イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

こういうボランティアもありだよね

2011年05月06日 22時58分53秒 | イタリア・イベント

長い長いと思っていた1週間。
明日は別の用事が有るので、Fiera仕事もあと1日となりました。

おととい、友人が「素敵なストールを見たよ」というので、仕事が終わって2人で見に行くと
ひえ~、いいなぁ。
 
でも高そう。
友達と「高そうだねぇ・・・」と言い合っていると、親切なスタッフが説明してくれた。
話を聞いてみるとどうやらそうではない。
一番安いのはコットン100%で10€。
コットンとシルク50%ずつのものが13€

↑こちらのシルク70%コットン30%が16€
と全然手に届く値段。
しまった、決められん・・・ということで実は私本日3日目でようやく決心。
しかし、お昼に2枚買って、帰り1枚買ってしまいました。
更にスタッフの人には「また来るかも・・・」と
だって本当に素敵なんですこれ。

実はこれらOxfamという
「世界98カ国で貧困を克服しようとする人々を支援し、貧困を生み出す状況を変えるために活動する民間の国際協力団体。」
のイタリア支部(Oxfam italia)の活動の一環で、ベトナムの貧しい人たちが作ったストールなんです。
Oxfamは日本にも支部があるけど、日本ではこういう販売活動はしていないみたい。

実はこの日の昼間「私、ヤギを買った。」とイタリア人が言ってきた。
「ヤギ???チーズ?」と聞くと説明してくれたのが、この団体の活動。
日本語サイトではオックスファム・アンラップト(国際協力ギフト)として紹介されている。
要はお金で寄付するのではなく、ものが直接必要な人に届くシステム。
彼女は貧困にあえぐ国に、ヤギを送れる寄付をしたわけだ。

このカラフルなストールは、Oxfamがベトナムから直接仕入れている。
Commercio Equo(公正な取引)といわれ、貧しい国の産物を直接仕入れ、売っている。
その一環。(ショールのリスト)
売上金の何%かが寄付されるのかなぁ、と思って調べてみたけどどうやらそういうことではないらしい。
どちらかというと、仕事を与え、生活を潤わせるという趣旨が強いみたい。
(イタリア語のサイトを隅から隅まで見たわけではないので、違っていたらごめんなさい)

私、今回の地震が起きるまで、こういうことに本当に無関心だったと思う。
日本人はとても豊かになったけど、心はどうか?
ちょっと自分自身が恥ずかしい。

実際ボランティア活動をすることは難しくても、こうやって自分で出来ることを何かをして行きたいと思う。
というよりこのストールなんか、この値段で手に入れられてありがとう!!
私は、誰かを助けているという気持ちなく、大満足!!

実物は本当に素朴で、1枚が本当に色も風合いも色も若干違う。
出来れば「全色くださ~い」と言いたいくらい・・・それは行き過ぎ
でもすごくいいものなので、この夏の日本への手土産にもう数枚買おうかと思案中。
ベトナムからだけどいいですか?
欲しい方は明日中に言っていただければ、買っておきますよ~!

色々質問したらスタッフが冊子をくれた。
そこには彼らがどんな国の人とどんなことをしているかが書いてあった。
最後に
「読み終わったら(この冊子を)捨てる前に、私たち(Oxfam)に興味があるお友達に渡してください。」
とあった。
さて、誰に渡そうかしらん?



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2 コメント

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そうなの? (fontana)
2011-05-09 16:32:12
紅子さん
そうなの?反対に価格が下がると思っていたのに・・・
世の中にはまだまだ知らないことが色々あります。日々学習です!(^^)!
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フェアトレードですね~? (紅子)
2011-05-08 22:56:42
fontanaさん
コーヒーなんか、最近盛んに叫ばれていて、
そのためもあって、価格が高騰してくるみたいですね~。
何にせよ、ボランティアも仕事も、勉強も、できるところから少しずつ、ですね^^
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