イタリアの泉

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ラファエロ(Raffaello)没後500年記念展覧会、ベルリン編

2019年11月19日 17時46分58秒 | ドイツ・美術

来年のラファエロ(Raffaello Sanzio)没後500年を記念して、各地で特別展の準備が進んでいる。
そんな中、いち早くこの12月からスタートするのがベルリン。
実は昨日この記事を書こうと思って検索してたら、ドレスデンのフェルメールの記事にぶち当たったのだった。


12月13日から2020年4月26日まで Gemäldegalerie(絵画館)で「Die Madonnen der Gemäldegalerie(ベルリン絵画館の聖母」という特別展がスタート。
特別に設けた部屋に4枚のベルリンが持っている「聖母子像」を配置。
ソリーの聖母(Madonna Solly)
聖母子像と聖ヒエロニムスと聖フランシスコ(Madonna col Bambino tra i santi Girolamo e Francesco)
テッラノーバの聖母(Madonna Terranuova)
コロナの聖母(Madonna Colonna)

それに同じくベルリンのボーデ美術館(Bode-Museum)のディオタレツヴィの聖母(Madonna Diotallevi)
そしてロンドンのナショナル・ギャラリーからカーネーションの聖母( Madonna dei Garofani)

この「カーネーションの聖母」はナショナル・ギャラリーの所蔵になって初めてロンドンを離れる。
この作品も真贋問題でもめてるらしい。ナショナル・ギャラリーは「1991年、真作と認められた」とHPに書いているけど…
更にナショナル・ギャラリーのHPを見たら、なんとこちらも2020年の秋からラファエロ没後500年展を開催する予定。(2020年10月3日から2012年1月24日)
2020年、ラファエロ一色になるなぁ。(言い過ぎ?)
こちらは12枚も持っているから強いなぁ。う~ん、気になる。

他にも「テッラノーバの聖母」はこの作品を制作する過程で描かれたスケッチと対峙とか、プロイセンが如何にラファエロ作品を手に入れたか、ということを軸にヨーロッパの美術コレクションについての展示も行われるらしい。

詳細はGemäldegalerieから

参考:http://www.arte.it/notizie/mondo/




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