イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

お勧めレストラン( L'Osteria di Giovanni,Firenze)

2008年11月07日 00時46分08秒 | イタリア・食
2週間連続で教室を学生に占拠されていたため
中断していた授業が晴れて今日から再開!と思っていた。
無ければ無いで困るんです!
授業料払ってるんだから!
午前中の授業に行ったら友人がニヤニヤしながら近寄って来て
「まだ教室占拠されたままだよ・・・(もちろんイタリア語です)」と
思わず耳を疑った
と同時に思わず笑ってしまった
いやいやもちろん笑い事ではない、でも笑うしかない!
今週も授業が無いとなると
この教科はクリスマス前には終了しなくなるなぁ・・・
かといってまぁどうしようもないので
今日は喜んで買い物に・・・

無茶が祟って自転車が日に日にかわいそうな感じに
今日も水物ばかりあわせて10kくらい積まれていたもんねぇ
チェーンの上の覆い(説明不足?)そこが外れてチェーンがむき出し
そんな自転車は山ほど走っているからいいか、とか
チェーンが外れても簡単に直せるじゃんとか・・・
あまりにも楽観的過ぎますかねぇ???
自転車君には悪いけど乗れなくなるまで、
もしくはFirenzeを撤退するまで乗りつぶさせていただきます

ところで全然脈絡は無いのですが
これまた人の縁とは不思議なもので
友人の友人が火曜日旅行でFirenzeにやってきた。
6日間・・・残念なことに、これが働く日本人の休日なんですよねぇ
火曜日は朝から天気が悪くて夕方は雷もなっていたので
もしやFirenze空港には降りられないのでは???
(私の周りには、ここ2年間に3組が別の空港に回されています)
と心配していたが、低気圧の去った後だったようで、
無事Firenzeに降りられたとか、よかったよかった
初めてのイタリアでこれは嫌だよねぇ・・・

1人旅の一番の気苦労はやはり食事
ということで昨日の夜夕食にお付き合い
非常に気を遣ってくれていたけど、
私も誰か来たときくらいしか外食することが無いので、喜んでお供します

今回選んだのはFirenze在住のアーティストで
最近よく参考にさせてもらっているこちらのブログ
"メイコイワモト/福井洋一のDolce Vita"から
L'Osteria di Giovanni
via del moro,22
055 284897
火曜休
www.osteriadigiovanni.it

もちろん目的はBistecca alla fiorentina(ステーキ)です。
しかし先日行ったPerseusは1キロ40ユーロ、
ここはポテトなどの付けあわせが付くけど1キロ48ユーロ!
ちょっと迷ってここの裏にあるIl Latiniという店を覗いたら
1キロ45ユーロだった・・・どこまで行くんだ~肉食べる執念だね
う~ん決めかねる
そういう時は先日Perseusに一緒に行った友人に聞いてみる。
彼女曰く「Giovanniに行け!」と
なぜなら「次の機会がいつ来るか分からないし
初めてイタリアに来る人だからこそいい思い出になるはず・・・」
という勝手な思惑でGiovanniへ(ごめんなさい)

いや~でも結果的には友人も大満足、
1日ですっかりイタリアを満喫してしまったようで
「明日帰ってもいいくらい」と・・・こらこら
私としても短い滞在時間でこれだけ喜んでくれれば嬉しいです
それではここからはよだれを垂らさないようにご注意ください!

まず注文時
「Bisteccaを食べます!」と宣言するのが注文のコツ
かどうかは知りませんが・・・私はいつもこうします。
いくら私が普通の日本人女性の1.5倍(2,3倍じゃないかって?失礼な!)は食べると言っても所詮胃は1つ

少々脱線しますが、
ここでイタリアのレストランでもスマートな注文の仕方をご紹介。
(もちろん個人的な所見です・・・)
ガイドブックなどには未だにフルコースで注文しろ!
と書いて有るかどうかは知りません、何せ私の古いから・・・
こちらで夜外食する時はまずSecondo(メイン)から目を通す。
そして選んだSecondoを食べるためにはPrimo(PastaやZuppaなど)
何が食べられるかなぁと逆から行く。
とは・・・今回のようにかなり重いときはPrimoを取らずに
Antipasto(前菜)を取る
これがこちらのレストランで食事をする時に一番失礼がない方法と考えている。

確かにこちらは客なのだから
そんな気を遣わずに好きなものを食べればいいじゃんと思われるかもしれないが、やはり同じ食事をするなら少しでもおいしい方がいいでしょう?
最近はそれほどうるさくは無いけどやはりPastaやZuppaだけで食事を終えるというのはこちらでは・・・
でももちろん無理をする必要はない

2人で1皿頼んで「シェアする」と先に言っておけば
気の効くところなら分けてきてくれるし、
そうでなければ皿を持ってきてもらえばいい。
1つの皿を二人でつついたり皿を回すのは・・・味見というなら別ですが
Antipastoを分け、Primoをそれぞれ頼んで
Secondoを分けるなんてことも良くある。
要はどこを自分のメインにするか、ということ
メインにサラダを頼む人もいるしねぇ
って別に自慢するようなことじゃないんですが・・・

昨日の場合「Bistecca食べます」と言ったら
「じゃあ時間がかかるから前菜を適当に出すということでいいかな?」
と非常に良く出来たCameriere(ウエイター)
予断ですが(いつ料理にたどり着くんだよ!)
こちらってCameriereの力量次第でメニューに無いものを頼むことや
例えばAのこれとBのこれを混ぜて持ってきてなんてこともやってくれます。
Cameriereの良し悪しでレストランの良し悪しが決まるといっても過言ではない。
Cameriereのことだけを考えればここは100点かな

まずここではサービスで食前酒(Proseccoだった)と
今週の日曜日に届いたばかりのOlio nuovo(新しいオリーブオイル)をかけたBruschetta(ブルスケッタ)が出た。
こういうサービスがあるお店自体が久々だ。
これだけで結構満足

う~ん店の雰囲気もいいし、最高です。
そして運ばれてきたAntipasti misti(前菜の盛り合わせ)
まず生ハムの盛り合わせ
これで1人分?

Crostiniはfegato(レバー)とlardo(豚の脂身)
lardoはやはり食べ慣れないのでちょっと脂っこい

そしてMozzarellaが甘い!今までこんな甘い(もちろん砂糖のような甘さではない)の食べたこと無い。
友人も「チーズというより豆腐みたい」と

そしていよいよ真打登場!

1キロ強
これがおいしい~
「今まで自分一体何を食べてきたんだ???」と目から鱗の友人
あっ、ジャガイモの写真撮るの忘れた~
これに目の無い私はついつい食い気が先行して・・・

そしてそれぞれがDolceを

こちらは友人が注文した洋ナシを白ワインにつけたもの
に赤ワインをかけたものとアイス

私は軽めにレモンシャーベット

やはり普段食べる1ユーロのGelatoとは大違い!

これに更にVinsantoとcantucci(ヴィンサントワインとビスケット)
が出て、最後にコーヒーとお持ち帰りのcantucciを一袋。(サービスです)
あと、ワインをハーフとお水。
これで130ユーロ弱
伝票を見たとき「やっぱり高かった・・・」と思ったけど
よくよく考えてみると先日行ったPでは3人で前菜とBisteccaとワインで
110ユーロ
あれ???もしかして高くなかった???
結局ご馳走になってしまったのでこんなこと言うのも変なのだが
ここの雰囲気、料理は妥当だと思う
92点!
このマイナスは・・・アメリカ人と中国人の団体がねぇ
まぁお店には非は無いのですがねぇ
そしてまぁ予約もしなかったのが悪かったのですが
結構席が空いているのに出入り口に一番近い席だったこと・・・
参考にさせていただいたブログにも書いてあったけど
やはり一見さんの扱いははっきりしています

ちなみに途中で知ったのですがこのお店
Buon ricordo協会に所属しているお店だったのねぇ・・・
詳しくはこちら
Buon ricordo

何を隠そう(隠してないけど)昔この皿集めてました。
と言っても3枚くらいかなぁ・・・
その店の伝統料理を食べるとお皿をもらえるという趣旨だと思っていたのに
最近は「お金を出して買う」店が多くなってしまったので・・・
Giovanniはちなみに15ユーロでした

おお、よくみたら昔は"リストランテ・ヒロ"が入っていたのになくなってる。
(うちに皿があるお店の一つ)
それはシェフが大麻問題で捕まってしまったから???

確かにBuon Ricordo(よい思い出)になるレストランの1つです
もちろん今日は粗食ですよ。
ご馳走様でした!


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