イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

夏休みー2日目:クールマイヨール

2014年07月25日 21時30分44秒 | イタリアの小さな街・大きな街(Fi以外)

今日ず~と待っていた書類をようやく手に入れ、滞在許可書延長の手続きを郵便局で終えました。
そして、出頭は・・・げっ、9月。
なんだこれなら帰国してもよかったかな・・・いやいや今更今更。
この件に関しては、今は触れるのは止めましょう。

さて、ようやくクールマイヨールに到着しました。

これ、今回のホテルのベランダから。
山近い!!やっほー、って違う違う。
このホテルはお部屋も広くて、スーパーは目の前(カルフール。7時から営業していました。但し昼休みあり)
斜め前のチーズ屋さんは中心街で買うより安かった。
バスターミナルからも近くて快適でした。
私たちは行っていませんが隣はピザ屋。某ブログではおいしいけど高いと書かれていましたが・・・

Hotel Maison Saint Jeanというホテルです。

丁度2階真ん中が私たちのお部屋でした。
Bagno truco(トルコ風風呂)が有ると聞いていたので、水着も持ってきたのですが、微妙な温水プール。
結局誰も入っているのは見なかった。
そうなると、水は替えているのか、とか日本人だからこその疑問が生まれ(私じゃないですよ)
有料ということも有ったし、時間もかなったので、そちらは使いませんでした。
お湯につかりたい!というはかない夢は断たれてしまったのでした。

到着して、まだ明るいので街をちょっと見ながら予約していたレストランへ。
日本人にはまだまだなじみが薄いのではと思いますが、
クールマイヨールというと、年末近くなると必ずニュースで取り上げられる、イタリア有数のスキーリゾート。
結構芸能人なんかもいるみたいです。
だから正直もっと軽井沢みたいな感じかと思っていたら、結構ひっそり。
私が知っている唯一比較できる海外のスキーリゾートはカナダのバンフ。
あそこに比べたら小さい小さい。
思った以上にこじんまりしたとっても綺麗な街でした。

一番にぎわっているところまではこの日は行かず、途中で予約したレストランへ向かいました
このレストランはどうやって選んだのかというと、この街に住んでいる日本人の方のブログを参考にしたんですけど・・・

La Terrazza
Via Circonvallazione, 73, 11013 Courmayeur
0165 843330
www.ristorantelaterrazza.com

テラスという名の通りテラスには既に大勢の人。
これを見たときは予約しておいて良かったと思ったのですが・・・
店内もとっても混んでいました。
一応予約した旨を伝えるも、確認も何もなく席に通されました。

メニューを見て、んんん・・・
これは失敗した。
食べたいものがないんです。
周りは外国人ばかりで、みんなピザを食べています。
というのもピザ以外は値段も安くない。
値段より何よりも、う~ん、食べたいものがない。
というよりどの料理も重そう。
何度もメニューをめくるも、これって言うものがない・・・
基本的に地元の料理が食べたいのだけど、全部ポレンタ付いてくるし。
お昼食べたからポレンタはもういいよ。
両親は私以上に食べたくないだろうなぁ、重いの。

ということでオーダー取りに来られて3度目でかろうじて選んだのは

無難な生ハムとチーズの盛り合わせ14€

確かクレープ
Fontinaチーズ入りだったはずだけど、ハムがかぶってるじゃん・・・ともう思考停止。
なんだか私でも作れそう・・・
そして結局食べるものなくて選んじゃった

ポレンタ

鹿の肉の煮込みが付いていて・・・いや逆か。
お肉にポレンタが付いてきたのね。
もちろんデザートも頼まず(デザートはおいしそうだったけど)
コーヒー飲んで終わり。

ここの店、トリップアドバイザーで2位になってます。
だから信用できないんだって・・・
日本人にはとっても重いと思います。料金も安くないし。接客もいまいち。
ここが2位って、他のところはどうなってんの???
ということで、この旅で唯一のはずれでした。
(但し、これはあくまでも私の個人的見解ですのであしからず)

胃がもたれたせいか、ぐっすり寝られん・・・と思っていたら、夜中突然父が起き上がり何をしているのかと思ったら星を見にベランダへ出ていました。
ただこの時期は月の光が明るすぎて星は見られなかったのですが、ホテルの前の道においてあったゴミ箱の辺りに黒い陰・・・
野良犬?にしては尻尾が太く長い。たぬき?
父は「狼?」と言っていましたが・・・
果たしてあの生き物はなんだったのでしょうか?

翌朝、太陽はどこから上るのか?
山は少しずつ明るくなってきました。

食べ物の話ばかりで恐縮ですが、翌朝、パンの甘いにおいに誘われてホテル内のレストランへ行くと

種類が多いわけではないですが、どれもおいしそう。
あっ、日本の方は朝から甘いものは食べないんですか?

私は普段からイタリア人スタイルなので甘いものばかりでもOK!
何よりも生オレンジジュースを自分で作れたのに感激のアホな母娘。
この中央のヨーグルトもおいしかったです。
ちなみにお店で1€前後で売られていました。
これだけじゃなく

このケーキも食べたんだよ。
そして、この朝食で満足したので、この夜はこのホテルのレストランで夕食、ということにしました。
ここを予約する時、食事込みのプランも有ったのですが、ホテルのレストランは高い、地元のものが食べたいという理由で宿泊のみのプランにしたのですが、昨日の失敗で予定変更。
ホテルの夕食はフルコースで20€
ということで前日より割安。
その上、ホテル内ということで楽チン。

そしてこれが予約したメニューです。

お皿もちゃんとセットされていて、宿泊客だけなので静かだし

パンもおいしい
いや、どこに行ってもパンはおいしかったねぇ。
やはりフランスに近いからバターたっぷり使っているんでしょうねぇ。

ただ1つ不思議だったのは席に着いたらすぐ料理が出てきたの。
飲み物のまだ頼んでないのによ。
もしやお料理は既にpronto?(出来合いをチンですか???)
まぁおいしかったからいいけどね。

私はレジネッレ(パスタの種類。ナポリのパスタ)でトマトとなす。

こちらはメッザマニカという大きなマカロニみたいなパスタ(こちらもナポリじゃなかったかな?)に野菜色々。
味付けはシンプルにオリーブオイルだけ。
父はこの穴に野菜が詰まっているものだと思っていたようで
「食べる時出ちゃうよ」と
普通出ますって・・・

実は朝、私の言い方が悪かったのか、予約を取っていたおねえちゃんのミスかは分かりませんが、なぜか母のパスタが来なかったんです。
不思議に思って聞いたら担当のおねえちゃんが平謝り。
イタリア人にここまで謝られたことないですよ。
まぁ頼んだらすぐ来たんですけど・・・
ただ、私の見解では、このパスタを頼んでいた、後ろの席のカップルの皿から1人分分けてもらったんじゃないかなぁ・・・すみません。


パスタ皿を提げて気が付いたんだけど、レース網が皿に敷いてあるの。
音が出ないようにとか、ずれないように、という意図で置かれているのは分かるけど、1つ1つ手編みみたい。
ここで母
「汚れ落とすの大変じゃないのかしら?」

そんなことも知らなかったの?と笑われそうですが、普段あまりいいレストランに行くことないので、お許しを。
ただ今回の旅の最中、何度かこのレースを見たんですよねぇ・・・どこも手編み。

メインは牛肉の煮込みです。
これも適量でおいしかったです。

そしてデザートはそれぞれ別々のものを頼んだのですが、私はパッションフルーツのミニタルト。
これが一番当たりでした。
母はジェラートを頼んだのですが、「1個でいい」とか(2個入っていたんです)
父はフルーツを頼み、キゥイ、スモモが入っていたのですが、食べにくかったと。
まぁ何にせよ、ゆっくり食事が出来て、すぐに部屋に行けるこの楽さには替えられません。

この後腹ごなしにちょっとお散歩

夜9時過ぎているっていうのに・・・

夕焼けかしら?
いや入道雲?

ここがバスターミナル

この建物にツーリストインフォメーションが入っています。
トイレもあります。
バスの切符は一番奥(写真向かって左奥)

静かだなぁ・・・

なんか不思議な雲でした。

この週末は食ばかりでなく、絶景レポートと行きますので是非お楽しみに。



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