今日は別のことを書こうと思っていたのだが、ラジオのNHK FMを聞いていたら、なんとミラノスカラ座の2019年12月7日、シーズン初日のTosca(トスカ)が流れて来た。(オペラ・ファンタスティカ)
NHK、お金あるねぇ~
ボリューム上げて聞いてます。
ということで、そのお話を。
シーズン開幕でトスカが上演されるのは、スカラ座始まって初。
そして今知ったけど、今回はトスカが1900年ローマで初演された時のバージョン。
普段気にしてなかったけど、最近はカットされた演奏が多いらしいのだが、初演は当然だけどノーカット。
だから今回は普段よりちょっとだけ(およそ1分)長め、なんですと。NHKの説明役に立ちます。
今日の放送は、12月7日、シーズン初日。
スタンディングオベーション約15分鳴りやまなかったAnna Netrebko(アンナ・ネトレプコ)のトスカ。
とにかく評判が良かったので、私も生で聞けるのを本当に楽しみにしていた。
それなのに、前日スカラ座からメールが。(オペラ座のオフィシャルサイトでチケットを買ったから。)
si comunica che, a causa di un’indisposizione, Anna Netrebko è costretta a cancellare le rappresentazioni di Tosca del 19 e 22 dicembre.
Due to a sudden illness, Anna Netrebko is forced to cancel the two performances of Tosca on 19th and 22nd December.
なに~
主役のトスカ、初日のアンナ・ネトレプコが出演できない!!
体調不良かぁ~く~!!残念。
まぁ、体調不良なら仕方がない、って思っていたのだが、その後ミラノ人たちが話しているのを偶然聞いびっくり。降板したのは、契約金の問題、とか。
真相はいかに?
さて、今回チケット取るのにすごく苦労したことは既にお話しましたが(こちら)、当日は満員御礼。
上から見た限り空席はほぼなかった。(下の写真は開幕10分前)
私の席はseconda galleria、最上階。
予想通り、乗り出しても見えないのよ~
今回の舞台は、スカラ座の舞台の特徴をフルに生かして、2段舞台を使ったり、舞台を回転させたりしてたのに、それも半分くらいしか見えなかった…
でも、やはりスカラはスカラ、最高。
歌、演出も最高だし、舞台にもお金かかってるしねぇ。
代役とは言え、Saioa Hernández(サイオア・エルナンデス)も悪くなかったよ。
でも、トスカって周りを固める男性陣が魅力的だと思う。
特に、スコルピアが好き。
食事用のナイフで刺されたくらいで死なないでしょう、といつも思っていたけど、今回はちゃんと(?)首も絞めてた。
Luca Salsi(ルカ・サルシ)、良かったわぁ~
(某新聞社の評価は7.5/10だ。)
思わず聞き入ってしまって手が止まる。
お聞き逃しの方はこちらから聞くことができます。
Tosca - Teatro alla Scala 2019 - Netrebko - Meli - Salsi - Chailly
2016年3月に東京、サントリーホールで行われたアンナ ネトレプコのリサイタルに行ったことがあります。ご主人と二人のリサイタルでした。私、実はその時共演したご主人(ユーシフ・エイヴァゾフ)の大きな響き渡る歌声の方が印象に残っています。
トスカは2017年6月 アンジェラ ゲオルギュー主演のパレルモ マッシモ劇場の兵庫県芸術文化センターでの公演でした。トスカ役がお似合いのオペラ歌手ですね。
アンナ・ネトレプコ、日本で聞いたなんて羨ましいです。
私はこのトスカが好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=Xp-6NJO4GJ4&list=FLxRP-q6ovxloNRdog9578Ug&index=35