イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

教授の品格

2010年02月23日 05時27分42秒 | イタリア・大学
長~い冬休みがようやく終わり、今日から後期の授業がスタートした。
ははは、あまりに長い間学生をやっていなかったので、本業が学生だったこと、すっかり忘れてたわ

ところで、今日はちょっと愚痴…
なので聞きたくない人はここまでで
今朝唯一同じ学科に通う日本人友人と偶然会ってしばらく立ち話をしていた。
話題は先日私が落とした試験の話…というよりも教授の品格!
彼女も同じ試験を受けた。優秀な彼女は当然パスしたわけだが…

日本と違い、ほとんどの試験が口頭のイタリア。
(最近筆記も増えてはいます。なぜなら若い子が文章をかけなくなっているから。)
これってすごく人柄が出る。
今まで試験を受けて分かったが、教授の品格のない教授が実に多いこと…
試験って、落とすためにやるものなんですか?
授業って何のためにあるの?
と思うことが多々

本当にいい教授たちは、生徒の答えが間違った方向に進んでもそれを修正するように導いてくれる。
かと思えば、生徒の緊張感を高めるような威圧的は態度を取る人も結構いる。
露骨に外国人と思って見下してくる人もいる。
友人は私より若干年上なのだが、この教授に「(今更)なんで大学なんか?」と言われたらしい。すごく迷惑そうに…

私もかつて、日本では受けたことがないくらいの侮辱を受けてきた。
そのたび「イタリア語力が不足しているのは事実だし」とか「確かに勉強が足りなかった」と我慢してきた。
でも…例えば日本語を勉強し始めて4,5年の西洋人が、普通の日本人と同じように大学に行っていたらどうでしょう?

強行的な政府の大学再編制には反対だが、こういう教授としての品格の乏しい教授は追い出すべきだと最近は密かに思っている。
人にものを教える立場の人としての品格にかけるのだから…

それにしても、まだまだ道のりは険しいなぁと実感したわけです。
最後まで愚痴を聞いていただきありがとうございました。


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2 コメント

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ありがとうございます。 (fontana)
2010-02-23 16:27:51
Shokoさん

ありがとうございます。
なかなか難しいですけど、本当にそうですね。
発想の転換ですね。
イタリア人ではないのに、母国語のようにイタリア語を操る外国人の話を聞いているとまだまだだなぁ…と思います。
ここまでセンスがあるかは分かりませんが、とりあえず前進あるのみですね。
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外国人 (Shoko)
2010-02-23 09:35:12
Fontana さんもいろいろと大変そうですね。でも、気持ちわかります。
日本人というのは人の考えや態度を気にする傾向があるようで、先生が怖いと緊張したり、やさしいとリラックスしたり。でも試験の結果は、先生の態度に関係ない時が多々あります。先生を楽しくさせる話術で成績を上げるのはどうでしょう。

例えば、年上のお友達が「今更なんで大学なんかに来るの?」と聞かれた時、「この大学には優秀な先生が多くいると思ったからわざわざ来たのです。」とか、「何もかも捨ててイタリアで学ぶのが夢だったから。」などと言う手もあります。

でも、みんなすごいですね。日本語でも大変な勉強をイタリア語でしているのだから。
脱帽、、、、。
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