イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

Firenze centroから少し離れているけどお勧めのBar

2011年10月26日 03時26分35秒 | イタリア・食

ギネスブックに、世界一早くコーヒー(エスプレッソね)を入れられるバリスタが登録された。
そのバリスタ二人はミラノにいる。
と昨日夜のニュースで言っていた。
なんと6秒に一杯、1時間に623杯!?ですってよ、奥さん!
1人はサルデーニャ出身のイタリア人、1人はエクアドル人。
勤め先までは教えてくれませんでしたが、きっとミラノでは有名なんでしょうね。
速さだけではなく、味も上々とのことです。

さて、イタリアと言えばBar,Barと言えばイタリア(?)ですが
イタリア人にはマイ・Bar(mio barが正しいか?)というのが存在するくらいこだわりのある場所の一つ。
私などもともとお茶で育った人間には、さすがにまずい時は気がつきますが、違いがそれほどわかりません。
まぁ、だからってお茶の違いが分かるのか、といわれればそれもどうでしょう???

イタリア人はコーヒー一つとってもまぁとにかくこだわる。
まぁイタリア人は得てして変なところにこだわる人、多いですけど。(失礼!)
「熱々」とか「泡なし」とか、まぁとにかくうるさい(失礼、失礼!!)。
一人ひとりの注文に忠実に答えられるバリスタはれっきとした専門職。
ニュースで、”バールマン”と言っていたのにはちょっとがっかり。
何でも英語にすればかっこいいと思うのは大間違い
彼ら(やはり女性は少ないなぁ・・・)のプロ意識にはいつも感心しています。

Caffe'もさることながら、Barを訪れる楽しみのもう一つはpasta
Pastaはパスタでもスパゲッティー類ではなく、クロワッサンやシュークリームなどのお菓子類の総称。
小麦粉を使った製品、というところからきているのか、イタリア語を勉強し始めた頃、授業でpastaが複数になる(paste)時はお菓子のほうを指す、というのを習ったことを今でも覚えている。
今日はそんなPastaのおいしいBarを3軒。
それもFirenzeのcentro(中心街)からちょっと離れた場所をcentroに近い順にご紹介します。

まずこちら
既にこちらでも何度か紹介しているチョコレート屋Andrea BianchiniのBar&Pasticceria
 
Via V. Gioberti 61 - c/o Le Nove Botteghe - Firenze
コーヒーにクッキーがついてきた
もちろんこちらでクッキーやチョコも購入できます。

そして以前からず~と気になっていたのですが、今回友人が持ってきてくれたクレアにも載っていて、
彼女が「是非トラムに乗りたい」というので行ってきました。
トラムに駅から乗ったら3つ目のPaolo Uccello(パオロ・ウチェッロ駅)で降りると右前方に

こちらの建物の1階
  
このフィレンツェらしからぬ(失礼)高級感溢れる店構え。

まぶしそうな顔の犬。

Martynez
Piazza Paolo Uccello 16-17-18
055714571
6時~20時 無休
www.martynez.it.

おいおい、名前なんて読むんだ?
マルティネス・・・イタリア語じゃないじゃん。
何々、”コートダジュールのリゾートがコンセプト”!? Bo!
店内の様子は↓

真っ白~!
掃除が大変そう・・・
しかし、おいしそうなお菓子が並んでいます。

なんですか、このシャンデリア???
でも値段は普通。

数あるお菓子の中から、とりあえず定番のこちらを選んだのはもちろん定番の方が他と比較しやすいため。
しかし、このクロワッサン、めちゃめちゃおいしい!
今まで食べたクロワッサンでもかなり上位に入りますよ~!!
卵をたっぷり使ってあるのか、他より黄色いのが特徴。
おフランスの味がする~!!(コートダジュールですからね)

ちなみにBarではbancoと呼ばれるカウンターで飲む、食べる、
もしくは頼んで出てきたものを自分で席に運んで飲食する場合と
席で注文し持ってきてもらうのでは値段が倍くらい違います。
けっしてぼられているわけではありませんのでご注意を。
(もちろん変わらない店もありますが)

そうそう、忘れてはならないのは、このBarトイレがイタリアと思えないくらいきれいだった。
(さすがに写真は撮りませんでしたが)
正直、そこに一番感動していたりして・・・

そして最後の3軒目はFirenzeと言ってもバスなら30分、電車で15分のSesto Fiorentino
こちらにイタリアに来ると必ず友人が寄るBarがある。
(多分去年も紹介したと思います。)
いつもジノリのアウトレットに行ったあとここに寄っているのだが、今年は4時ごろ訪れるとシャッターが閉まっていた。
調度顔を出した上に住む人に「何時から開いているんですか?」と聞くと
「4時じゃない?」とあいまいなお答え。きっとあまり利用しないのね・・・
いや、いきなり下からそんなこと外国人に聞かれてびっくりしたのかも。
すっかりイタリア人化している私です。
諦めきらなかった私たちは、別の支店(ここが本店だったのかも)へ

幸いこちらは開いていました。

Picchiani
via Verdi 108
0554493023
www.picchiani.it/com
こちらのお店は
7.15-14.30 16.00-19.30
ランチ 12.00-14.00
祝祭日 7.15-13.00,16.00-19.30


ここにもおいしそうなお菓子がいっぱい!!
しかし友人の目的&お勧めはなんと言ってもCantucci(カントゥッチ)
皆さんもご存知のVin santo(ヴィンサント)と一緒に食べるちょっと固めのビスケット。
もともとはPrato(プラート)が発祥なんですよ。
噛んだときに「カリッ」と言った軽やかな音が鳴るために、小さな歌という意味であるCantocciがCantucciと変化したのが語源(wikipediaより)
なんて、ちょっとかわいい・・・実際は「ガリッ」とか「ボキッ」って感じですが。
ちなみにVin santoは甘くて飲みやすいですが、アルコール度数は結構高いので飲みすぎにはくれぐれもご注意を!
ものによっては歯がかけるかと思うほど硬いものもありますが、ここのは日本人好みの固さ。
それに小ぶり。
250グラムで5ユーロ。

買い物前にせっかくはるばるやって来たのでお茶とお菓子を

手前はミニチーズケーキ(実は去年も食べておいしかったので友人が)
私は奥のセミフレッド・・・セミフレッドって何?
あ~本当に知らないことばかり。人生日々勉強な~り。
いまいちよく分からずに食べていたけど・・・半分冷たいお菓子って?
スポンジケ-キとアイスクリ-ムと組み合わせたデザ-ト菓子、なんだそうです。
お店の人には「ちょっと待ったほうがいい」と言われたのに・・・食べちゃった。
だって我慢できなかったんだもん・・・ってあんた子どもかい?

ダイエットとは程遠い生活を続けております、はい。
Barはイタリア人の社交場(言いすぎ?)です。
日本のように新聞配達のないこの国ではBarに置かれた新聞を読んでいる人もいます。
是非色々なBar体験をして、マイBar(だからmio barだろ!)を作ってみてはいかがでしょう?
3日も通えば、言わなくてもお好みのものが出てくるようになりますよ。
(どcentroの有名店ではちょっと難しいかもしれませんが・・・)



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