珍しくすごくペース良いですね。
まぁ他にすることもないし、外に行くほど元気もないし、次の旅行も迫っているので…
2日目の夜は、楽しみにしていたRoyal Opera Houseでのオペラ。
これねぇ…とにかく高いんです。
今まで見たオペラの中で一番。
日本並みの料金です。
まぁ全てが、ではないんでしょうけど、安い席、全然残ってなかったんですよね。
場所もそれなりですけど、それでも私が調べた時、一番安かった席、126ポンドで21,000円でした。
いつも15ユーロ、2000円弱の席ですからねぇ…
ということで勿論楽しみにしていました。
チケットはネットで予約できますが、受け取りは窓口で。
チケット売り場は裏の入り口、Covent Gardenに面した方です。
買った時のカードが身分証明書代わりで、引き取りの時に必要になります。
この日は演目がIl Trittico、4時間コースだったので始まりは18時半から。
こうなると夕食いつ食べるの~という感じですが、食べちゃいました、その前に。
この日は名物フィッシュ&チップス
美味しいと評判でオペラ座のそばのお店を選びました。
う~んお店の雰囲気と自分の恰好が合わない…
そんなラフなお店でした。
これが定番のフィッシュ&チップス
う~ん、名物に美味しいものはない、とはよく言った。
衣はたしかにサクサクだけど…ほとんど食べなかった。
何でも普通のフィッシュ&チップスには冷凍の白身魚(タラだよねぇ?)。冷凍だから…いまいち。
ポテトは美味しいけど、こんなに食べられない。
ということで、食いしん坊の私でも完食できず。
もう少し若い頃だったら行けたかも?
もう2度とフィッシュ&チップスを食べることはないでしょう…
評判のお店では有りますが、私が食べているときに入って来たイギリス人(たぶん)のおばさまたちは
メニューを見て退店
「高すぎるわよ~」と去り際に店員に言っていました。
確かにね。でも大きな声で言いながら出て行くってどうなの???
でもロンドンでこれ以下のお店って有るのかな?
敢えてお店の名前は書きませんね。
お腹いっぱいでオペラ座に戻ります。
わぉ~さすが
こちらが正面の入り口。
立派ですねぇ~
入り口で荷物検査が有ります。
まだ席には入れないので(30分前から?)ちょっとぶらぶらしてみます。
すると
何ですか、ここは~
すごいバーカウンターです。
のども乾いていたので、ちょっと高いかな?と思ったけど、スパークリングワインでもと頼むことにしたんですが、
何を思ったのかスパークリングワイン(イタリアなら絶対「プロセッコ」で済むのに)と言おうと思いながら
「スパークリングウォーター」と口走っていました。
あ~あ、とすぐ思ったけど訂正もできず、まぁいいかと思っていたら出てきたものは何故か
氷が入った白ワインとレモン炭酸水???
なんでこうなったんだろう???
よくわからないまま飲みましたよ。
この炭酸水で白ワイン割って。
なんか妙に美味しかったですけど、私の英語力のせいなのかな???
相手もアジア人(日本人以外)だったんですけど…
あれ?もしかして今これ読み直しながら思ったけど、私「スパークリングワイン」って言ってたのかな?
で、これ?えええ~
この日の席はStalles Circle RightのAということでイタリアだとPalcoかな?
平土間のすぐ上ですが、とにかく脇です。
でもステージ近いです。
ひっさしぶりに歌い手の表情が分かる、生声の聴ける位置でした。
私今まであまり考えたことがなかったんだけど、いくら天井桟敷の方が音が良いとはいえ、やはりあの位置だとマイクを通してしまっているので、微妙な感じは伝わらないんじゃないかって。
特にこのROHはその音響設備があまり良くないと書かれていたので、今回は近い方を選びました…というのは翌日の当日券の話なんですけどね。
いやいや、とにかくすごかった。
このチケットの高さでほぼ満席。
ドレスコードはかなり緩い感じで、平土間でも結構ラフな人いますね。
私の隣のおじさんはGパンだったし。(両隣お一人男性。かなり通な感じですが)
PucciniのIl Tritticoは3つの全然関係のない作品がくっついているわけですが、私は最初の2つが良かったですね。
最初の2作品が悲劇ですからね。
特に先日フィレンツェで聞いてウルウルしちゃったSuor Angelicaは良かったですねぇ~
またウルウルしてたんだけど、なんと隣のGパンさんも涙していました。
いやいやとにかく最高でした。
ただ2つばかりのアクシデントをのぞいては…
まず1つ。
イギリス人、すごくお行儀が良いんですよ。
始まる前(から)にスマホいじってる人が皆無です。
勿論上演中に携帯が鳴る、なんてこともなかったんですが…
それこそSuor Angeliaが始まる時のこと、指揮者が式台に立っているのに、斜め後ろの女性がメールを打っていたんです。
ちょっと目障りだなと私も思っていたのですが、私の後ろの女性が何と言ったのかは分かりませんが
「携帯しまえ!」みたいなことを言ったんだと思います。
すると注意された女性は何か言い返しました。
その後、なぜか叩き合いの喧嘩が始まったんです。
何で?いい大人が?叩いてるよ…
見るに見かねて隣のGパンさんが「いい加減にしろ!」みたいなことを振り向いて言って、なんとか治まりましたが、驚きましたねぇ…
次の休憩の時、反対隣の男性に
「いや~びっくりしたね。前じゃなくて後ろで劇始まっちゃったもんねぇ」みたいなことを言われました。
残念ながら、気の利いた答えを返すことはできませんでしたが。
更にこのSuor Angeliaは呪われていたのでしょうか?
途中仕切りが上がるシーンが有ったのですが、なんとそれが途中で引っかかったんです。
ひぇ、と思ったものの、歌手やオケの人たちは平然としていました。
でも、ベニヤでできた部屋の壁だった仕切りが途中で「バキッ」となって、上から大きなねじみたいなものが落ちて来たんですよ。こわっ。
オペラはそのまま進み、仕切りは途中で停止。
どうなるの?と思っていたら一度下げてやり直したらなんとかスムーズに上がったんですけど…こわこわ。
一流の劇場でこんなこと、有るんですね。
4時間の間2回の休憩が入ります。
この間に予約していた方は食事とかしています。
私はさっきの失敗があるので、もう飲み物はいいや…と思っていたら、なぜかアイスクリームを食べている人がいっぱい。
どこで売ってるのかな?と思ったらなんとプログラムを売ってるところでした。
5種類くらい有る中から
イチゴ
レディーボーデン風のしっかりした味。
ジェラートではないですが、美味しかったです。
3ポンド…600円弱なら安いかな?
オペラが終わったのは22時半ごろ。
その後地下鉄に乗って帰っても全然問題なかったですね。
ということで、翌日当日券に並んでLa Traviataも見たんです。
私は一応チケット発売開始の1時間前9時頃劇場に到着していましたが、4番でした。
時期に寄るんでしょうけどね。
チケットは68枚とか64枚とか60枚とか言われていました。
とにかく60枚くらいと考えた方が良いようです。
席は確認はしなかったのですが、所謂天井桟敷のAmphitheatreと前日と同じStalls Circle Ringhtの2種類と聞いていたので、
まずAmphitheaterの一番いい席を聞いたら、かなり上で40ポンドだったので、
Stallsの一番いい席の料金を聞き、こちらは50ポンドだったのでこちらにしました。
上がどんなだったのか知りたい、という気持ちも有りましたけどね。
前日と丁度向かい側になる右側、でも前から3列目なので、視界はかなりさえぎられています。
でも前日の半分以下の料金ですからね。
いやいや、この日も良かったですよ~
連日満席ってすごすぎますよね。
そんなこんなで2番連続遅くなったりしたのが、この不調の原因でしょうかね???
とにもかくにもチケットの値段もですが、レベルも今世界一ではないでしょうか?
1月に観たNYのメトロポリタンもかなり良かったですが、
なんですかねぇ、やはり地元感が強いのはこちら。
友人の歌をやっている人に話したら、「やはりオペラはヨーロッパの文化だからね」と言っていましたが。
現在の首席指揮者のイタリア人も良いですよ~
全身で指揮してる、楽しさが伝わって来ましたね。
多少無理してでも是非足を運びたい、そんなオペラ座でした。
こうして2日目終了~
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