本日無事フィレンツェ大学を卒業しました。
卒論はエンジンかかるのが遅く、かかってからは急発進したと思ったら、アメリカの方まで寄り道して、ゴールが更に遠くなったかと思いきや、またそこから急速にスピードを上げ、ギリギリで駆け込んだばっかりに、目次を付けるの忘れました。
それを教授に指摘され、「次回は(ちゃんとつけます)」と答えて、その場にいた3教授、卒論の審査を見に来てくれていた友人みんなの笑いを誘ってしまいました。
言葉のハンデは有るものの、多くの文献にあたり調査したことや、
何度も教授のところへ行き、卒論に手を加えたことは評価してもらえました。
本当は一人でひっそり卒業するつもりでしたが、
普段からフィレンツェで私を支えてくれる友人たちが是非というので、同席してもらい、
一生で一番恥ずかしい姿を見せてしまいました。(それでこの笑いって・・・)
10年もかかってしまいましたが、誰にも頼ることなく(レポートのチェツクだけはしてもらいましたが)一人でここまで来れたことは
例え成績が悪くても、自分の誇りだと思っているし、それが私の実力だと思っています。
精神的には色々な人に支えてもらっていたので、一番近くで見守ってくれていた友人にはささやかながらランチでお返しをさせていただきました。
遠い日本から応援してくださった皆さんには、いつの日か改めてお礼がしたいと思っています。
まだしばらくこちらに居るつもりですが、この先はイタリアで得たことを糧に、それが活かせる仕事ができればよいと、漠然ではありますが考えております。
最後に、10年間私のわがままを何も言わずに見守ってくれた両親と(これから親孝行するので許してね)
私をフィレンツェに送ったことをとても心配してくれ、卒業を心から喜んでくれた恩師に心からの感謝を。
P.S卒業祝い(?)に恩師が最近書いている論文が送られてきた…明日から暇だから読みますかね。
とりあえずご報告まで。
こんにちは
ご質問の件ですが、私も最初は単語1つ1つに気が取られていましたが、結局それは時間の無駄でしたね。授業の重要なことが分かれば、細かいところが聞き取れなくても大丈夫だと思います。日本語でも1語1語を拾うことはないですよね。特にイタリア人は同じことを言葉を替えて、何度も繰り返しています。授業だけではなく、一般の人もそうです。日本人の私たちは子供のころから要点だけを的確にとらえ、答えるように訓練されて来たので、イタリア人のように同じことを、ダラダラ(失礼!)言葉を替えて出来るだけ長く話すというのは、語彙数も少ない私たちにはまず無理ですよね。でも試験で大切なのは、要点がつかめていることなので、細かい単語は流した方がいいと思います。(それが重要な単語というなら話は違いますが…)
周りの日本人の中には、試験でこれを話すと原稿(?)を準備してかかっていた人もいますが、私にはそれはできなかったのですね。
参考になるかは分かりませんが、私の場合は、一応授業でノートを取り(それもイタリア人のように全てを書き取ることはできないので、重要だと思われることだけ書き取っていました。あくまでも私が重要だと思ったことなので、的外れの時も有りましたけど…)その後まずテキストを読みました。その時も出来るだけ細かい単語は流し、大まかに要点を抑える感じで。そしてテキストの重要だと思われるところを書き取っておきました。
その後で録音したものを聞きなおす。すると、大抵授業で言っていたことが出てくるので、自然と重要なこととそうでないことが分かると思います。聞き取れなかった単語などもそこで拾えたりしますしね。その後テキストをもう一度読めると格段に理解力は上がりますよね…って思いながらほとんどできませんでしたが。(笑)
イタリア人のノートのコピーをもらったことも有りますが、特別優秀な子ならいいのでしょうが、解読に時間がかかるのでこれはダメでしたね。(笑)
日本人には慣れない口頭試験ですが、完璧を求めず、最低限これだけはというところを抑えれば大丈夫だと思いますよ。イタリア人のように口から先に生まれたわけではないことは(失礼!)教授も分かっています。落とすために試験をやっているわけではないので、何とか自分の得意な話に持って行けると楽だと思います。(私は教授に「もう一度来て」と言われた時に「××について話させて下さい」と言って点数をもらったことも有ります。)筆記よりよっぽど人間的だと思います。(今でも試験のことを思い出すと胃は痛いですが)
グリンティーさんのおかれている状況とか、勉強されている分野が分からないので、安易なことは言えませんが、あまり根を詰めず、時には息抜きをした方が勉強がはかどることも有りますよ。って、全然真面目に勉強してなかった私がいうのも何ですが。「大学と家の往復だけでイタリアのこと何も知らない」ってなっても寂しくないですか?確かに私の周りで大学卒業した日本人は、みんなグリンティーさんみたいに一生懸命勉強していたので、こういう人多いですけど、私の場合は実物を見てなんぼの勉強だったので…って所詮いいわけですけどね。(笑)
外に出るには良い気候になりましたしね。
長くなっちゃいましたね。(^▽^;)
前置きが長くなりましたが、いくつか質問させてください。授業を録音して時間をかけて聞き直すのですが、①単語が聞き取れないときはどうされてましたか?周りの人に聞くのが良いのでしょうが、沢山あってその度に聞くのも気が引けます。②また、先生の説明が雑談的(特に原稿を作らず何も見ないので、言葉の言い直しが多かったり、話が逸れたり)で聞き直しても要点がつかみづらいことはありませんでしたか?そんな時はどうノート作りされてましたか?③こんな感じで、録音した授業のノート作りに時間を取られるので、教科書の勉強がおろそかになります。fontanaさんの日々の勉強、試験準備をもしよかったら教えていただけますか? 長くなってしまってゴメンナサイ。
ありがとうございます。
この先どのように今までの経験を生かしてゆけるか分かりませんが、頑張ります!!
いつも興味深い話やおいしい話で楽しませていただいてました。
大きな区切りを迎え、ただのブログ読者ながら嬉しいです。
これから学ばれた経験が生かされるのは、とても楽しみですね。
コメントありがとうございます。
気持ちはよくわかります。私も何度ももうだめだ…と思っていましたよ。外の世界との接点…そうですね、私も全く同じです。決して楽ではありませんが、あまり自分を追い込まず、美味しいものを食べたり、どこかに行ったりうまく気持ちを切り替えて頑張ってくださいね。(私は遊びすぎましたが。)この国はそれでなくてもストレスが多いので。(^▽^;)
ブログを止める予定はありません。(アップを怠ってはいますが)これからも気分転換に遊びに来てくださいね。
ご卒業おめでとうございます。
私もイタリアの大学で勉強していて、只今2年目です。言葉は勿論のこと、その他のいろいろな知識面でも高く分厚い壁を感じているので、ご卒業されたということに敬服です。
日々の勉強、特に試験期間中は私の場合、焦りやくじけそうな気持、どんなに時間をかけても理解できない、覚えられないという不安、そして大げさかもしれませんが外の世界との接点がほぼ皆無の生活で非常に孤独に陥ってしまいます。
(まさに今その最中です・笑)
なので、周りの方の支えがあったとはいえ、ご自分の力でやり遂げられたことは本当に凄いな、と思います。
今までお疲れさまでした。
今後ブログは続けられるのでしょうか?
ご心配をおかけしました。ありがとうございます。
たま吉さん
ありがとうございます。
こちらこそ楽しみにしています。
Leslieさん
両親より喜んで頂いてありがとうございます。テーマは自分で選んだものだったので、それほど大変ではなかったのですが、もう少しちゃんとしたものが出来たのではないか、と心残りな部分はあります。このテーマのお陰でオランダにも興味がわいたし、引き続き日本のものを調べていかれればいいなぁと今は漠然と思っています。
情報ま。さん
ありがとう!
そうだよねぇ、10年だよ。L先生にも「PGに残らせていたらもっと早く卒業出来ていただろうに」と言われました。寄り道していた私が悪いのに申し訳ない。誰のせいでもなく私のせいだから気にしないでね。(それに行って良かったし)
はい、第一弾(笑)はロンドンです。帰ってきてるといいなぁ~
余生を今まで以上にエンジョイします!!
皆さん本当にありがとうございます。
一番うれしかったのは皆さんが本当にブログを読んでくれていることが分かったことかも。(笑)
PG時代のことを昨日のように思い出せるのに、あれからもう10年以上経ってるんですものね。
感慨深いですね。結果的に最後に寄り道させちゃったのも私ですしね。。。
卒業記念旅行第1弾(?)はイギリスでしょうか?
イタリア国内外、心置きなくいろいろ楽しんでくださいね ♪
ご卒業おめでとうございます。こんな嬉しい事、今泣きそうです。論文のテーマがかなり難しかったので、どきどきしていました。まずはゆっくり休んで下さい。思いっきり余韻に慕ってください。嬉しい!
卒業おめでとうございます!
苦労した甲斐がありましたね。お疲れ様でした。しばらくは、そちらの生活を楽しんで心残りなく日本に戻ってきて下さいね。
また会えるのを楽しみにしております♪
今後の報告を楽しみにしています。