観ました、「黄金のアデーレ 名画の帰還」!!
写真:Amazon
実際はこんなにドラマチックではないでしょうが、映画としても良かったです。
私ウィーンのベルヴェデーレ宮で見ました…たぶん。
1999年だからまだウィーンに有りましたよね。
いや~この映画を観たらNY行きたいですね。
前回NYに行った時は時間が無かったので、次回はこの「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I」を見に、ノイエギャラリーにも是非。
https://www.neuegalerie.org/
そういえば3月にフランスのクリムトがカナダの持ち主に返還されるという話をこちらでも取り上げたが、ナチスで不当に持ち主から奪われた美術品などの返還は、奪われた作品の数に対しても微々たるものだけど、着実に進んでいる。
現在では下記のようにナチスに略奪された美術品のデータベースが公開されているとのことだ。
2010年10月18日、第2次世界大戦期のドイツ占領下のフランスおよびベルギーにおいて、ナチスによってユダヤ人から略奪された美術品20,000点以上に関するデータベースが公開されている。
Database of Art Objects at the Jeu de Paume
http://www.errproject.org/jeudepaume/
このデータベースは、ニューヨークに本拠地を置く、対独ユダヤ人会議(Conference of Jewish Material Claims Against Germany)と、ワシントンD.C.の米国ホロコースト記念資料館(United States Holocaust Memorial Museum)の共同プロジェクトによるものとのこと。
また2011年5月5日に、英国国立公文書館(TNA)や米国国立公文書館(NARA)、そして欧州略奪美術品委員会(Commission for Looted Art in Europe)等が、1933年から1945年までの間に、ナチスによって略奪された文化財等に関する文書をデジタル化し、ポータルサイトを通じて提供することで合意。
この国際プロジェクトは、ナチスによって略奪された文化財等に関するあらゆる記録資料にアクセスできるようにするために、関連するアーカイブズ資料をデジタル化し、NARAの運営するポータルサイトを通じて利用することができるようにするというものらしい。
このポータルサイトでは、米英のほかにも、ベルギー、フランス、ドイツ、ウクライナ等の機関が参加しているとのこと。
International Research Portal for Records Related to Nazi-Era Cultural Property (NARAのウェブサイト)
http://www.archives.gov/research/holocaust/international-resources/
(引用:カレントアウェアネス・ポータル)
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