イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

夏休み 2日目Cogne→Courmayeur

2014年07月24日 22時22分13秒 | イタリアの小さな街・大きな街(Fi以外)

今週はすご~くやる気なかったんです。
何で私はここにいるんだろう・・・
家族と一緒だったので、かなりノスタルジー。日本帰りたい・・・
自分が好きで選んだ海外滞在ですが、一人で生きていくってそうそう楽しいことばかりではありません。
帰国してこちらに戻って来るときよりも、かなり元の精神状態に復活するのに時間が掛かってしまいましたが、
今日友人とお茶しながら色々話をしていたら、復活しました。
本当に苦労している人はもっともっといるわけだし、なんのためにここにいるか、自分が一番わかっているのだから。
復活~
せっかく帰国しなかったんだから、がんばらなきゃ!
でも来週図書館棚卸し(?)で一週間お休みなのよねぇ・・・
でもその代わり今年は私のために(いやいや、そんなバカな)8月は休まず平日は19時まで、土曜は13時まで開けてくれるそうです。(昨年まで平日は13時までだったの。だから私のためでしょう?)

そんな話はさておき、今週に入って涼しい毎日が続いています。
夏イタリアでやり過ごすとが出来るかと心配していましたが、このままなら日本より快適。
ただやはり夏らしい夏ではないのでちょっと心配。
先日もワイン屋さんで今年のワインの話をしていたのですが、夏日照時間が足りないといいワイン、いやぶどうはできません。
今年は雨が多かったので、もう雨はいいので、が必要!!
う~ん、心配だなぁ・・・

ということで両親が来たタイミングが良くてよかった。
もし前後1週間ずれていたら、今回の絶景は全く拝めませんでした。
父曰く「(自分は)晴れ男だから」と
私と母は・・・ですけどね。
こればっかりは運ですから。

さて、やっとここから本題です。
インフォメーションの人たちの好意で荷物も預かってもらえ、おいしい食事をして、わずかな時間ですが、大自然を散策したCogneからの戻り道。
この後Courmayeurに行くわけですが・・・
これでクールマイヨールって読むんですけど、何度書いてもこのスペル、覚えられんなぁ。
あれ?wikipediaにはクールマイールって書いてあるじゃん。
イタリア語ではどちらかというとクルマイヨール、とクを伸ばさないんですよね・・・もうどうでもいいか。
Wikiにはクールマイユール、クールマイヨール、クルマイユールなどとも発音するって書いてあるしね。
私はクールマイヨールで行きますよ!

この辺り、地名がフランスちっくになっちゃっているので(お隣はおフランスですから)、発音できない街の名前なんかも出てきて困ります。
そうそう地理的に分かりにくいと思うので

分かりにくいかな???
Valle d'Aosta(ヴァッレ・ダオスタ)の西側の地図です。
このMondadoriのガイドブックは全カラーですごく良くできていますが、すごく重いんです。
イタリア語が全く分からない父も、絵や写真を見て感心していました。
丁度夏のバカンスシーズンで25%引きになっていたので購入しちゃいました。
本屋が割引?と両親は驚いていましたけど、イタリアでは結構普通のことなんですよねぇ・・・
Cogneは4、これから向かうクールマイヨール(スペル書くの面倒)は中央の13です。
Valle d'Aosta州がどこにあるかはご自分でご確認くださいね。

さてCogneからAostaに戻りそこでクールマイヨール行きに乗り換えるわけなのですが
父が「途中から線が同じだから、Aostaまで戻らないで途中で乗り換えた方がいいのでは?」と言い出したんです。
でも私は反対。
炎天下で待たなきゃいけないかもしれないし、何か有った時、駅ならなんとかなるけど・・・
イタリア生活が長くなると、先回り先回り考える癖がついちゃうんですよ。
それでもアクシデントは絶えないんだよこの国では。
ということで最終的には運転手に意見をゆだねるとやはり運転手も駅。
「間に合うから駅で乗り換えた方がいい」と。
勝った
いやいや・・・

ということで駅に戻りクールマイヨール行きのバスに乗り換え。

こちらは先ほどと同じバスターミナルですが4番線です。(2014年7月現在)
バスでチケットを買おうとするも、なぜか機械が動かない。
「時間あるから売店で買ってきて」
はいはい・・・ということで両親を車内に残して一人売店に。
ここで往復で5.8€のチケットを買いましたよ。
往復で割引があるとは思えませんが、往復かっておいた方が楽なので。
ちなみに往復は
Andata e ritorno(アンダータ エ リトルノ)
片道なら
solo andata(ソーロ アンダータ)とかcorso semplice(コルソ センプリチェ)などと言えば良いと思います。
時刻表は再びこちら
この時刻表、イタリアの割りに良くできていますよ。
だが、しかし英語表記はないですね。
Partenza=出発、Destonazione=行き先です。

他にもAosta駅からバスでPre Saint Didier(プレ サン ディデールで発音良いのか?)まで電車で行ってそこからバス、という手も有りますが、バスはこのバスですし、駅は・・・見たわけではないので確かなことは言えませんが、駅前にタクシーが止まっているとは思えません。
私たちもこのバスに乗り遅れたら、電車→タクシーを考えましたが、駅でタクシーを呼んでもすぐ来るか?
最悪タクシー捕まらないかも・・・ということでAostaからはこのバスを利用した方が良いでしょう。
始発→終点なので寝て行けます。

ちなみに大きな荷物(スーツケース)はバスのトランクにつめますが、運転手によっては開けてくれない、開いていない時があります。
そんな時は自分で勝手に開けて、閉めましょう。
もちろん一声かければなお良いですが、私は結構勝手に開けてます。
気が付いて飛んできて手伝ってくれる運転手もいますが・・・
スーツケースを入れたらとりあえず気をつけてくださいね。
北にはそんなに悪い人はいない(あくまでも私の偏見ですけど)と思うので大丈夫だとは思いますが、荷物持って行かれたりする可能性があるので、バスに乗っても気をつけてみていてくださいねぇ・・・ってそう言ってる私は全然見ていませんでしたが。(日本から来る人は、念のための用心が常に必要です。)

このバス普通の路線バスなので、クールマイヨールまでの小さな町を循環して行きます。
だから結構混んでるんです。
そんなことを考えてもやはり始点から乗る方が良いでしょう。
多分直行なら1時間掛からないでしょうね。
トリノオリンピックのおかげですごく立派な高速が走っていましたので、

あっ、これはAostaの駅前だ。
そうそう、前回書き忘れましたが・・・というより今ふと思い出したんですが、
この駅前にCogneと書かれた看板があります。
実はあのCogne
Nakajimaさんが言っていましたが、Cogneでは良質の鉄が取れるそうです。
このAostaの駅から世界中に運ばれているそうです。
Cogneの看板は、その鉄を扱う大きな会社でした。
鉄はあの小さな街の大きな財産だそうです。

丁度この正面に見えている山を越えてCogneに行きました。

車窓から。

あれ?これは何撮ったんだ???

こんな感じで街を通り抜けて行きます。

見えてきましたよ・・・Monte Biancoイタリア語ではモンテ ビアンコ、フランス語ならモンブランです。
まさに”白い山"と言いたいところですが、イタリア側はあまり"白い山"という感じがしません。

こんな細い道ですれ違い出来るなんてさすがイタリア人!と感心する場面がたびたび。
そして程なくクールマイヨールに到着です。

続けて書くと長くなってしまうので、今日はここまで。
明日はクールマイヨールの夜・・・いやいや夕食のお話です。
お楽しみに!

それにしても涼しいなぁ、今日はゆっくり寝られそう



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