昨晩からネットの具合がものすご~く悪くて、繋がったり繋がらなかったり。
なければないで仕方がないけど、やはりないと色々勝手が悪い。
人生でインターネットがない時間の方がずっと長いのに、人間一度楽を覚えたらもう駄目ですねぇ・・・
しかし、料金払ってるんだからちゃんと繋がって欲しいものです。
なんなんだろうこの機嫌の悪さは???
試験が終わるまで更新しないとか言っておきながら、ネットの調子も良くないのに、こうしてかちゃかちゃと指を動かしております。
週末からの猛烈な暑さで、今日は図書館でもうだるくらい。
暑いせいなのか、雑誌などが置いてある部屋の電気が今日は消えていました。
それなのにみんな新聞読んだり勉強したりしていました。
確かに涼しそうだったけど、目が悪くなるから(これ以上ならないのかもしれないけど)私は困るなぁ。
私のいる場所は普段から図書館の中でも一番明るい場所です。
わざわざ選んでます。
だって、イタリア暗いところが多いんだもん。
さて話を元に戻しますが、何で更新をしているのかというと今晩見てきたオペラが、試験勉強のすごく役に立っていた・・・
いや反対か?
試験勉強がすごくためになったから・・・かな?
今日はOrfeo ed Euridiceを観ました。
この時代のオペラってなかなか見る機会がないのですが、とっても分かりやすく、面白かったです。
1時間40分、休憩なし。
Teatro Pergolaだったのですが、
ここ、去年マクベスを観た時、ものすごく暑くて熱中症になるかと思ったので、今日は扇子とお水、忘れずに持って行きました。
いやいや、今日も暑かった。
このOrfeo ed Euridiceなのですが、フィレンツェのオペラの歴史にとってはとても重要なもので
1600年、Maria de'MediciとEnricoⅣ(フランスのアンリ4世)の結婚式がPalazzo Pittiで盛大に行われます。
そのルネサンス最大の祭典の中でJacopo Periの音楽で初めて上演された"Opera"がEuridice
Operaという言葉は使われてはいないのですが、"音楽劇"=オペラと考えるなら、
フィレンツェ人の自慢の1つ「オペラはフィレンツェが発祥」というの納得が。
ただ実際にはこのEuridiceを観てMonteverdiが1607年にMantovaで上演したOrfeoこそがOperaの始まりと言われています。
題材はギリシャ神話から取られていますが、このお話日本にも似たようなものがありましたよね。
そうそう、イザナミとイザナギの話。
最後の部分が微妙に違いますが、神話ってどこの国も似たりよたっりだなと妙に親近感を持ったりしますね。
本当のお話は悲劇ですが、何せこの時代のオペラはハッピーエンドが定番なので、これもそうなっています。
まぁそんなこんなを今回レポートにまとめたわけです。(イザナギの話はしてないです。)
当時このテーマってすごく人気があって、というよりある時代までギリシャ神話を題材に取った作品しか"Opera"と認められていなかったので、色々な作曲家たちがオペラを作っています。
今日の作品もPeriでもMonteverdiでもありません。
クリストフ・ヴィリバルド・グルックの音楽です。
初演は1762年なので、私が今勉強している時代よりはちょっと先なのですが(1750年までがテスト範囲)
オペラの作り方が、今まで勉強してきたとおりで面白い。
例えば前奏
フランス語ではOuverture
これはまずフランスオペラに付けられます。
17世紀初頭にイタリアで生まれたオペラはあっという間にヨーロッパに広がるわけですが、フランスだけはイタリアオペラを素直に受け入れなかったんですね。
それでフランスオペラが誕生するわけですが、この前奏もそのひとつ。
当時、オペラ上演前、観客を静かにさせ、注意を舞台に引きつけるために使われていました。
おおむね劇の内容を予告するようには作られています。
これがイタリアに逆輸入(?)されるのですが、イタリア語ではSinfonia
交響曲という意味のSinfoniaではなく、バロック時代は「声楽作品中に挿入された合奏曲」特に序奏をさしていました。
さらに最後に挿入さた舞曲など、当時のオペラの構成がしっかり守られていて感心しました。
今回はイタリア語でしたが、フランスオペラの特徴の濃い作品でした。
いやいや、試験勉強もこうして役に立つと勉強のし甲斐があるってもんですね。
もう少し詳しく書きたいところですが、ネットの調子がいいうちにアップしちゃいましょう。
20時のDuomoでした。
P.S:結局このあとネットは繋がらず、朝になっても駄目で、出かける間際に繋がったのですが、文章がおかしかったの、お昼に戻ってきて、パスタのお湯が沸くのを待つ間にこうして更新をしています。
今日は一応大家に訴えてみようと思っていたのですが、ことを起こそうとすると調子が良くなるんだからなぁ・・・
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