イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

Pitti Uomo 前夜祭

2014年06月17日 23時03分51秒 | フィレンツェのこと

昨日の晩ですが、今日から始まったFirenzeで一番大きなファションのイベントPitti Uomoの前夜祭ということで、アルノ川の水上で水と火を使ったショーが行われました。
小雨交じりでしたが、一時間前から場所取りして行ってきました。

いやいや、これが昨日の夜じゃなかったら絶対行かなかったのですが、昨日の日中とりあえず無事音楽史の試験は終わったので、出かけることができました。
前回の試験から2ヶ月有ったのですが、前にも言っていた通りレポートもありました。
これ有料で添削までしてもらったのに、なんと教授はこの点には触れず・・・

話は試験のことになりますが、朝9時に行くも教授は遅刻。
10時、ようやく到着。
生徒の多さにびっくり!
って予約リスト見れば70人いたことは知っていたでしょう?
当日来ない人もいたのですが、50人以上はいる。
実はこの教授、既にうちの大学に席はなく、海外に行っています。
ということで今回はわざわざ試験のために戻ってきていて、これが最後の試験。
泣いても藁っても一日勝負。
ということでもちろん普段より生徒の数は多いはず。
これだけいたら1日では終わらない、ということでなんと急遽筆記試験に変更。
筆記と言っても選択問題の試験なのですが、クイズって外国人にとってはとっても不利。
考えても見てください。
日本の試験も選択問題って、必ず答えにひっかけが有るじゃないですか、それに引っかからない自信ないです。

9時に大学に行き、筆記試験が始まったのが12時少し前。
そしてほとんどの生徒は、この教授ともう一人の教授、合わせて12単位必要なのですが、私は学科が違うのでこの教授の6単位だけでいいということで、筆記だけではなく、口頭試験も行われることになり、結局終わったのが3時。
一日掛かり・・・
筆記の成績は合格ギリギリ。
やばいなぁ。私だけ?と思っていたら結構イタリア人も成績が悪かったみたい。
そしてひたすらみんなが筆記試験を終えるのを待ち、口頭試問。
結果・・・
「語学の困難は分かる。だからちょっと混乱している部分も有るみたいだけど、すごく勉強したことは分かるので」ということで点数を上げてもらえました。
いやいや、教師としてこういう評価は正しいと思います。

口頭試問は辛いけど、すごく人間味のある試験だと思います。
いやいや、予約した時は2番だったから、試験を無事に終え、買い物して帰り、午後はいつも通り図書館で次の試験の勉強、と思ったのに、その気力は有りませんでした。
それでも元気を振り絞ってこのイベントには行ったんです。
本当は止めてさっさと寝ようかとも思ったのですが、Andrea Bocelliの生声が聞きたくて・・・
<!-- 2014 Pitti Uomo前夜祭 -->


ここには終盤近くの花火の映像しか載せていませんが、他にも色々水面のショーがありました。
少し写真や動画を撮ったのですが、ちょっと分かりにくいなぁ、ということでこれだけにしておきます。

そして楽しみにしていたAndrea Bocelliが・・・聞こえない。
彼は昨晩からライトが替えられたPonte vecchio(ヴェッキオ橋)の上で歌ったのですが、全然聞こえかった。
スクリーンにかろうじて歌っている姿は映っていたものの何を歌ったのかすら分からなかった。
そしてなんと1曲だけでした・・・やはりお金出さんと駄目ね。

そんな感じで怒涛の一日が過ぎ、またいつもどおり図書館通いが始まりました。
次回は2週間後!?
それも前回落とした教科を今度は違う教授で、ということで結構きついです。
それが終わったらつかの間のお休み~と言っても今年は帰国しません。
先日数年前に大学を卒業した友人も言っていましたが、彼女も卒業前の一年半は帰国しなかったと。
私も今の段階では、一応卒業まで帰らないつもりです。(帰らなければいけなくならなければ、ですけど)
8月イタリアで過ごすのは、イタリアに留学した最初の年、2004年以来初めてなので、暑さに耐えられるか心配。
私が行っている図書館は7月半ばからお昼までしか開けてくれなくなっちゃうしなぁ・・・
日本には帰りませんが、夏しか出来ないことをして密かに夏休みを過ごす予定・・・ってだったら帰っても変わらない気がするんですけどね。

ではではまたしばらくご無沙汰してしまうかもしれませんが、元気ですのでご心配なく。



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