今日はこちら祝日です。
イタリアが”共和国”(Repubblica)になって今日で70年です。
しっかし、朝から天気悪いわ…
さて、前回ちょっとCarlo Crivelliに言及したところ、やはり少しVenezia派について調べたい、と思ってここ数日色々調べていました。
しかし、とにかく資料が少ない。
そうですねぇ、ここはフィレンツェですからねぇ。
日本語の資料も1冊ピーター・ハンフリーの「ルネサンス・イタリア絵画」という本が有ったのに、前回「これはもう読めないな」ということで日本へ持ち帰ってしまってここにはない。
他に何かないかなぁ、とあさっていたら、ゴンブリッチの「美術の歩み」のコピーを発見。
これを読み始めたら、面白いのなんの。
いや、これ昔一度読んだはずなのに、全然頭に入ってなかった…それなのに今は。良かった、ちゃんと勉強したんだな、私。
いやいや、それはどうでもいいんだけど、ということでヴェネツィア派からネーデルランドへ興味が広がり、今それをちょっと調べています。
ということで、今日は前振り
実は4月の半ば、念願のFenice歌劇場にオペラを観に行ったんです。
最近お気に入りのLuca Grassiというバリトンが出ていることもあって。
更に私は知らなかったんだけど、この日の指揮者、Nello Santiという巨匠でした。
84歳で現役って…素晴らしい。
しかし、この日私は最悪、最低でした。
たぶん軽い熱中症にかかってしまったんでしょうね。
ヴェネツィアについて、まずこちらも念願だったTorcelloへ行ったんです。
ここ良いですよね~あのモザイク。(残念ながら写真撮影不可)
天気も良くて、最高~のはずだったんですよねぇ。
その後Buranoで寄り道して…
でもお昼抜きだったんです。
私、美術館などを周っていると、時々食べることどうでもよくなることが有るんですよねぇ。
こんなに食いしん坊なのに…
で、本島に戻ってバーカロで一杯。
これが悪かったんでしょうね、ホテルに着いたら、喉からから、頭痛、吐き気…
オペラ始まるまで2時間くらい有ったので、昼寝…しかし、おかしい、体調が復活しない。
気分が悪い、でももう2度とFeniceには行けないかもしれない…
ということで、途中退席になってもいい!ということで行きましたよ。 (念のためビニール袋も用意して)
結果的には途中で何とか復活。途中退席もなかったです。
でも1幕は無駄にした感じ。全然集中できなかったし…とほほ、リベンジしたい。
普段から私あまり水を飲まないので、たぶんそれが悪いんですよね…皆さんもくれぐれもお気を付けを!
で、翌日もしまだ体調がおかしかったらそのままフィレンツェに帰るつもりだったんです。
なぜなら翌日からベルギー&オランダ旅行が控えていたので。
しかし、翌日は完全復活。
予定通り2つの展覧会に行きました。
この話をしたら友達に完全に呆れられました。
1軒目はConegliano
こちらでは
I Vivariniという展覧会をしています。(好評につき、会期延長になりました。7月17日まで)
この人たちの話は、今調べていますのでちょっとお待ちを!
この展覧会の入り口にこんな興味深い絵が有ったんです。
これ、この写真だと分かりにくいんですけど、ヴェネツィア派と呼ばれる画家たちの流れが木を使って描かれているんです。
すごく良くできてるので、ここからちょっと調査をしたい!
ただこの展覧会でカタログ買えなかった、買わなかったんですよ。
現金しか使えなかった、ということも有るのですが、撤退を考えて今は極力本を買わないように心がけています。
だって重いんだもん!
でも、色々調べるとなると買った方が良かったかなぁ、買うか?と検討中です。
とりあえずこの展示会に合わせて発売されたArt Dossierという雑誌が有ったので、先ほどそれを買ってきたので、それを読みましょう。
この展覧会会場にも人はほとんどいなくて(平日ってことも有るんですけど、どこ行ってもこれだよ)作品見やすかったです。
じっくり鑑賞したあと
あはっ、また飲んでる。
元気になるとすぐこれだ!
こういうタイプのサンドイッチってこのエリアだけ、という気がします。
いや、フィレンツェあたりでも見かけるんだけど、なんとなく食べたくないのは何でだろう???
この後はConeglianoからVenezia方面に戻ってTrevisoです。
Trevisoも久しぶりだなぁ…
向かったのは
El Grecoの展覧会。
ここにも人はいませんでした。
今から10年以上前、ここで印象派の展覧会が有った時は、身動きできないくらい人がいたのに…
ここを見終わったあと、実はTrvisoに来たのは展覧会よりこちら
Tomaso da Modenaのフレスコ画
これも詳しくは…いつかきっと。
更にもう1軒行ってます。
TrevisoのDuomoに有る、1520年にTizianoによって描かれた、L'Annunciazione Malchiostro(マルキオストロの受胎告知)
Malchiostroは寄進者の名前ですね。
Tizianoの作品の中では評価が低いものですが、受胎告知の新しい構図を作った重要な作品。
Lorenzo Lottoのこの作品が
このTizianoから影響を受けているのは確かです。
この作品はお金を入れると電気が付くようになっています。
幸い私が行った時はグループがいて、助かっちゃいました。
この日の予定はずべて終了。
Venezia Mestre駅の前に有るレストランで水分補給
ってビールですけどね。
フィレンツェでは
ビビンパをテイクアウトして帰りました。
ということで、次回はヴェネツィア派の詳しい話…出来るかな?
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