoはあまりお勧めしないよ」と
「なぜ?」と聞くと
vino nuovoはvino nuovo(新酒)であって,Novello(ヌーボーの方が分かりやすいかな?)ではない
と言われた。
とは?
Novelloつまり11月,Novembreからも分かるように本来11月のものなんですと。
ブドウを収穫するのが10月の頭と考えれば、10月の中旬くらいに出ているワインは、fermentazione(発酵作用)の過程で何か加えている
と考えた方が・・・とのこと。
確かに・・・おぬしまだまだですな。
ということでここのBioのワインは11月6日到着予定です。
話が横に逸れましたが、店に着いたのが7時5分。
電気はついているけど店主はいない。
"Torno subito!"すぐ戻ります???っていつよ???
寒くなかったのでしばらく待ってみる。
5分後una signora(女性)がやって来た。
「誰もいないの?」「はい」
この場合はNoで答える。日本語の感覚だとSiですが、それは間違い・・・と分かっていながらついSiと言ってしまう自分
「あら、じゃあ今日はパスタなしだわ」とSignora
「えっ、じゃあ私はワインなしだわ・・・」
「Torno subito!?Subitoねぇ・・・」とSignora
「イタリア人の常套句ですね。」
二人でそんな話をしているとさ~とが私たちの前に止まった。
「あなたも?」とSignora
「店主はいないんですか?」と青年
「そうよ、あなたが3人目」
とここから井戸端会議勃発。
「ここ、Tartufo置いてあります?」青年
「Tartufo!?」私たち2人
「書いてないからないと思うけど。あなたが買うなら今晩はあなたのうちでご馳走になるわ!」Signora
「いや~僕Tartufo bianco(白トリュフ)を売りにきたんですよ」と青年
「あら、いくら?」
「グラム、・・・ユーロです」
「まぁ、いいお値段ね。Toscana産?」
「いえ、Romagnaです。でも100グラム単位で買わなくても・・・、20グラムくらいなら20ユーロですよ」
ということは100グラム5倍で・・・100ユーロ?ひえ~と隣で私。
「でも私一人だからそんなに買っても使えきれないからな・・・どうやって保存するの?」
「紙に包むか米につけておくといいですよ。但し、早く使うに越したことは無いですけど。」
「ふ~ん」私
「そう、いや実は今日ねぇ、昔トリュフを売り歩いていたおじいさんのこと急に思い出してね。
その人はもう死んでいると思うんだけどね、そうねぇ10年位前で70歳くらいだったから・・・不思議な偶然ねぇ」
「僕が教えてもらっている人は92歳ですよ。もしかしたらその人ですか?」
「えっ、こんな鷲鼻のひとよ」
「Pontasieveの××って人です」
「いや~多分違うわ。」
私?ふむふむと聞いているだけ。
まだ続く
「結構取れるのTartufo?」Signaora
「僕は普段大学に行っているので、これは趣味なんですよ」
「何を勉強しているの?」
「森林学です」
「まぁ、すごいわねぇ」
「でも仕事は無いですよ。(笑)」
「でもいいじゃない。私メキシコに行ったときに見た自然は本当によかったわよ」
「いや~僕も2ヶ月メキシコに行っていたんですよ」ecc.
こんな会話が永遠と続き、あっという間に7時25分
あと5分待ったら帰ろうと思った矢先
この青年が"Torno subito"の脇に小さく書かれた電話番号を発見。
Signoraが電話をかけようとした瞬間なぜか店主が中から・・・
倉庫にこもっていたんだと~
まぁよくある話ですわ。
私が1番だったのでワインを買っている間
店主に買取を断られた青年からSignoraが一番小さいトリュフを購入。
そりゃああの話の流れならね・・・
森の宝石、私はそのにおいだけご相伴にあずかりました。
青年はイタリアの学生がよく背負っているあのリュックにトリュフを入れていました。
そんな使い方もあるのねぇ
この30分の井戸端会議、私は合いの手を入れるのが精一杯だけど
イタリアらしく心が温かくなったのは決してワインのアルコールのせいではないでしょう。
それにしてもうわさ(?)のTartufo売り・・・初めて見た。
最後に今日(まだ25日です)のFirenzeはこんなでした
井戸端会議の後空を見上げたら星が出ていたので、明日は晴れるかな・・・
結局今日は傘を開かずに済んだ!
夕方用事があって出かけて、帰りに最近よく寄っているkm0のお店にワインを買いに行った。
あっ、そういえば土曜日、ここでりんごを買ったとき、新ワインの話をしていたら、店主のお兄さんに
「今出ている所謂Vino nuovoはあまりお勧めしないよ」と
「なぜ?」と聞くと
vino nuovoはvino nuovo(新酒)であって,Novello(ヌーボーの方が分かりやすいかな?)ではない
と言われた。
とは?
Novelloつまり11月,Novembreからも分かるように本来11月のものなんですと。
ブドウを収穫するのが10月の頭と考えれば、10月の中旬くらいに出ているワインは、fermentazione(発酵作用)の過程で何か加えている
と考えた方が・・・とのこと。
確かに・・・おぬしまだまだですな。
ということでここのBioのワインは11月6日到着予定です。
話が横に逸れましたが、店に着いたのが7時5分。
電気はついているけど店主はいない。
"Torno subito!"すぐ戻ります???っていつよ???
寒くなかったのでしばらく待ってみる。
5分後una signora(女性)がやって来た。
「誰もいないの?」「はい」
この場合はNoで答える。日本語の感覚だとSiですが、それは間違い・・・と分かっていながらついSiと言ってしまう自分
「あら、じゃあ今日はパスタなしだわ」とSignora
「えっ、じゃあ私はワインなしだわ・・・」
「Torno subito!?Subitoねぇ・・・」とSignora
「イタリア人の常套句ですね。」
二人でそんな話をしているとさ~とが私たちの前に止まった。
「あなたも?」とSignora
「店主はいないんですか?」と青年
「そうよ、あなたが3人目」
とここから井戸端会議勃発。
「ここ、Tartufo置いてあります?」青年
「Tartufo!?」私たち2人
「書いてないからないと思うけど。あなたが買うなら今晩はあなたのうちでご馳走になるわ!」Signora
「いや~僕Tartufo bianco(白トリュフ)を売りにきたんですよ」と青年
「あら、いくら?」
「グラム、・・・ユーロです」
「まぁ、いいお値段ね。Toscana産?」
「いえ、Romagnaです。でも100グラム単位で買わなくても・・・、20グラムくらいなら20ユーロですよ」
ということは100グラム5倍で・・・100ユーロ?ひえ~と隣で私。
「でも私一人だからそんなに買っても使えきれないからな・・・どうやって保存するの?」
「紙に包むか米につけておくといいですよ。但し、早く使うに越したことは無いですけど。」
「ふ~ん」私
「そう、いや実は今日ねぇ、昔トリュフを売り歩いていたおじいさんのこと急に思い出してね。
その人はもう死んでいると思うんだけどね、そうねぇ10年位前で70歳くらいだったから・・・不思議な偶然ねぇ」
「僕が教えてもらっている人は92歳ですよ。もしかしたらその人ですか?」
「えっ、こんな鷲鼻のひとよ」
「Pontasieveの××って人です」
「いや~多分違うわ。」
私?ふむふむと聞いているだけ。
まだ続く
「結構取れるのTartufo?」Signaora
「僕は普段大学に行っているので、これは趣味なんですよ」
「何を勉強しているの?」
「森林学です」
「まぁ、すごいわねぇ」
「でも仕事は無いですよ。(笑)」
「でもいいじゃない。私メキシコに行ったときに見た自然は本当によかったわよ」
「いや~僕も2ヶ月メキシコに行っていたんですよ」ecc.
こんな会話が永遠と続き、あっという間に7時25分
あと5分待ったら帰ろうと思った矢先
この青年が"Torno subito"の脇に小さく書かれた電話番号を発見。
Signoraが電話をかけようとした瞬間なぜか店主が中から・・・
倉庫にこもっていたんだと~
まぁよくある話ですわ。
私が1番だったのでワインを買っている間
店主に買取を断られた青年からSignoraが一番小さいトリュフを購入。
そりゃああの話の流れならね・・・
森の宝石、私はそのにおいだけご相伴にあずかりました。
青年はイタリアの学生がよく背負っているあのリュックにトリュフを入れていました。
そんな使い方もあるのねぇ
この30分の井戸端会議、私は合いの手を入れるのが精一杯だけど
イタリアらしく心が温かくなったのは決してワインのアルコールのせいではないでしょう。
それにしてもうわさ(?)のTartufo売り・・・初めて見た。
最後に今日(まだ25日です)のFirenzeはこんなでした
井戸端会議の後空を見上げたら星が出ていたので、明日は晴れるかな・・・
トリノは寒かったのでは?(ベルリンに比べたらましなのかな?)
基本的におしゃべり大好きだと思います。1個聞いても10個は返ってきますからねぇ・・・イタリア人は急ぐことよりもおしゃべり重視。行列が出来ていても世間話はやめないですからねぇ。日本人的には「早く~」と思うこともありますが、慣れてしまえば・・・ねぇ。ということで、小ネタはどんどん増えて行くのであります。