1770年3月27日、丁度250年前、一人の偉大なイタリア人画家が亡くなった。
「最後の偉大なるイタリア人画家」
「バロック最後の画家」と呼ばれるヴェネツィア出身の画家Tiepolo(ティエポロ)だ。
今年が没後250年だということは、昨年書いたシュトゥットガルト(ドイツ)の展覧会の記事を書いたときに知っていたのに、ラファエロにばかり気持ちがいっていて、すっかり忘れていたところ、イタリアのテレビで命日にティエポロの特番があった。(Art Night)
この番組の中でも言っていたけど、ティエポロは「美術館の画家」ではない。
大掛かりな壁面装飾などが彼の真骨頂故、その場所に行かないと見られないものが多い。
更に、彼の作品はイタリア国内の留まらない。
しかし「イタリア最後の画家」とも言われるティエポロの没後250年という記念的な年にイタリア国内で全く特別展がないとは想像できず(特別展の開催には大抵最低でも2,3年はかかるため、コロナの影響は及んでいないはず)ちょっと探してみたらやはり有った。
MilanoのGallerie d’Italia(イタリア ギャラリー)で10月29日から2021年3月21日までの予定でティエポロ展が予定されている。
Gallerie d’Italiaかぁ…あまり多くは望めないかな?
ティエポロの名声は、ヨーロッパ中に広まり、彼の活動はドレスデン、ヴュルツブルクの王宮だけでなく、マドリッドまで及んでいた。
展覧会のタイトルは、
Giambattista Tiepolo (1696 – 1770). Venezia, Milano, Dresda, Madrid.
Dagli anni della formazione all’affermazione internazionale
(ジャンバッティスタ・ティエポロ。ヴェネツィア、ミラノ、ドレスデン、マドリッドー国際的な成功を手に入れるまでの日々)
と決まっているらしい。
ヴェネツィアは、出身地だから「国際的な成功」とは関係ないが、ヴェネツィア抜きには何も語れない、ということで加えられている。
詳細は不明だが、コロナの影響で中止、なんてことだけはないと良いのだが…
参考:https://www.finestresullarte.info/
最新の画像[もっと見る]
- お札に描かれた人物ー国立公文書館 3ヶ月前
- お札に描かれた人物ー国立公文書館 3ヶ月前
- お札に描かれた人物ー国立公文書館 3ヶ月前
- お札に描かれた人物ー国立公文書館 3ヶ月前
- お札に描かれた人物ー国立公文書館 3ヶ月前
- お札に描かれた人物ー国立公文書館 3ヶ月前
- 金刀比羅宮 特別展「お待たせ!こんぴらさんの若冲展」ーその1 1年前
- 金刀比羅宮 特別展「お待たせ!こんぴらさんの若冲展」ーその1 1年前
- 金刀比羅宮 特別展「お待たせ!こんぴらさんの若冲展」ーその1 1年前
- 金刀比羅宮 特別展「お待たせ!こんぴらさんの若冲展」ーその1 1年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます