イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

完成!!

2014年06月08日 21時57分53秒 | 近況報告

いきなり夏がやってきました。
昨日今日は35℃近くまで気温が上がったらしい・・・
出かける前は、「よし、Gelato食べよう!!」と意気込んでいたのに、実際外に出たらあまりの暑さに食指が動かず、メロンを買って帰ってきました。こんな時はProsciutto e melone(生ハムメロン)がいいよね。
と言ってもすぐに冷えるわけではないので、これは明日以降のお楽しみ。

ふと思い出したんだよねぇ・・・
去年Teatro Pergolaでオペラを観た時、あそこ冷房なかったんだ。
ドアを開けていたけど、風が入って来なくて、脱水状態になるかと思ったんだ・・・
そして火曜日そのPergolaに再び行くんですよね。
予習もさることながら、今回は扇子とお水は忘れないように準備しておきましょう。

さてさて、日曜日って何もしなくても、何かしていてもどうしてアッという間に終わってしまうのでしょうか?
今日は朝からレポートの訂正をして、早く終わったら今日はフィレンツェ生まれと住民票が有る人に数箇所無料で公開されていた場所が有るので、そこを覗いてからレポートの最終チェックをしてもらいに行こうと思っていたのに、訂正に思いのほか時間が掛かってしまい、結局どこにも寄ることは出来ませんでした。
でも当初の予定通り、今日全てチェツクを入れてもらって、今それを全て訂正しなおし、やっほ~完成!!
いやいや、とにかく時間が掛かりました。
前回イタリア語でレポートを書いたときは、日本の図書館についてだったので、ある意味適当にかけたのですが、今回はそうも行かず、本も数冊読まなくてはいけなかったので、とにかく時間が掛かりました。
実はずるして(?)日本語の本も1冊読んだんですけど、それでも他に部分的ですが4冊イタリア語の本を読みましたよ。
同じテーマだと、ほぼ言ってることが同じなので、最後は大分楽でしたけどね。

まぁ、試験は来週なのでもっと早くやっておけ、という気はしないでもないですが・・・
レポートを書かなければいけないと分かった時からテーマは決めていたんです。
La nascità dell'opera e Monteverdi(オペラ誕生とモンテベルディー)
トータル12ページ。
もちろん全部イタリア語。
何かを研究したり、意見を述べたりするわけではなく、授業で扱った人がことを掘り下げて調べて述べれば良いんですけど・・・
イタリア語の本を読んで(これは時間外)下書きの日本語に丸2日。
それを自力でイタリア語に直したのが一日がかり。
校正が5時間(これは有料)
教授~これだけがんばったんだからとりあえず最低点は下さい。

若いイタリア人が(いやイタリア人だけではないんですけど)文章をかけなくなってきています。
イタリアは皆さんが想像できるように、学習能力があまり高くありません。
当然ですよね。小中高校は既に先週の金曜日か土曜日で終わっていて、3ヶ月丸まる夏休みですから。
でもだからと言って勉強してないとも言い切れないんですよ。(矛盾していますけどね)
ということで、今まで口頭だけの試験だったのに、レポートを書かせたり、筆記もやる先生が増えています。
全く書くことをせず、いきなり卒論となったら困るでしょう?という温かい配慮ということも出来ますが。

実は今日イタリア人に文章を校正してもらっていて、やっぱりねぇと思ったことが。
「すごく日本人っぽい文章だね」とある箇所で言われたんです。
その心は
イタリア人は無駄に言葉をくっつけるけど、日本人は(外国語だから仕方がないんだけど)文章の装飾が少ないって。
そうなんですよね。
本を読んでいても、イタリア語の本は無駄に(失礼!)同じことを違う言葉で言い換えることが非常に多いんです。
その点では語彙の豊かな言語だなぁ、といつも感心するのですが、覚えるほうは大変。
微妙な違うとか、まだまだ分からないこと、多いですしね。
後は自分の中ではわかっているからということなのか、主語を落し気味なんですよね、私。
いやいや、本当に文章を書くということは自分の欠点むき出しですし、ためになります。
そしていよいよ卒論ですよ・・・早くそこまでたどり着かねば。

今日時間があったらどんなことを書いたのか、紹介したかったんですが、今日の予定が全然終わっていないので、今日はこれくらいに。
次回は多分試験が終わってからになりそうです。

暑さに負けず、ラストスパートじゃ~!!
それにしても涼しくならないな・・・



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2 コメント

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わかります (Shoko)
2014-06-09 10:22:24
確かに、日本語で考えてドイツ語やイタリア語に変換しようとすると、やたらと意味が分からない文になってしまいますね。
簡単に英語で言うと、「私は彼をロンドンで見ました」を英語になおすと、「I saw him in London」となると思いますが、本当は「I saw him when I was in London」でなければいけないと言われました。

外国で出版された本の日本語版がオリジナルより薄い本になっているのも、それが原因なのでしょうね。
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まだまだです・・・ (fontana)
2014-06-09 15:34:11
Shokoさん
私たちは子供のころから文章を簡潔になるべく短くする訓練ばっかりをしてきたので、なかなか外国語のように不必要と思われる形容詞で飾りつけたり、ネイティブが感覚で理解していること(わかっている場合は主語を省いてもいいはずなのに、出てきたのが結構前なら言いなおしたほうがいいとか、そのくせして同じ言葉を続けて使わないとか、書き言葉ではこの単語は使わないecc.)を踏まえて文章を書くのは大変です。
日本語で下書きをするのは無駄と言われたりもしますが、それをしないと方向性がつかめないし・・・
日本語の翻訳をしながら書くというより、どういうふうに組み立ててゆくかを決めておかないとさすがにこの量は書けませんね。
さらに校正はしてもらわないと駄目だし。とにかく時間がかかります。

翻訳に関してはこれだけが問題ではないでしょうが、まぁある程度無駄な装飾を省く必要が日本語にする場合は出てきますよね。反対に省きすぎなのかなんなのか、全然理解できない時もありますが。

どれだけ機械の技術が向上しても、言語だけでなくその国の文化などをちゃんと理解している人間が翻訳したものにはまだまだ及びませんよね。
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