イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

Villa Bardiniの藤と花の大聖堂

2019年04月23日 10時00分00秒 | フィレンツェのこと

23日はPasquetta(パスクエッタ)と言って、こちらはお休みです。
Pasquettaは晴れる確率が高いことなどから、街から出て外に行く、ピクニックに行く、というのがイタリアでは伝統的。
多分Pasqua(パスクア)当日のご馳走のせいだと思うんだけど…

私はと言いますと、イタリアに戻って初めての「何にも予定のない日」
ということで明日から仕事だし、家でゆっくりしようと思っていたのです、天気もあまり良くないという予想だったし。
しかし、朝起きて「よし、出かけよう!」と思ってしまったのです。
行き先は、今が見ごろと聞いていたVilla Bardiniの藤を見に。

こんな坂を上って行きます。

面白いドア。これもしかしたら「死者の扉」?
更に上っていくと

周りとはちょっと違う家。

実はこここの人が住んでいた家。

Galileo Galilei(ガリレオ・ガリレイ)
隣の家には、

「1609年にここで望遠鏡で宇宙を観察し、後の木星の”メディチ衛星”の発見をもたらした」という石碑が付いていました。
ガリレオの上からもう少し上がって行くと

Villa Bardini(ヴィラ・バルディーニ)の入り口です。
ヴィラの方は美術館になっていますが、今回はお庭だけ。
お庭と言っても

こんなに広いんです。
実は以前何度か来たことが有るのですが、今回ほど隅々まで見たことはありませんでした。
このお庭、まさに今が旬。
ということで、住んでいた時も今も、この時期は仕事が有るので、なかなかピンポイントに訪れることが出来なかったんです。

かなりの高台なのでDuomoがきれいに見えますが、風が強い。
長い出来ないかと思ったのですが、この後太陽が出て、結局2時間くらいいました。

こちらはヴィラ


お庭に大理石のライオン。顔がちょっとかわいい。


決してスタイルが良いと言えないバックスタイル。ローマ彫刻だったりするかな?

時間が早いのでまだ開店していませんがBarも有ります。
バルディーニ庭園は3つの時代、スタイルの違う庭から出来ています。
中心に有るのがこれ。

1600年代に作られた大きな階段にGiulio Mozziが1700年代に彫刻や噴水を足したイタリア庭園。

下からだとこんな感じ。


先程のBarからの眺め。


ここからもDuomo。
そして一番の見どころへ。
parco agricolo(あえて訳すなら「農業公園」)内にあるこの藤棚です。

今が旬!!(結構風が強かったみたい、この写真)


距離はどれくらいかな?30メートルあるかな?とにかく素晴らしい藤棚です。
ここから暫く藤ショット





ピンクの藤も有るのねぇ…

遠くにDuomo

遠くにDuomo

この時間は割と人が少なくて良かったんです。10時前。
ここを抜けて下に行く。

Duomoが近くなったよ。
園内には



色々な花が咲いています。春だなぁ~
下に行くと

こちらはバラ。



この彫刻も変。

これも…
この庭園にあるもう一つのタイプのお庭はイギリス式で、珍しい英国ー中国風のお庭になっているらしいのですが、ここかな?
そしてぐるっと周ってまた戻って来ました。

やはり風強い。

そして私はこの後上に。



すごく綺麗~
これぞ「花の大聖堂」ではないですか?











バッシバシ撮っちゃったので、載せちゃいます。

このピンクの藤、いいなぁ。



紫でも2種類あるのかな?



この辺で止めておきましょう。

更に園内散策

これが農園ですね。

どの彫刻もなんとなく変なんだよなぁ…

つばきはほとんど終わりでした。

これはあじさい?

と思ったらこれはViburno、ガマズミというそうです。

彫刻はやっぱり変。
天気も良くて気持ちがいいので、ゆっくりしたい庭園です。
私が出る頃には結構人が入っていましたけど、フィレンツェの中心部はものすごい人なので、喧噪を避けてゆっくり街を眺めてみてはいかがでしょうか?

https://www.villabardini.it/villa/



最新の画像もっと見る

コメントを投稿