全然違うことを検索していたのに、偶然この記事が出て来た。
『フェルメール「窓辺で手紙を読む女」後世の人が上塗りと判明』
なんのことかと思ったら、ドイツ、ドレスデン所蔵のフェルメールの「窓辺で手紙を読む女」を修復したところ、なんとキューピッドが現れた、というのである。
写真:https://www.sankei.com/life/news/190507/lif1905070028-n1.html
右が今まで私たちが見慣れていたもの、左が上塗りを剥がしたら…という状態。
以前からレントゲン調査で、キューピッドが上塗りされていることは分かったいたが、この度その上塗りがフェルメールの手によるものではないことが判明したため、その部分を剥がし、オリジナルの状態に戻すことになった。
その修復の過程が、今年の5月から6月ドレスデンのアルテ・マイスター絵画館 (Gemäldegalerie Alte Meister)でお披露目されていたそうだ。
完全に修復を終えるまでには、まだしばらくかかり、公開再開は2020年内を予定しているとのこと。
詳細はアルテ・マイスター絵画館のHPから日本語で読む事が出来る。
今更のネタでしたかね?
これ、以前見てるからいいけど、新しい、いやオリジナルも見たかった。
来月はドレスデンにも行く予定。
デュフィ展行かれたんですね。明るい色使いがとっても素敵ですよね。
こういう修復は歴史性を消すという問題はありますね。
ちなみに日本で最初に展示されたフェルメール真作画はこれです。当時は東ドイツでした。
国立西洋美術館 ヨーロッパ絵画名作展:ドイツ民主共和国ドレスデン国立美術館(アルテ・マイスター絵画館)所蔵 1974.09.21-1974.11.24..
ありがとうございます、参考にさせていただきますね。
デュフィはマティスとも関連が有ったのですね。それを知れただけでも行った甲斐がありました。
サイト拝見しました。(この時期日本に居なかったので見逃していました。)
修復の是非は賛否あるところですが、私も同感です。たとえ本人の筆ではなくても、その作品が”生きて”来た歴史を、現代の私たちが独断で消してしまうのはどうなのでしょう…