先日ソーセージの記事を書いた時、写真を見ていたら、ドレスデンって結構甘いものも食べたんだなぁと懐かしくなって、今日はこのお話。
ひところ日本でブームになっていたバームクーヘンが、ドイツのお菓子ということは知らているけど、実際ドイツに行ってもそうそう見かけることがない。
というのもドイツでは、国立菓子協会によってバウムクーヘンの定義が厳格に定められていて、「ベーキングパウダーは使用しない」とか「油脂はバターのみ」といった様々な基準をクリアし、伝統的な製法で作られたものだけがバームクーヘンと認められる。それだけではなくドイツ式のバウムクーヘンを焼くためには職人の高度な技術と専用のオーブンも必要と結構厳格なお菓子なのである。
でもドレスデンには1825年創業、かつてザクセン王室御用達でもあった「クロイツカム」という老舗があった。
第2次大戦中、一時期居を移していたが、1991年にドレスデンに戻って来た。
https://kreutzkamm.de/
前回ドレスデンを訪れた時は、買って帰っただけだったのだが、今回はお店で食べたい!ということで、開店を待っていた。
今はショッピングセンターの「アルトマルクト・ギャラリー」内に入っている。
開店準備中。
表のショーウィンドウ
でかいバームクーヘンが撮影者にかぶってくれてよい。
バームクーヘン以外も色々有る。
開店と同時に入店。
実はこの日は移動日で、結構時間が厳しかった。
でもどうしても食べたくて…
まずお茶。
喘息の症状が頻繁に出ていたのと、朝既にコーヒー1杯飲んでたので。
そして、店員さんがカットしてくれたバームクーヘンが運ばれて来た~!!
ネットでは見ていたけど、この切り方、すごい違和感。(笑)
しっとりして美味しいんだこれが。
日本の洗練されたお菓子も良いんだけど、この素朴な感じが何とも言えない。
ぺろっと食べちゃった。
このシンプルな砂糖がけタイプのほかにチョコレートがかかっているのもある。
あ~それもおいしいだろうなぁ。
また行ける日はいつ来るかなぁ…
それからもう1つ、2010年に行った時も食べたんだけど、ドレスデン名物のチーズケーキEierschecke(アイアーシェッケ)
2010年と同じ店で食べたんだよ。
9年も経つのに全然変わってなかった。
”名前はドイツ語でまだらの(Schecke)卵(Eier)という意味で、焼いた菓子の表面がまだらになることに由来している。店によっていろいろなタイプがあるが、標準的なものは卵の入ったカスタードクリーム層、凝乳(Quark、クァルク)、チーズクリーム、クッキーまたはスポンジケーキ生地などの3〜4層で構成される。”(Wikipedia)
このお店は
Cafe Schinkelwache(シンケルヴァッフェ)
https://www.schinkelwache-dresden.de/
絵画館のすぐそば。
内装も9年前と全く変わってなかった。
紅茶専用のお砂糖も。
2010年にここを訪れた時のことはこちらにちゃんと載せていた。
更に今回は写真の黄色いマフラーのおじさんの席だった。
変わらない店、変わらない味、それを老舗というんだなぁ。
今は行けないから、思いを馳せて。
そして今日はこれからインフルエンザワクチンを打ちに行く。
今まで一度もインフルエンザに罹ったことないし、ワクチンも打ったことないのだが、喘息持ちになってしまい、医者から今年は受けた方が良いと言われまして…
あ~気が重い。
だからこその心躍るネタでした。
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